バス代わりの飛行機

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MH88:KUL-NRT ビジネス マレーシアのA380

MH88 は先日利用した MH89 とペアになる便。Kuala Lumpur深夜出発、成田早朝到着。Kuala Lumpurへの帰りが、MH89となります。つまり MH88 も MH89 も同じ機材。ここのところずっとA380が飛来しています。A380が好きな人は狙い目のフライト。

 マレーシア航空は、A350A380を置き換える方針です。A350の納品が始まったからといって、今のうちにA380を使い倒しておこうという意図はないでしょう。旅客がそこそこ多いということです。そういえば、少し前ANAもKUL便を増便しました。実需要があるのでしょう。

 

機材に詳しい方には知られていますが、マレーシア航空のA380には、広々としたファーストクラスがあります。1階の8席。シート幅を贅沢に取るため、より静かな2階ではなく、1階に設けました。ところで今、MH88・MH89にはファーストクラスの設定がありません。ということは、シートだけビジネスクラスに開放する可能性があります。

 先日のMH89でも期待したのですが、「席指定はできたが、自動変更されて利用できず」でした。搭乗した便では、ファーストのキャビンは空気を運んでいる状態でした。

MH89:NRT-KUL ビジネス マレーシアのA380 - バス代わりの飛行機

 

帰りは機材のことは忘れていてチェックインしましたが、シート番号は1Aとあります。1Aといえば、ファーストクラスの席番号です。

 たまたま乗務員が座っていたベンチが空いたところに居合わせたので、ゲートから一番近いシートで搭乗を待っていました。さらにいきなり搭乗のアナウンスがあったので、成田便でも列はありません。その結果、一番初めにゲート通過。

 

搭乗券を確認するいなや、あれっという顔をし、隣の同僚の顔をのぞき込むマレー嬢。「それでいいんだよ」という目配せを得て、Pechedenferを案内します。その瞬間、機材のことを思い出しました。そして案内された先には、本日営業中のキャビン。

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指定されたシートはこちら。

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写真からわかるでしょうか。シートの通路側部分が厚いことが。この空間があるため、2階にキャビンを置くことができなかったわけです。これを余裕と見るか、無駄と見るか。通路を通る人が明らかに遠く、空間に寛ぎがあったことは実感できました。薄いドアで遮蔽するより、距離を離す方がおそらく効果的です。一方、天井からの物音は多少聞こえてきました。

 乗務員はサービスに来る時だけ視界に入ります。BAの Club World で隣席が空いている時の窓側席もこんな感じ。その感覚を思い出しました。

 

個人ロッカーは、明らかにワイドになります。これはなかなか贅沢。ただし暑いKULが本拠地なので、使う頻度は低いと思います。型を優先させた感が強いマレーシア航空。

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一人前のコートとスーツが無理なく掛けられます。

 

シートコントローラーは、ごくごくオーソドックスなメカニズム。ビジネスクラスのものとピクトグラムを一致させています。

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テーブルは巨大。テーブル入れも巨大。

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シート周りに小物を入れる場所は、多くありません。内張りも程度の良いものを使っていて、機能よりも品質を追求したシートです。個人用画面も金のかかった液晶。

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オーバーヘッドロッカーがないので、天井には開放感があります。これぞファーストクラスならではの贅沢。

 

さてファーストクラスのキャビンは満席でした。ビジネスクラスが満席になったため、余剰人数を1階に移したのでしょう。ビジネスクラスはMHupgradeでもガンガン売るでしょう。MH88・MH89では、こうした機会が良くありそうです。

エコノミーがオーバー → ビジへインボラ発生 → ビジがオーバー → Fキャビン営業

MHupgrade好評にてエコノミー客に大量販売 → ビジがオーバー → Fキャビン営業

と2つのメカニズムで、ビジネスクラスのキャビンが溢れうるからです。また退役するA380では、ブランド価値を保つ為に遠ざかるより、僅かでも金を産む為に使う方がよいという判断があるはずです。

 

当たり前のことながら、サービスはビジネスクラス。しかも深夜出発なので、食事らしい食事はありません。フルーツだけもらいます。そしてSauvignon Blancを1杯。

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かなり酸が強いワインでした。フルーツのお供にするなら、この機材に積んだ3種の白ではAdelaide Hills の Chardonnay がよろしいようで。

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終わったら、さっさと寝ます。さすがにシートはワイドで、しっかりしているので良く寝られます。

 

到着 2時間15分前ぐらいに起こされます。朝食は和食にしました。

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見た目だけだと考えた方が良いレベル。

 

第2ステージがあります。米は一部着色、その位置や分布から、回収品の使いまわしのようにも見えました。

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KUL-NRT間のビジネスクラス機内食は、昨年利用した時よりも量が減っています。割り切って、空港で食事は済ました方が良いかもしれません。足りないことは、食べ過ぎよりましです。

 

あと一時間ぐらいです。

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機体が大きいだけに、揺れも穏やかで疲労が少ないと感じるA380。しかし同じ理由でどの航空会社でも持て余しているのは残念。これはどうしようもありません。