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Air France-HOP ! の年間購入サービスあれこれ(その1)

Air Franceは近距離路線の多くを HOP ! ブランドの下、運航しています。フランス国内線、欧州線のうち、採算をとるのが楽ではない路線はこちらにお任せ。パリ ORY、リヨン LYSがこの会社のハブ。比較的便利な空港を使い、コストを削減、LCCを敬遠する層がターゲットのようです。LYSから搭乗するとコストカットの様子がよくわかります。専用ターミナルを持ちますが、長距離バスターミナルのような質素さです。

 路線網という観点からは、ゆっくりですが着実に充実しているように見えます。

 

さて HOP ! の一つの特徴は、様々な年間購入サービス。これはマイレージ会員と同様、顧客囲い込みに大きな効果があるはずです。地形の条件から、国土の面積の割に陸路が有利なお国柄。鉄道や道路網との競争は楽ではありません。HOP ! の試みは、日本のように空路が活躍しやすい国でも参考になりそうです。

 

Carte de Réduction(割引カード)

CARTES DE RÉDUCTION | HOP

これらのカード保持者は、文字通り割引が受けられます。これは HOP ! - Air Franceの国内線全線、欧州路線全線が対応しています。

 

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Jeune、Senior、Week-endの3種類あります。

 

Carte Jeune は若者用。一年有効で料金は 49 €。12-24歳が対象年齢です。25歳の誕生日前日まで使え、24歳の誕生日以降に購入しても割引はありません。

 割引率は最大35%。この数字は、LIGHT ! と STANDARD ! の料金区分で設定されます。フランス国内および欧州路線(Allemagne, Norvège, Suède, Finlande, Danemark, Italie, Grèce, Turquie, Israël, Espagne, Portugal, Algérie, Maroc, Tunisie, UK, Irlande, Russie, Arménie, Ukraine, Autriche, Suisse, Hongrie, Roumanie, Croatie, Bulgarie, Pologne, République Tchèque, Slovénie, Pays-Bas)で利用できるカードとなっています。

 もっとも効果的に利用すると、2回の往復で一年の元が取れます。

 

その他にも特典はあり、

・預入手荷物1つと、機内持ち込み手荷物12 kgが1つ。

・交換手数料が10€、キャンセル手数料が20€。

・開始日を3カ月間先送りすることも可能です。

ちなみに料金区分 LIGHT ! では、預入手荷物は15€以上かかり、交換、キャンセル不可ですから、思い立ったらすぐに航空券を購入しがちなタイプには、割と使い手がありそうです。

 

フランス国内線と欧州路線の料金区分による航空券の違いを Carte Jeune の特典と共に比較してみると、以下のようになります。

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Carte Senior は老人用。一年有効で料金は 59 €。65歳以上が対象年齢です。

 割引率は最大30%。フランス国内線、Seniorという料金区分で利用できます。年会費、航空券の割引率と対象路線を別にすると、特典内容は Carte Jeune と同じようです。(上の表参照)

 

Carte Week-endは誰でも使えます。一年有効で料金は 69 €。LIGHT ! と STANDARD ! の料金区分で設定されます。航空券は 25% の割引が保証されます。フランス国内線が対象で、土曜日の夜と日曜日の昼間には目的地に滞在する必要があります。

 その他に、12 kg までの機内持ち込み手荷物が無料になり、直前の航空券購入でも有利になるなどの特典があります。

 

割引カードは以上の3種類。今後は利用状況によって減ったり、新しいカードができる可能性も大です。

 特典内容の内、いくつかはマイレージプログラムの Flying Blue の上級会員にも付帯します。これらのカード独自のものもあります。昨年4月から近距離線のエコノミークラスの利用では、上級会員になるのが大変になった Flying Blue。フランス国内線、欧州線でエコノミークラスを多用する顧客向けの商品として、良いところを押さえているような気がします。

 なおこれらのカードは電子カードしか用意されていません。さらに空港で提示する必要があります。スマホなどの携帯情報ツールは必須です。

 

つづきます。