PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

知らない世界と縁のない世界:進行する大作に寄せて

今起きていること

10日ほど前に、こんな記事を書きました。

自己紹介にFFP会員レベル? - バス代わりの飛行機

ソーシャルメディアの自己紹介において働く意図を分類したのですが、今までで最も推敲した記事でした。人の反発を怖れたためですが、いじくり回した結果、まとまりなく、締まりなく、面白くなくと、無い無いづくしになるのは当然。

 

しかしそんな駄記事でもインスピレーションを受ける人がいるのですから、世界は分からないものです。

 

その方はさんだーばーどさんと言います。会ったこともない謎の人物ですが、ご本人が言っているのですから、インスピレーションは本当なのでしょう。その結果はPechedenferの記事とは正反対で、筆の勢いは畢生の大作を書いているよう。目下、Twitter で話題となっています。

www.bksbba.com

2月21日にイントロ的な記事のポストがあり、それに続いて怒涛の投稿。今日25日、この記事をポストする時点で(イントロを含めて)11記事。登録する読者がどんどん増えています。この5日間で5割増えたのではないでしょうか。というのも、

 

砂原浩次の「魂の彷徨」はいつまで続くのか、彼のグレートヒェンは出現するのか、予断を許しません。

 

無事完結したら、大河小説になりそうな気配。Pechedenferは、彼女のアポロンだかミューズだかになれそうです。あの駄記事から、どう着想を得たのか全く見えないだけに笑えます。

 

(知らない世界) ⊂ (縁のない世界)

正直に告白します。砂原浩次の一代記、よく理解できません。現実の世界のパロディだということは推測できますが、そこが能力の限界。

 そこで適当な言葉の組合せでgoogleしてみたところ、確かにパロディの元になりそうな文字列が拾えます。それで理解するレベル。Pechedenferにはリテラシーがありません。

 

登場人物も周囲にいないタイプばかりで、知らない世界、縁のない世界でした。折角の大作ですが、理解できたとしても、表層的なレベルで終わりそうです。

 さんだーばーどさんがイントロ記事で、四人の「欧州の風をそよがせる諸兄」として紹介した内の一人、K先生 (Dr K)も同様に tweet しています。ただし先生の方が、Pechedenferよりも世界をよく理解されていたようです。

lim_ken on Twitter: "人物像が固まって、ようやく、お話しが前に進み出した。
謎多きリクマイラーの世界と其の辺縁の姿が今、あきらかになりつつある。
やっぱり無縁だわ。。… "

 

それでも縁なしと断定。Pechedenferにも縁のない世界でしたが、今後関心を持たなければ、知らない世界。要は無知への一歩。

 無知より知が良いのは自明。しかし知る必要がないと忌避する気持ちは、日常生活で珍しくありません。人生の時間は限られるので、これはある程度合理的です。

 

問題なのは、自分が知る世界はごくわずかという感覚がないことです。これって、男女にかかわらず日本老人に多いのですね。若年者より人生経験があると自負する愚か者。その意識こそ、無為に人生を過ごした証拠であることに気がつかない蒙昧さ。JGCに多いとされますが、本当かどうか、永遠に経験不足の Pechedenfer には分かりません。

 

逆に一番良いのは、縁のなかった世界も理解でき、楽しめることです。何も知らないことを感覚的に理解し、今まで無縁だった事を享楽なり、成長なりに変える人たちです。さんだーばーどさんの大作に実ハンドルネームで登場する人物は、そういう方々ばかりに見えます。

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キャビンやラウンジには、砂原浩次と仲間たちのような人物も本当にいるのでしょう。知らない世界ばかりという事実を再認識させてくれました。しかし遠慮したい気分には変わりなく、自分に近い何かに昇華できません。これは資質の問題のような気がします。