バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

シンガポールのブリティッシュ・エアウエイズ・ラウンジ

カードを持っていても、もはやConcorde Barには入れないことが明らかになりましたが、このラウンジに魅力がないという訳ではありません。自社会員だからかもしれませんが、フレンドリーな接客は特筆すべきもの。

 

チャンギ空港のターミナル1にあるBritish Airways の Lounge。その日この空港から oneworld 加盟会社の便で出発するファーストクラス、ビジネスクラス、上級会員などが利用可能とされます。この空港の場合、出発ターミナルが異なっていても利用できます。制限エリアでターミナルがつながっているためです。

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営業は毎日15:00~23:00。「だんだん空港に来る時間が早くなって、最近では最低6時間前には到着しています。」という方は、午前中に来ても開いていないので注意が必要です。そういう方の場合、たいてい別のラウンジに入って、食べて時間をつぶすことになり、体重が増えるという結果が待っています。注意が必要とはそういう意味です。

 

ちなみにこのラウンジ、開店後90分程度(つまり16:30頃まで)はかなり空いています。理由は近所にある Qantas Lounge の開店時刻が 14:30 と、このラウンジより 30分早いことでしょう。単純ですが 14:30 前に着いてみると、ここで言っていることが理解できると思います。

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30分余計に待っても BA ラウンジに拘るかどうかは、完全に個人の嗜好、個人の選択。

 

BA ラウンジのガラスドアの先にあるのは、キラキラした隔壁。日本建築の屏風と同じ役割を果たします。

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ここは入口ホール。受付嬢がいて入室しようとする客に対応します。ラウンジに入りたい人は、搭乗券、そして必要なら会員カードを提示します。

 

このキラキラ壁の背後にもさらに「屏風」隔壁が設けられ、小さなホールとなっています。

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ラウンジ本体からこの小空間を「仕切る」理由は、左側にトイレ・シャワーなどの水回りの設備、右側に Concorde Bar があるからに違いありません。複数の意味で目隠しになります。シンプルにして品よく機能的。こういう空間構成力は、星5つの日系某社も見習ってほしいものです。

 

赤いシェードの電灯の下はこんな感じでソファーが並びます。

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シートの数はかなりあります。満席になると、かなり圧迫感が出てきそうです。写真右手の通路はこのラウンジのメインストリート。左側は基本的に個人として座るスペースです。

 

家具、インテリアはシャープでコージー。大陸に親しんでいる人間には、イギリスの臭いがプンプンします。

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クッションがひとつずつ違うあたりも注目。

 

メインストリートの右側は、最初に食料の間が現れ、次に飲料の間が続きます。

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酒瓶が大量に並んでいる壁の反対側は大画面TVで、子供用スペースかもしれません。シアター風にシートが並んでいます。大人にも対応できそうです。持ち込みのディスクをも再生できるのかどうか、確認するのを忘れました。

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その奥は打合せ等に便利な区画。談笑も可でしょう。音をある程度カットする工夫がされています。

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さらに奥がワークスペース。本音はともかく表面上、人生における仕事の優先順位は低くないといけないイギリス人には、こんな「醜悪なもの」は世界の外れに置いて正解。

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さて戻ってきて、飲料の間。つまり酒場。蒸留酒が数多い BA のラウンジ。

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白ワインは、Gascogne の sauvignon blanc とか、Australiaの「樽なし」chardonnayとか、それなりにこだわりのあるモノを出しています。

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このGascogne sauvignon blancは、しっかり Gascogne のワイン。フランスは、どんな品種を栽培しても、結局その土地の好みに仕上がってしまいます。アルコール度数もどうせ低いのでしょうと見てみたら10.5%。土着のやり方から自由になれないのですね。

 

赤ワイン3種の内、Bordeaux が2種もあります。

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酒瓶の近くが好きな人には、テーブルとチェアが十分用意されています。軽くて、頑丈で、掃除が容易なものを選んだようです。これはブラックユーモア?

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メインストリートに対して、裏通りとでも呼ぶべき壁際。食べたり飲んだりを中心にしたければ、このスペースを利用しましょうということのようです。

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なお開場後100分ほどいましたが、ホットミールはスープだけ。時間帯によっては4点ほど並ぶような様子でしたが、恩恵にはあずかれず。サンドイッチ、サラダ、ポテトクリスプス、チーズなどはいつでもあります。

 

雑誌と新聞コーナー。こういう棚が2箇所。種類はそれほど多くありません。

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ただ、これが読めるのはありがたいことです。

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表紙は金沢?表紙のデザインは、いつ変わったのでしょうか。

 

最後に身支度のためトイレに寄りました。あいかわらず消毒系の香りが好きなBA。

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ラウンジ開店から100分ばかり観察していましたが、客は最大で10人を何とか超えたかなという程度でした。空いていて、なかなか居心地が良いのではないでしょうか。

 

出発が Terminal 2だと、ラウンジからゲートまで徒歩 10~30 分かかるので注意。前向きに考えるなら、キャセイ・パシフィック(Terminal 4)とこのラウンジを組合せて旅をすると、良い運動になります。食べてばかりの frequent flyers の方々は、 T1 と T2 の間でスカイトレインを使ってはいけません。「マイル獲得は脂肪獲得を伴う」が日常となっている人は、巨大空港では意外なほど歩数が伸びることも覚えておきましょう。