バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

BA856:LHR-PRG クラブヨーロッパ 寄附

LHRでは多くのBA便は専用ターミナルである Terminal 5 を使いますが、

Prague, Budapest, Warsaw の東欧三兄弟に加え、東の帝都 Wien 行きは Terminal 3

を使います。旅客はセキュリティを抜けた後、中央の商業エリアで待たされます。出発間近にゲートが表示され、建物の枝葉の部分へ移動します。なるべく金を使わせようという魂胆なのでしょうが、結構慌てるシステムです。

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昔は待合ホールから出る所で搭乗券のチェックありました。今は各搭乗ゲート周辺にも待合室があり、そこに入る時チェックされます。また出発ゲートの表示も早くなりました。

 

Terminal 3でも、BAはラウンジの運営に熱心。The Concorde Roomこそありませんが、Gallery First は魅力的。Terminal 5の同じ名のラウンジより小さいのですが、空いている気がします。

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セルフサービスのChampagne Barは有名ですね。浅ましい方はどこにでもいそうですが、このコーナーは落ち着いています。「シャンパン飲み放題でウハウハ」なんて、死語が思い浮かんだ貴女と貴方、心の中で思うだけにしましょう。

 

食べ物をとってきて、自由に食べることができるコーナー。左手奥にカウンターがあります。ちょうど正午 (GMT) で朝食テーブルから昼食テーブルに変わるところでした。

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携帯で通話する客が涌くのは仕方ありません。マナーの良いものではありません。

 

左側に diningホール。給仕が入ります。良いですね。しかしこれをレストランと呼んでは、お里が知れます。

 

ワインには、こんなモノがありました。サントリー所有という枕詞をつけられることが無くなったChâteau Lagrange。つくりは安定して高いレベルにあります。信頼できるラベル。

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ガラスセラーのボトルは、展示用のようです。ここでは消費されず、Concorde Roomへ行ってしまう気がします。Vincent Girardinもありました。

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外は良く見えますが、Terminal 5のラウンジのように、どこを見てもBAだらけという感じはありません。他社もこのターミナルを使うことに加え、視野が広くないためです。

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cosyなラウンジ。珍しくない程度に日本人らしき人たちもいます。

 イギリスが好きで、積極的に来る日本人は大勢います。しかしこのラウンジに入るような人は、日本人平均から考えると上品で教養があるようです。イギリス社会の上澄みの良い部分だけと関係でき、良すぎる世界に感化され、良すぎるイメージを抱く人たちでしょう。フランスも、ドイツも、そういう外国人との良い関係を作りますが、イギリスー日本人の間で特に顕著という気がします。

 一方、英語圏の人間もマナーの良い方は多いのでした。こういう場所では、いい子でいましょう。

 

ラウンジはcosyですが、機内からの眺めは殺風景になる可能性が高いTerminal 3。相変わらず搭乗完了が早いのが救い。機材到着が20分遅れだったのですが、ドアクローズはほぼ時間通り。優秀なBAの客。

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また1A。GGL会員はさすがに少ないようで、BAを利用する限り、最強カード感があります。

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扱いが表立って変わることはありません。そういう分かりやすい特別扱いは、(目立つので)だいたいイギリス人は嫌がるでしょう。スタッフによっては、意識しているようです。Gold会員の時より、気を使ってもらっていると感じます。居心地の良さに、平ゴールドとの違いがあります。この「気分」は GGL の大きなメリット。

 

近寄るなオーラを出しておけば、ほっといてくれるのもイギリスの良さ。

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機内食は遠慮して水だけにしましたが、その後でうるさくフォローが入りません。日系に限らずアジアでは、そういう客には後でも「本当に何も食べなくてよいのか」と、確認するのが良いサービス。個人の言うことをどこまで尊重するかの違いがはっきり表れます。

(日本では社会全体がこのサービス様式に慣れ過ぎ、到底無理なレベルで「言わなくても、察しろ」と思う客がおり、たまにニュースになります。まさに幼児性のなせる業ですが、幼児性の蔓延はサービスにも原因があります。)

 

しかしながら、機内食が無いと記事が極端に痩せます。BMIが30から15ぐらいになってしまう感じ。このことに気が付いたのは、着陸時のシートベルト着用サイン点灯の直前。何かしないかと、Golden Ticketを出してみるものの、誰にもあげる理由がありません。

 思いあぐねていた時に、セーフティビデオのGillian Andersonの笑顔が浮かび、寄付をしました。これは嘘です。寄付は事実ですが、「PAでの呼びかけをきっかけに、封筒を用意した」と誤解させるタイミングで渡しました。

 業務とは言え、チャリティ活動を命令されて行うのは、つらいでしょう。毎回徒労に終わるのではなおさらです。たまに呼びかけに応じる客がいれば、やる気も出るでしょう。上級会員は模範であるべきで、模範的な客なら、乗務員のモーティベーションを考えるのは当然。

 

という具合にすっかり「熱い人」になっては、このブログらしくありません。内幕を明かすと寄付額はたったの100円。封筒に入れれば、見えないので大変よろしいと、封をしてクルーに渡しました。

 

内なるドラマはありましたが、平和なうちに到着しました。Prague。

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