バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

エーゲ航空のざくろ

まだまだ続く、1月1日ネタです。

 

2014年9月までにMiles & BonusでGOLD会員になった皆さん、今でもエーゲ航空は覚えていますか?

 

エーゲ航空スターアライアンス加盟時(2010年)から騒がれていたのは、ゴールド会員の基準の低さによります。明らかに自社 FFP 会員集めのために敷居を下げていました。独立して地域航空会社として生きるなら、FFP 会員の存在は力強いし、特徴がないと入会してもらえないし、と考えたのでしょう。他の加盟会社にとって相当荒っぽい方法ですが、欧州スターアライアンスの小会社は、結局 Miles & Moreに飲み込まれていますから、大目に見てもらえたことは理解できます。

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Miles and Moreは1993年にLufthansaが立ち上げましたが、2000年以降周辺の航空会社をどんどん飲み込みました。今では、Austrian Airlines (+ Tyrolean Airways), LOT, Adria Airways, Croatia Airlines, Swiss, Air Dolomiti, Luxair, Brussel Airlines, Germanwings の共通FFPです。大ドイツ圏以上の広がりを持っています。黙っていたら、Aegeanも飲み込まれた可能性があります。Air Europaのように大FFPから独立した例もありますが、独自のFFPを使うか、大会社のFFPを使うかの判断は、どういう基準で行うのでしょうか。

 

すなわちスタアラ加盟後のMiles and Bonusでは、最初から数年後の改悪が予定されていたはずです。それでも旧プログラムで4年ほどやっていたわけですから、鼻が利く連中は3年分楽できたはずです。

 

今でもエーゲ航空オリンピック航空に4搭乗してしまえば、12,000 milesだけで更新できます。この敷居の低さはスタアラ随一でしょう。この数字の設定も経営陣が狙った通りのこと。一方4搭乗がないと24,000 milesと、「平均より低めですが、他にもっと楽なところが幾つもある」という条件設定も、エーゲ航空利用を促します。

 最近ギリシャ語だけになっていますが、FFP会員には新サービスの度に、フレンドリーなメールを送ってきますし、組織的な対応は一流です。

 

涙ぐましい努力がありますが、利用した実感としてGOLD会員は稀少種となっているようです。世界の皆さんは、2015年にエーゲ航空を見放してしまったのでしょうか。

 FFPの有利不利だけでは、大切なことを見失います。旅行していて航空会社独自性を見つけた時は楽しいものです。エーゲ航空は客を惹きつけるためできる限りのことをやっており、反復利用する気を起こさせます。

 

例えば大晦日に搭乗すると、ざくろが配られます。季節モノ配布物の一種です。ギリシャでは1月1日に家族が集まって、実を開けるという風習があるそうです。ギリシャ人の知り合いはいないので、本当かどうか知りません。

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ずっしりと重いのですが、日持ちする実なので迷惑ではないのでしょう。まさに異国の習慣に触れることができ、旅の感慨を深めます。

 

意外にレガシーキャリアは、季節物の配布に熱心です。ブログ記事としてまとめられると面白いかもしれないと、一瞬思いました。

 

JALANAだったら、節分の豆あたりでしょうか。Saint-Valentinにチョコレート配布という企画はうれしくありません。チョコ自体はともかく、「ホワイトデーにお返しをするので、連絡先を教えて下さい」などと言うJJJIがいたりして、相当に気持ち悪い展開が予想されるからです。ANAも例のANA英語で説明書きをつくり、「日本の若い世代の習慣」として紹介、国際線でチョコレートを配布したりして、これも相当気持ち悪くなりそうです。キモ過ぎて地獄絵図だわと、季節物配布は想像打ち切り。