バス代わりの飛行機

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BA エグゼクティブクラブは前途多難の予感

最近、記事が途絶えている British Airways Executive Club。時には書かないと、会員であることが忘れられてしまいます。SFC2019解脱とか、都内勤務医とか、49,999FOPとか、日曜BBQなどという自己紹介が跋扈するウェブの世界。所属 FFP を思い出してもらう程度の努力はなされるべきでしょう。大して役に立つネタもないのに記事を書いたのは、そういう理由です。

 

Executive Clubの会員年度は、毎月 9日に設定されています。つまり毎月 9日になると、約12分の1の会員アカウントで tier points がリセットされます。Pechedenferの場合、それは 1月 9日。現代日本では正月休みと3連休の間、つかぬ間の儚い日常。仕事の調子を乱す絶妙なタイミング。

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アプリで表示される氏名は、会員種別、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により差別されることなく、Mr John Smith になるようです。カードを拡大するとそれぞれのアカウントに登録された称号、氏名に代ります。これがバグなのかどうかは、判断がつきかねます。

ゼロは新年の出発らしくて良いと、何でも縁に紐づけする人なら感慨もあるでしょう。そんなポジティブ人間こそが、マイレージ会員に向いています。平均的な人間なら、すぐ下の「後 3,000 必要」が重くのしかかります。

 ちなみにこのアプリ、獲得ポイントメーター右横の機影が意味不明です。これはバグでしょう。

 

新しいプラスチックカードは2月に届きます。昨年から変更がない封筒。

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文面も日付以外、昨年のものとどこが違うのかよくわかりません。

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同封されているものは、

2020年 2月まで有効という会員カード、荷物タグx2、ゴールデンチケットx2

です。変更なし、予想通りの内容。

 

格安ビジネスクラスを提供した Malaysia 航空が、最近キャンペーンを打ちません。昨年までは夏の観光シーズンや GW などを除いて一年をカバーし、年に4回ほど発売期間が設けられるというパターンでした。そのパターンからすると、連続してキャンペーンが欠落しています。となると、「もう安売りはしない」という方針転換だろうと誰だって思います。

 安い時は BKK や SINのビジネスクラス往復が、 80,000円程度。画期的でした。「人生、甘い事ばかり考えていてはダメだ」を他人に言うなら、入棺カウントダウン中を自覚すべきですが、自分に言い聞かせる分には問題ないでしょう。

 

MHUpgradeで売れ残りをエコノミークラスの購入客に売っても、マレーシア航空の収益が劇的に良くなるとは思えません。全体的にビジネスクラスの売れ行きが好調なのでしょう。A380も大方の予想より、活躍しているようですし。

 日本でのキャンペーンが無くても 2018年後半には、バンコク発券の成田往復が11万円~12万円程度で手に入りました。それもここ数カ月値上がったままです。Promo運賃を時々密かに設定するという形のセールでしたが、年末以来 promo でも16万~という具合。東京発の方がむしろ低価格。

 航空会社の業績が順調だと、客にも良い事が多いのです。しかし Executive Clubの会員も、Enrichの会員もステータス維持が難しくなるのは事実。

 

JAL国内線の利用は、相変わらず Executive Club の会員レベル維持に良い選択肢。しかし GGL会員なら、Class J で 75 フライト、First で50 フライト必要です。それ以外に要求される BA4搭乗はさておき、大変な国内旅行の頻度。そこまで乗るなら JAL マイレージバンクをメインにした方が良いと言われそうです。

 もっとも Executive Club では、4,500 aviosで JAL 国内線一区間の無料航空券に換えられます。そこまで考えると、日本国内の旅行が好きな人に向いていると言えます。日本国内派に BA のプログラムが優れているというのは、何度考え直しても皮肉に思えます。

 アメリカでは特典航空券の最低距離区分がなくなり、どんな短距離でもその上カテゴリー(7,500 avios)が適用されるようになりました。日本でも 4,500 aviosでJALに乗る人が増えると、同じ改悪がなされる可能性があります。

 

JAL国内線が会員レベルの維持に役立つプログラムには、他に Qantas の Frequent Flyer があります。国内線ファーストクラスの Status Credit は HND-ITM が 50、HND-CTS が 60、HND-OKA が 90。そして Frequenct Flyer 会員レベルの獲得、維持に必要な Status Credits は 1年間に

Silver (ow Ruby)            獲得 300、維持 250

Gold (ow Sapphire)       獲得 700、維持 600

Platinum (ow Emerald)  獲得 1,400、維持 1,200

これらの条件に加え、Qantas, Qantas Link, JetStar の 4搭乗が必要条件になります。エメラルド会員維持で、東京—沖縄をファースト 6 ~ 7往復、オーストラリア周遊をエコノミーで 1度と言う感じ。毎年ゼロにリセットされても、海が好きな人なら気分は楽。

 

JAL国内線のファーストクラス、クラス J は十分混んでいますが、BA や QF の会員が主要因という訳ではなさそうです。JAL 地上係員の Executive Club 会員カードの識別率は、体感的には 50 %ぐらいです。よく出る逆質問は、「キャセイパシフィックですか?」同様に外国の FFP でも、彼女たちに馴染みがあることが分かります。JAL地上係員にも親しまれてるマルコポーロクラブは、JAL国内線に特異性はありません。つまりCXは日本国内に十分根を下ろしており、会員が多いので甘い顔はできないということのようです。

 逆に言うと、JALのカウンターで「ブリティッシュエアウエイズです」、「カンタスです」と言わなくて済むようになると、Executive Club、Frequent Flyer の改悪が近いと覚悟しなくてはなりません。

 

少数顧客の過優待を是正するために、制度を調整するのは面倒。これは当然ですが、そこを突くのが賢い消費者。そんな一般則の例です。いつまで可能なのか、それがいつも問題です。