バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

機内、ラウンジでのワインの注文方法(その1)

世に期待されること?

皆さんは、ご自身のブログやツイッターをブックマークしていますか。Pechedenferは自分のブログを表示するのに、Google からアクセスします。その検索画面は、最近こんな感じで表示されます。

f:id:PECHEDENFER:20190329104611p:plain


ここで素朴なというより、当然の疑問が浮かびます。

 

「バス代わりの飛行機 スターアライアンス」と「スカイチーム バス代わりの飛行機 」

 

はわかります。航空ブログですから。しかし

 

「バス代わりの飛行機 ワイン

 

って何ですか?理解できない suggestionです。ブログではそんな分類は作っていません。そもそも関連に乏しいではありませんか。「天は私に一体何をさせようとしているのか」の気分です。

 

飛行機旅行 × ワインという情報の組合せに需要があるのでしょうか。よくわかりませんが、ワインのことを期待されているなら書くのも人助け。少し役に立つ記事を考えてみました。

 

初心者から経験豊富な方まで役に立つ記事と言うのは、ワインに関しては困難。しかし、これならできるかもと思いついたのが、

 

(主にビジネスクラスの)キャビン、ラウンジでワインを注文する方法

 

です。

 

初心者にはこれだけ知っておけば、ワインが人並みに注文できる道筋です。ワインの経験豊富な方には、効率よく注文できる道筋となります。これらが同じ説明で事足りることが面白いところ。ワインの世界は広大、膨大ですが、飛行機旅行で出会うワインはかなり単純化できるのがミソでした。

 自分で選んだワインを年に100本以上開け&空け、国際線ビジネスクラスを年に100フライト以上こなすワイン通かつ旅行通には無用なアドバイスとなりますが、こういう呑んだくれ修行僧は例外的な存在でしょう。

 

ワインのID

一般論を書き出すと長くなるのがこの世界の習い。ここでは以下の理解に必要な最低限のことだけを書きます。

 ワインは欧州で特異的に発達し、世界中に広がった文明文化です。その欧州での発達期間としては2000年程度を俯瞰する必要があり、世界中に広がった期間は数百年。発達の期間に比べ、拡散後の期間が短すぎるので、前者の歴史が色濃く反映された農産物となっています。

 ワインを指定する時、注文する時に、その歴史が現れます。ワインの ID にすら現れているのです。IDは同じワインとは何を意味するかということです。ざっくり言って、IDを構成する上では

 

(1) 産地 (2) 品種 (3) 生産者 (4) その他

 

の要素がこの順に重要です。

 

・(1)と(2)は緊密に関わっていました。農業技術が貧弱だった時代、人の移動がほとんどなかった時代にワインは発達し、確たる地位を築きました。当然のことながら地質、地形、気候、文化に適した品種しか残っていないわけで、土地と品種は対応していました。

 

・ヨーロッパ人は世界中に植民地を作りましたが、信仰と食糧生産法の伝播は入植者の基本活動。ワインも生産に迫られました。それで元々ワイン用ブドウがなかった土地に植樹することになります。そういうワイン産地は当然、十羽一絡げで考えられます。欧州産では畑まで知られた品が流通していたのに対して、せいぜいブラジル産とか、新世界産、あるいは表示なしです。

 

・あらゆる分野でそうですが、移民たちの努力の結果、新世界産ワインにも高く評価されるものが生まれます。しかし農業技術が進んだ状態で農耕が開始され、ブランド化が後にだったため、様々な土地で人気品種が生産されました。そのため新世界産では (2) の重要性が増しています。

 

土地の名前と作物の名前、どちらが覚えやすいでしょうか。一般的に言って、外国のものだったら、作物の名前でしょう。国内だったら土地の名前の方が、わかりやすく正確な場合が結構あります。こういうことから当然ですが、

 

・欧州のワインをそれを生産する国内で呼ぶ時は、 (1) がわかりやすいことが多い。

・それ以外の場合は、(2)がわかりやすい。

 

世界中の航空会社がワインを出す時代。イスラム教国の航空会社も平気で出します。つまり、機内でワインを指定するというシチュエーションでは、

 

品種

 

が共通語になっていて、一番良い場合が圧倒的に多いのです。ただし一つ例外があります。

 

Champagneは生産社(生産者)

 

で指定します。これは必然的な結果ですが、説明は長くなるので省きます。

 

f:id:PECHEDENFER:20190329234019j:plain
 

何をおいても押さえておく特徴

品種で指定するのなら、品種の名前と味の特徴だけ覚えればよいので、話は簡単になります。機内の世界はさらに簡単です。飛行機に搭載されるワインの品種には、著しい偏りがあるのです。航空会社は、特定品種のワインばかり使います。地上の世界と比較して、天上の世界で人気が顕著な品種は以下の通り。

Chardonnay(白)

Sauvignon Blanc (白)

Shiraz(赤)

この三つは最初に覚えましょう。大胆に言うと、これら3つ以外は機内ではその他扱いで構いません。発音は英語の辞書で調べておく価値があります。上二つはフランス語風の発音が普通ですから。

 ワインリストに赤が1種しか載っていないと貧相に見えます。それだけで Skytrax の評価が落ちますから、他にも何か載せることになります。二番手に出てくるのは、

Cabernet Sauvignon(赤)

Merlot(赤)

Pinot Noir(赤)

などです。覚える優先順位は2番目ですが、ワインリストでの人気は、Shiraz に比べると太陽と月、月とすっぽんぐらいの差があります。

 

ついでに言うと Chardonnay は世界中で作られ、値段が安く高品質なワインはあちこちにありますが、

Sauvignon Blanc は New Zealand

Shiraz は Australia産

の寡占状態です。つまり自国産の身びいきという条件がない限り、世界中のビジネスクラスNew Zealand産 Sauvignon Blanc と Australia 産 Shiraz を積むのです。あきれた流行ですが、事実は事実で受け止めるしかありません。

 

以上から、ワインに興味を持ち始めた航空旅行者が最初に覚えることは

Sauvignon Blanc - 白 - New Zealand

Shiraz - 赤 - Australia

Chardonnay - 白 - あちこち

とこれら品種の発音ですね。

 

まとめ

機上では、ワインは品種で指定する。

Champagneは例外で、生産社(生産者)で指定する。

白は Sauvignon Blanc, Chardonnay、赤は Shiraz を積載していることがほとんど。

Sauvignon Blanc は New Zealand 産、Shiraz は Australia 産がほとんど。