パリCharles-de-Gaulle空港は、Air Franceの本拠地。「おフランス」を体現する会社が、ラウンジ整備に力を入れるのは当然。Terminal 2Fのラウンジ再整備は失敗*したようですが、2E と 2Gでは魅力的なラウンジがオープンしたようです。
*Pechedenferもアンケートに協力したのに、残念。
パリCDGターミナル2Fのエールフランス・ラウンジの改築 - バス代わりの飛行機
Flying Blueのゴールド会員は、良く知られているようにエコノミークラスの搭乗時にも、これらのラウンジが利用できます。三井住友クレジットカードの昨年のキャンペーンでゴールド会員になった方々も、これを機にエールフランスの世界を体験されてはいかがでしょうか。きっと魅了されますから。
なお 2E全体が、長距離便用ターミナル。東京便もここから出発します。Hall Lを使うかどうかは、便によって違います。2Gは近距離便用ターミナルで、AFはコードシェア運航便も多いと思います。
Terminal 2E Hall Lでは一部先行開業
1月25日(木)、改装中だった Terminal 2E Hall L のラウンジが、再オープンしました。全面積 3,200 m² という計画のうち 2,180 m² が使えるようになったので、全体の3分の2ぐらい。「10周年を記念した改装」という触れ込みは、改装のための掛け声のようなもの?
AFのサイトによると、改装工事は2018年 6月まで続き、その間はスペースが限られるため、7:00-13:30にはFlying Blue Gold以上の会員でも、招待者を同伴することはできません。
すでにあちこちのメディアで報道されています。例えば
Visite guidée : le nouveau salon business d’ Air France à Roissy
は、Friz Hänsen の家具(https://fritzhansen.com/ja-jp)、Philippe Starckのデザインしたランプ(Noé Duchaufour et Flos 製)という名前もされことながら、色彩感が素晴らしく、Brandimage(Branding Agency | Brandimage |)には脱帽と、最高の賛辞を送っています。
食物の置いてある場所は、地方特産品による演出で cantine のイメージを払拭。ワイン、シャンパンは、2013年の世界最高ソムリエ Paolo Bosso によるセレクション。奥まったところにある分離空間は、« le Club »(VIP用空間)と« Petit Salon »と名付けられ、乗り継ぎ客には便利。
またリラクゼーションスペースとして、トリートメントルームとSauna privatif(プライベート・サウナ)が用意されています。sieste(昼寝)用スペースも、凝りに凝った照明。
合計500 m² の空間が、休息、シャワー、サウナ、Clarinsによる2つのトリートメントルームに充てられています。
2019年にはOrly空港のラウンジが新装オープン、2020年までパリでのラウンジ整備は続きます。
掘立小屋 2G でも魅惑のラウンジ
Terminal 2Gでは、2017年 3月 1日にラウンジがオープンしています。ビジネスクラス搭乗客とFlying Blue上級会員が利用できます。
Nouveau salon Air France au terminal 2G de Roissy CDG - Air&Cosmos
やはりBrandimageの手による 730 m² の新しい空間は、搭乗口**近くに位置します。
**2Gは大きな共通待合ホールから一箇所のゲートを通ります。そのゲートのこと。そこから先は、しょぼい通路をてくてく歩いて各機材に向かいます。今も変わっていないはず。
ラウンジを入ると円形のレセプション。
旅行についてAir Franceの地上係員に尋ねたり、キヨスクでいろいろな情報を得ることができます。***
***人が居れば、普通は人に聞くと思いますが...。カウンターが無人ということが多いのでは?と勘ぐってしまいます。
長いソファー、一人掛けチェア、シャワー室が備え付けられます。
給食空間は de style "brasserie parisienne"(パリのブラスリー・スタイルで)、à la disposition des passagers(旅客が自身で給仕します)。****
****簡単に言うと、ありふれた食べ放題スタイル。
2017年 5月から viennoiseries (ペストリーやクロワッサン)を、パン職人が客の前で調製してくれるとのことでした。実現しているのでしょうか。