バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

MH71:NRT-KUL ビジネススイート

再び搭乗しました。ビジネスクラスの基準で考えると、快適至極。非常に分厚いサービスが提供されます。マレーシア航空のことですから、MHUpgradeでバシバシ売ることはあっても、特典航空券には回さないでしょう。そのため客層も大人しいものです。

 

ということでなかなか良い旅が期待できるビジネススイート。

 

出発は成田。成田空港と言えば、 JAL ラウンジご自慢の寿司カウンター。注目度が圧倒的に高く、いろいろな人が報告、界隈で情報共有されており、定点観測が実現しています。

 冬スケジュールでは MH71便の出発は22:30です。ここにたどり着く頃には、握りのサービスは終わっています。目的地到着時刻が常識的なバイオリズムに近づくことを考えれば、寿司の有無は大した問題ではありません。

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事が終わっても空間がストーリーを語る日本の美。ここは日本なので、そういうしつらえは容易とは言え、良い演出です。しかしそれだからこそ、プリント合板の安っぽさが際立ちます。

 

電灯はイカ漁でもやり出しかねないような趣。サイズや出力は全く異なるので、あくまでも雰囲気。

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後は Georgia のワインぐらいですか。見るべきものは。ヨーロッパブドウの原産地は、コーカサスだとする説が有力ですが、まさにその地のワイン。

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日本からは少し行きにくい国が多いのですが、大手は結構飛んでいます。アエロフロートが便利でしょうか。

 

ほどほどにしてラウンジを後にします。

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新しくなるごとに内装が一段とチープになるJALラウンジですが、不届きな客が長居しないように、居心地を悪くしているのでしょうか。

 

出発は98番だった気がします。とにかくサテライトの端。第二ターミナルを奥深く進みます。おなじみの連絡通路のコンベアは一方通行。

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進むにつれて、何だか調子が変になります。風景がいつもと違うような。

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サテライト側に来たら変調は明らか。床も天井もあちこち剥がしたままになっています。床は直にコンクリートなので、キャスターの転がりはいつもより良好

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解体中と思しき空間を通りぬけないとマレーシア航空の一角には到達しません。優雅な海外旅行を想像してきた客には、なかなかのサプライズですね。

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料金の安いゲートしか使わないマレーシア航空に、「お前ら後回しね」と成田空港が意地悪しているわけではないと思います。 

 

さて堂々と改装工事を行う空港当局はさておき、聖地クアラルンプールへ行かなくてはなりません。次に待ち受けるイベントは優先搭乗ですが、ビジネススイートの前には、プラチナもダイヤもエメラルドもないというのが成田空港での運用。払った金を最大限意識したいなら、イの一番に搭乗するのがよろしいようで。いつもより反り返って、ドヤ顔でゲートを通過するのもありだと思います。目立つのが嫌いな人は、搭乗ゲートにはあまり早く行かない方が良いかも知れません。

 

今日のシートは1Kにしました。サイドテーブルにグラスを乗せた時、右側に来るという理由からです。グラスの置き位置を重視するなら、1Aより1K。1Gより1D。

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最近見たい映画が見つからないマレーシア航空。KUL-NRT間は夜間飛行が多いので、問題にはなりにくいのですが、残念な点。

 

出発前。言えば Champagne でもビールでも出してくれるとは思いますが、調和の点でウエルカムドリンクはアルコール抜きで。当たり前のことですが、アルコールの摂取に関しては日本よりずっと制限が多い国ですから。

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ワインリストは前回から変わったような気がしません。

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相変わらず Comtes de Champagne 2006 が載っています。Rully も悪くありませんが、ファーストクラスの基準だと少し弱いレベル。赤の Beaune は面白そうでしたが、結局試せませんでした。

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離陸後、シートベルト着用サイン消灯後のサービス。無難に見える Champagne。

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ナッツは皿に。しかし中身はビジネスクラスのものと同一。移し替えただけでしょう。

 

サテは個別にもってきます。ワゴンゴロゴロではありません。もっとも本日はビジネススイートのキャビンに客は一人しかいません。普段ワゴンサービスだったとしても、個人対応になったことでしょう。

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最近本数を聞かれることはありません。昔は牛鶏が6本ずつなんてこともあったのに、だいぶ減りました。

 

上空〇万フィートの饗宴とか言われがちのキャビアですが、(マレーシア航空に限らず)質は期待できません。これを選ぶ一番のメリットは、食べるのが面倒なことでしょうか。時間をかけて、手を盛んに動かざるえないので、たくさん食べたような気になることです。要はダイエット向け。

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そしてメインは、伊勢エビのテルミドール風を Chef on Call で。ここでの大きな問題はこの便で特別機内食を頼んだ記憶がないことです。

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かつては日本の結婚式披露宴での人気料理の一つ。大きな天火で一気に何十、何百と焼けますね。しかしこの皿は日本の披露宴とは似ても似つかぬものでした。どちらが良いか悪いかには関心はなく、とにかく違うことに驚きます。

 

homard à l'américaine には Corton-Charlemagne を、homard Thermidorには Le Montrachet を勧めている本*がありましたが、Le Montrachet なんて機内で出せません。自分で持ち込まない限り無理です。ビジネススイートだと、持込なんてわがままは聞いてくれるのでしょうか。

*:納得はいくものの、仰々しいワインと皿の組合せ。この本には110 Fr の値札が付いていました。そんな時代だったのですね。gastronomie françaiseです。

 

デザートは華麗に見せることを考えた方が良い気がします。おそらく低コストで客の満足度は格段に向上します。

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前回は無かったアイテムが置いてあるトイレで身づくろいをした後に、シートに戻ると、ベッドメイキングは済んでいます。これは当然。サービス2人に客1人ですから。

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不気味な感じもする夜のキャビン一人利用。一人ですから、いけない場所に忍び込んでいるような感覚が付きまといます。

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数時間眠ったら到着。到着前の食事はなし。

 

予定時刻は 5:25ですが、やはり早着しました。それでも5:00前後(日本時間6:00前後)ですからまだ常識的。夏スケジュールだと3時台(日本時間5:00前)に到着することが多いMH71便なので、これしきの早起きは大したことありません。