PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

100周年を迎えたBA

1919年 Handley Page Transport Ltd という会社が、ロンドンーパリ間の定期国際航空便の営業を始めました。この会社は1924年に他の3社と合併して、Imperial Airways が生まれます。Imperial Airways はさらに1939年に合併し、British Overseas Airways Corporation (BOAC) に、BOAC も 1974年に British European Airways (BEA) と合併して British Airways が誕生します。

 この世界有数の航空会社の起源をたどると 1919年に遡ることができます。今年はちょうど100周年。British Airwaysは多くのイベントを行っています。宣伝の特設サイトは

British Airways Heritage Collection

 

目に見えるところでは、特別塗装機を何種類か用意しました。Heathrowで見かけた機材です。

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この写真では、通常塗装機の向こうに Speedbird の尾翼が見えます。B747です。隠れている部分は BOAC 塗装になっているはずです。BOAC は合併消滅時に新鋭だった B747 も運用していました。この機材は B747-136 と B747-400 の違いを除き、ほぼ昔の姿で現れたのでしょう。

 

他には、以前の British Airways の塗装、1959 ~ 1968年頃の BEA 塗装で飛んでいる機材もあるようです。

British Airway’s Retro Negus Boeing 747 Lands In Heathrow For The First Time - Simple Flying

 

今年は1年を通じてイベントがあるようですが、5月23日木曜日には女王 Elizabeth II が BA 本社を訪問しました。

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どのように君主をお迎えするか、興味深いところですが、1930年代から現代までのユニフォームを着た社員の列を謁見するなんて場面も。

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コスプレに近いお話しとは言え、William I 以来、基本はそういう世界の方々。違和感は無いと言うより、当然あるべき演出です。

 

Royal Family は感謝の意を表し、受けたもてなしを細切れに twitter で紹介します。100年の歴史の説明は、その時々の王(つまり女王の親族)と BA の間のエピソードを含めて行われたものと想像します。

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本社の展示コーナーですから当然機材の模型はあります。どんな説明がなされたのでしょうか。

 

従業員が大挙して Union Flag を振って、陛下をお見送り。

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BA 自身の twitter では一言だけ。

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君主の御幸があり、クライマックスを迎えた100周年でした。

 

それにしても英国の女王はお元気ですね。杖も使わず普通に歩くのですから、素晴らしいことです。