PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

Happy Brexit Day!(その1)

本日 2020年2月1日はイギリスがEUから脱退した日(Jour J)。これはEUの見方です。というのも、Bruxelles 時間で日付が変わる瞬間にイギリスは脱退しており、London では2020年1月31日がその日(D-Day)です。半数が賛成、半数が反対という「国内」世論。表題のとおり

 

Happy Brexit Day!

 

という挨拶も交わされたはずですが、少なくとも現在は右寄りの感覚でしょう。

 1年、3年、5年などとキリの良い期間が経過すると、Brexit の功罪が検証されるはずですが、1月31日は key date になります。その日 Happy Brexit Day! が普通に交わされ、政治色が感じられなくなっていれば Brexit は大成功。2030年以降、1月31日は Bank Holiday になることでしょう。

 反対に2040年頃 "mauvais souvenir du Brexit" という言い回しができている可能性もあります。そこで今日のテーマは

 

Bank Holiday ”Brexit Day" 実現に向けて、一人一人ができること

 

いつものように、日本語で書くにはどうでもよいテーマを選びました。

 

Heathrow 空港の積極利用

ヨーロッパに行くなら Heathrow 経由にしましょう。Heathrowへは、JALも BAも ANAも運航しています。そこから先はフランスでも、イタリアでも、スペインでも提携各社で。

 小さな地域にもかかわらず、多数の言語がそれぞれの勢力圏を持つパッチワーク大陸、ヨーロッパ。パリ乗継でフランス語、フランクフルト乗継でドイツ語という面倒は不可避ですが、英語ならまあ何とか安心。

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言語の面倒を避けられる点で Brexit が無くても Heathrow が合理的な選択です。税金が高いことが玉に瑕ですが...。

 今後はイギリスを助けるために意識してHeathrow の利用を。税金はがっぽり取られますが...。

 いろいろな評価でヨーロッパ随一の空港で、利用は実際心地よいものです。税金が半端ではありませんが...。

 

気になるのはパスポートのチェックです。ターミナル5乗継で Dublin に行く時は、なぜか UK Boarder を通過、形式的な UK 入国が必須でした。Brexit 後、これは変わるのでしょうか。

 人寄せパンダ的な要素を持つ空港なので、ガジェットは豊富。BAの案内ロボットは、移行期間中が終わってみないと機能しそうにないのですが、どう運用するつもりなのでしょうか。

www.usine-digitale.frとりあえずテスト中としておけば、問題は小さいのかもしれません。

 

Heathrow の拡張には弾みがつきそうです。Brexitの負の効果を減殺するのか、正の効果を促進するのかよく理解できませんが、そういう世論が強くなっているようです。

london-post.co.uk

ともあれ、この空港は常に新しく、良いものを提供しそうです。アフリカや南米へはもちろんのこと、北米へ行く際も是非 Heathrow のご利用を。東京発 New York行、Heathrowで JAL-AA の接続なんて航空券もBAは販売しています。

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日欧路線、太平洋路線で JV をやっているからこういうことも起きますが、不思議な気分です。

 

British Airwaysの積極利用

ここでは当然です。Brexit 後、Air France や Lufthansa を圧倒する数字を叩き出せば、因果関係はわからなくても Brexit 様様となるはずです。みんな BA を利用しましょう。ついでにマイレージプログラムも Executive Club に乗り換えましょう。これらの特長は、このブログで飽きるほど取り上げています。

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今年 1月、BA の親会社 IAG がCEOの交代を発表しました。Brexit の処理が大変そうで、失敗したら責任モノだと恐れたためではないようです。IAG の立役者、大物CEOが降りるということでちょっとした話題になっています。

www.theguardian.com直接 Brexit との対峙を意識しなくても、時代の変わり目を感じてということはあるかもしれません。

 

このテーマで記事が一つ書けるのか、書き始めた時は心配でしたが、予期に反して長くなりました。分割します。