バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

個人的に2018の10大ニュース(その3)

今年は、会員プログラムの改悪が目立ちました。一方で空港の新規計画、航空会社の新規サービスには景気の良い話もありました。残り5つはまとめて紹介。

 

(6) Flying Blue 改悪の実施

不思議なくらい噂の期間は長いものでした。ついに昨年11月に公にされ今年4月1日より実施された支払い金額制。それまでも効率の良いプログラムではありませんでしたが、さらに悪化しました。昨年11月に7本のシリーズ記事にしたので、ここでは内容には至りません。個人的には Fréquence Plus から移行した会員、つまり Flying Blue は最初からの古参です。一番付き合いが長いFFPだし、マイルの効率の悪さを除くと魅力も多いプログラムなので、そのまま付き合い続けます。

 マイルの効率はFFPの価値の半分を決めます。それが気にならないのは、洗脳されているせいでしょう。類似の継続サービスをいくつも受けている時、最初のものはそんなものです。ワインの嗜好とちょっと似ています。

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初の女性トップ Anne Rigail(49)を迎えるエールフランス。誰が社長でも、Flying Blue にしばらく改革はないと思います。

Anne Rigail, première femme à prendre la direction d'Air France - Le Point

 

(7) Delta AMEX改悪の予告、実施

日本在住者にだけ与えられた世界でも珍しい特典。クレジットカードの会員になるだけで、航空会社ラウンジアクセスが付与される会員になれるのですから、人気はあったはずです。デルタ スカイマイル アメリカン ・エキスプレス®・ゴールド・カード。それにしても長い名前です。

 デルタ航空スカイマイルと言えば、世界で最も会員数が多いFFPの一つ。9,000万人を超えるとは、想像を絶する数です。そのFFPの上級会員資格が、クレジットカードの特典として付与されるのです。しかも多くの人が、このレベルの上と下で大きく違うというレベルの会員ランク。得だと感じた人が多かったとしても不思議ありません。しかしそれも終焉を迎えました。今後は、2年間目以降、カード年間利用金額で会員レベルが維持されるシステム(150万円でゴールド、100万円でシルバー)に変わります。他のクレジットカードの特典と比べると、そんなに悪い話でもないのですが、会員の大部分が解約するでしょう。アメリカンエキスプレスは、この商品を維持出来るのでしょうか。

 

(8) SPG, Marriott 会員プログラム統合

改悪の3つ目。世界最大のホテルチェーンの出現は、SPGの会員には単純に改悪となりました。会員特典の面で顕著なサービス低下。さらに、今年8月に実行した会員プログラム統合はトラブル続き。アメリカでは、会員の怒りをずいぶん買いました。日本でも有名ブロガーの方が、ポイントを某社マイルに移行したら1か月かかったと報告されています。

 これらの劣化に加えて、個人的には Marriott というチェーンに魅力が全く感じられません。ということで、さようならします。

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(9) 成田とヒュースローの第三滑走路の計画前進

新東京国際空港として開業して以来 40年。まだ建設反対派の土地収用が終わっていない成田空港。敷地内穴だらけの珍しい空港です。そんな状態で空港の拡張計画なんて公表して大丈夫なのかと、心配しましたが、特に騒ぎにはなりませんでした。地域への経済効果は、静かに、しかし高く評価されているのでしょう。

 ヒュースロー空港の場合、土地収用が難しいのかどうかわかりませんが、これまたかなり大きな拡張計画が6月に議会(House of Commons)からお墨付きを得ました。計画を進めるという国家の方針が決まったわけです。

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さてどちらが先に完成、供用開始できるでしょうか。

 

(10) 世界最長路線の復活

シンガポール航空 SQ21、SQ22 便。シンガポールとニューヨークを直接つなぐフライトは、このブログを始めた頃、世界最長ノンストップ路線として運航されていました。その当時は B787A350 も存在せず、4発の(燃費が悪いと人気がなくなった)A340で運航、コストがかかっていたはずです。恐らく需要と経費との関係で廃止されました。それがあまり時を経ずに復活です。今年11月のことでした。A350-900ULR で 9,500 milesもの距離を途中給油なしに運航。風の条件で、大西洋を飛んだり、太平洋を飛んだりするという代物。16 ~ 18時間かかります。キャビンはプレミアムエコノミーとビジネスのみです。

 機会があれば乗ってみたいと思った貴方、今でも旅行のために飛行機に乗るのではなく、飛行機に乗るために旅行をしている可能性大です。