バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

MH71:NRT-KUL ビジネス(その1)

出発の21:40はともかく、到着の3:20というのは豪傑トラベラー向け。それでもかなり人気があるフライト、マレーシア航空71便。

 

フライトのプレリュードは他人任せの提携ラウンジから。ワンワールド万歳(God save our gracious alliance!)ですね。

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地上オペレーションもスイスポートがやっていますから、機内に入るまでマレーシアを感じることの無いマレーシア航空。自社社員によるサービスとは、質的な違いが有り、つまらないことこの上ないのですが、コストを抑えるためには仕方ありません。

 

不満ついでにJALラウンジにも一つ文句を。相変わらずスイーツの種類が足りません。シャンパンは切らすことが無くても、スイーツの種類は公示(3種のケーキ+たい焼き)の半分。

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あまりに早い品切れだとか、看板に偽りありなどという場合、辛党は暴れるイメージがありますが、甘党は絶対そんな気がしません*。JALJALで寿司の終了時刻には予告しに巡回するとか、シャンパンの置いてある場所をわざわざ告知するとか、辛党向けにはやたら細かいのですが、スイーツは前回に続いて惨憺たる有様。おとなしい客には手を抜くという理解でよろしいのでしょうか、JALさん。

*確かにSNSでもアルコールの写真をアップするアカウントには、四方八方へ文句が満載され、ケーキの写真をアップするアカウントには、幸せな毎日というイメージが付きまといます。実際そうなのでしょう。何故そうなのかというテーマは興味深いのですが、研究例があるのでしょうか。

 

行儀の良い客が損するという傾向の真偽はさておき、それなりに雰囲気があるラウンジ。

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外国からの客には、その場で握った寿司も印象に残るはず。マレーシア航空にはワンワールドはずっと続いて欲しい(Long live our noble alliance!)でしょう。

 

このフライトの指定席になっている98番ゲートが、ラウンジから遠いことを除くと文句をつけるほどではありません。

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こういう隅の隅というゲートは、使用料が安いはず。その恩恵は旅客が受けています。

 

First Classが設定されていたためか、優先搭乗は最初に

Enrich Platinum + oneworld Emerald

次に

Business Class 客 + Enrich Gold + oneworld Sapphire

でした。要はFirst Classの客はゼロだったのですね。ワンワールドの会員特典の公式ステートメント通りに処理すると、こういう搭乗の順番が適切。しかしあまり実践されていないのは、皆さんご存知の通りです。個人的にはよく利用するMH71でも、初めての体験。マレーシア航空からスイスポートへの指示が変わったのでしょう。

 いやはやワンワールド・エメラルド会員は最強ですね。いつまでもこの仕組みが続くと良い(long to reign over us)というところです。

 

機材は予約時から変わっておらず、A350。初めてのビジネスクラス後部コンパートメント。やはり経験してみたいではありませんか。

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3列しかないコンパクトなキャビン。座席はこちら。1Kと同じ構造。

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このキャビンには空席もちらほらありました。搭乗前にゲート前に集まっていた人の数を見ると、比較的空いていたフライト。

 

マレーシアは英語圏。そのフラッグキャリアのマレーシア航空では、当然英語の新聞、雑誌が充実しています。

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今日はNew Straits Timesに驚きました。政権が交代、親日家のマハティールが高齢にもかかわらず再び国の舵を取ることになりましたが、この号では、日本がらみの記事がやたらと多くなっていました。まるで昔から変わらず日本との関係が最重要であったかのような印象を受けます。マレーシアのメディアの忖度ぶりも大したものです。

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マハティールとは直接関係ないものの、「そうかその手があったか」的な驚きと納得のニュース。A380の利用法です。

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確かにメッカ巡礼(ハッジ:2018年は8月19日から24日)では、確実な数の旅行客が毎年期待できるので、A380がもってこいです。メッカ巡礼で自国に輸送能力が無く、総て他国に依存しては国家の面子に関わります。こればかりはoneworldイスラム教国(RJとQR)にお任せというわけには行かないでしょう。結局、マレーシア航空がA380を手離すのは無理という気がしてきました。

 世界最大の旅客機、客の立場では魅力が多いので、何とか運用を続けて欲しいと思います。