PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

TG677:NRT-BKK エコノミー

私は行く。偉大な天使の都へ。ポケットにうさぎカード入れて。

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出発はいつもの通り、「偉大な天使の都」から見たら辺境の地になる成田。到着したのは離陸5時間前。世界一資産が多い君主の統べる王国の首都へ行くのは久しぶり。A380も久しぶり。舞い上がっています。

 

それでも日本で最も設備が整った空港。いろいろと時間のつぶしようはあります。飛び込みで髪結いに行って、

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ほんの少し、アートな気分になって

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シャワーを浴びて、熱帯雨林気候の冬に完全対応。

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朝夕は20℃程度まで冷え込むそうですから、注意しないといけません。油断すると凍死者の仲間入り。

 

そして軽く腹ごしらえ。ターミナル1には南にも北にもあるTully's。

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結構繫盛していることには驚きましたが、客層も東京の街中とは全く違います。

 

旧姓南ウィングは、言わずと知れたスターアライアンスのユーラシア前線基地。日本を代表する航空会社のANAがホスト役。何といっても、the only Japanese airline with a 5-star rating(ANAのサイトからコピペ)で、Mindful of our 5-star status and always thankful to our customers, we will not let this great honor allow us to rest on our laurels.(同じページからコピペ)と仰々しく意味不明な志が高いANA。世界最大の航空連合の拠点の司令官として相応しい発言内容です。

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東京圏の住民の人気も上々。いつも混んでいるターミナル。

 

タイ航空の地上ハンドリングはもちろんANA

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今回改めて気が付いたのですが、何かにつけて「今、あなたのためにできる限りのことをしています」と表現するのがANA流。特別なことは何ひとつ行わないにもかかわらず、そう来るので白々しく感じますが、ANAの顧客は鼻に付かないのでしょう。やることはしっかりやるので、愚痴レベルの文句ですが。

 

セキュリティチェックは混んでいませんが、せっかくなのでゴールドトラックを使います。作り物感が素晴らしいゲート。

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成田だけではなく世界的な話ですが、空港の上級会員向けのゲートはどうして安っぽいのでしょうか。大規模ショッピングセンターの子供向けイベント会場のようです。

 

出国審査も混んでおらず、あっさり通過。混む混まないに関わらず、パスポートのページを節約するために自動審査で。

 

ゲートから近いラウンジはこちら。今日もネタ拾いのため入室。まんまんちゃんあん。

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バベルの塔Genesis 11:1-9)放棄後の世界といった趣のANAスターウォーズに飽きたら、次は是非、バベルの塔で行きましょう。はるかに仰々しくてANA向けだと思います。

 

反面、ワイン(セレクション、サービス)はいつも立派。JALのファーストクラスラウンジでできたように茶化すのは無理。これは皮肉ではありません。

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意気込んで入室したのですが、新たなネタを拾うことができませんでした。残念。探すと見つからないものです。

 

搭乗時間が過ぎたのでゲートへ。長い列。まだ搭乗は始まっていません。

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タイ航空は日本ではアナウンスをせず、だらだらと搭乗を始めることが多い気がします。

 

A380のエコノミー2階席。この小さなキャビンの客は、2階ドアからは搭乗できません。そこは搭乗時、ファーストクラス、ビジネスクラスの専用ですから。1階を延々と歩いてから最後尾の階段を上ります。

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こうしてみると、スペースが贅沢にとってあります。ドアがいちいち大きいからかもしれません。客室乗務員が十分すぎるほど搭乗するタイ航空。ジャンプシートも多いかもしれません。今日は満席でした。しかもタイ人ばかり。

 

IFEは最初に言語選択が来ます。これは使いやすさのポイントだと思います。

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機内サービスは、世界標準。炭水化物乾燥物と飲料。白ワインは南仏の伝統品種のようでしたが、ラベルを確認せず。

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ペーパーナプキンが凝っています。さすがStartrax世界一のエコノミークラス。

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同じく世界一の機内食

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日本発のタイ航空のエコノミークラスは、最近価格が上昇気味な気がするのですが、気のせいですか?エコノミークラスのSkytrax世界一は、パックツアーでも宣伝に使えますからね。

 

一通り終わると、このあたり。

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さっさと食わせておとなしくさせるのは、大切なこと。客からの評価は上がり、保安にも良い効果をもたらします。

 

 コーヒーは、大したことありません。こだわりが感じられません。

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トイレに行く途中で気が付いたのですが、タイ航空はこのカバーを巡航中開いておくようです。

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WiFiは遅くて、実用的ではありません。

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今日はIFEのために、ノイズキャンセリングヘッドフォンを持参。気合を入れてきました。機内誌Sawadeeを隅々までチェックした後でも、2本は余裕。ドイツ映画とアメリカ映画を見たら、こんなところ。キャビンはまだ真っ暗。

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しかしこの後、段階的に明るくなります。着陸前のスナックのため。

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アジアの空はこのスタイルが流行っています。ホットミールには違いないし、食べやすい上、ゴミが少ないため良い方法。

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飲み物は、客実乗務員がコールドドリンクをトレイに載せて回るだけ。そんなので十分。

 

空港の到着案内のビデオが始まります。

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到着は定刻で23:30ですが、少々遅れて23:50頃でした。離陸自体が遅れ、最初の機長のアナウンスであった通りでしたから、予定時間を終始保って飛行したことになります。

 A380は機体の大きさからターミナルの外れに停泊するので、入国までの距離が長くなります。一方、この時刻のBKKの入国審査は込んでいないので、早く通過できるでしょう。公共交通機関が使えるかどうか微妙な時刻です。そんなことを考えながら、足早にターミナルの2階を移動しました。

 Airport Linkは余裕。Makkasanで乗り換えたMRTはぎりぎりでした。地上入口では係員が立っていて、一人一人行き先を聞いていましたから。ともあれ、Westin Sukhumvitにはその日の内に到着。このパターンで旅をすると、長い一日という感じがすると思います。