バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

用語として定着するのは武漢肺炎?

Wuhan Virusという英単語をよく見るようになった武漢発の新型肺炎。確認された感染者が24,600を超え、死者も493という数が出ています。

Coronavirus Update (Live): 24,622 Cases and 493 Deaths from the Wuhan China Virus Outbreak - Worldometer

これは日々更新されるサイトですが、1月の終わりの数字は感染者数が12,000ほどでしたから、爆発的に感染が拡がっている時期。

 

一方で致死率は下がり続けています。2月の初めには武漢で5%、他の中国合計で 0.8 %という数字が出ていました。この乖離は武漢医療機関が押し寄せる患者の波に対応しきれず、感染者数が少なく記録されたためのようです。社会システムの未整備の問題であり、当局による隠蔽という指摘は当たっていない気がします。

 

一般に「○○した中で✖✖した割合」という統計では、多くの場合✖✖の部分の数え落としが効きます。一時期イジメによる小中学生の自殺数がほとんどゼロになりましたが、報告書の質問や選択肢にからくりがあり、そんな事を考え出した文科省は非難されました。社会問題を巧妙に隠蔽する意図が明らかだという指摘はともかく、これは典型的な分子の数え落としです。

 ところが武漢ウイルスのケースでは分母の重大な数え落とし。しかも、とどのつまりは「人が多過ぎて数えきれなかった」のです。珍しい誤統計の原因は、いかにも中国的でした。

 

致死率はインフルエンザ並みに落ち着きそうですが、日本ではいつもの冬より感染に気を付けた方が良さそうです。

 

大抵の国では、WHOの勧告よりも人の移動を強く制限してます。国民のパニックが恐ろしいのでしょう。もちろん感染地からの人間がすでにどれだけ国内に入っているかによって取られる政策が異なります。日本のように緩い対応をとる国は、ウイルスを封じ込められないのに移動を制限するのはばかげているという立場です。

 

アメリカの航空会社は全てメインランド中国へのサービスを中止しました。アメリカン航空に至っては、香港路線も2月20日まで運航停止です。

Coronavirus: American Airlines suspends Hong Kong flights amid outbreak

現時点では香港も危ないという判断が会社を支配しました。日本でも外務省の感染症危険情報は香港をレベル2に格上げ。湖北省を除くメインランド中国と同じです。

f:id:PECHEDENFER:20200205202220j:plain


日本の航空会社では

・乗務員は国内線も含めてマスク勤務。

ANA武漢便は運航停止。

・その他の中国便は旅客が減ったため運休・減便を検討。

と、いつもの通り決断が遅れているのか、軽く見ているのか、どちらにしても鈍い対応に見えます。しかし国があまり移動制限に乗り気ではないし、従業員が騒ぎ出すこともないので、こんなところで妥当でしょう。

f:id:PECHEDENFER:20200205202103j:plain

 

東南アジアの多くの航空会社も、旅客が減ったことを受けて運休・減便を検討しています。しかしながら国のレベルでは厳しい移動制限を始めました。フィリピンが武漢からの中国旅行客600人を強制送還した話は衝撃的でしたが、現在では多くの国でメインランド中国籍は入国禁止とか、外国人は中国出国以来2週間経過していないと入国不可などと、国民にわかりやすい政策をとっています。

 

さしあたって目が離せないのは香港でしょう。日本人もよく使う国際線の一大ハブ空港です。大規模な減便や運休が起きつつあります。さらに事態が深刻化し、乗継を含めて香港からの旅客は、2週間の検疫措置(強制入院など)という水準の移動制限を日本政府がとるようになると、このハブは使えません。その時点では、香港経由での外国人は入国拒否する国が多くなっていることでしょう。キャセイパシフィックは弱り目に祟り目。身売りか解散かという事態になります。キャセイファンは控え目にあたりめ。家で大人しくするしかありません。

f:id:PECHEDENFER:20200205201903j:plain

 

次に気にしなくてはならないシナリオは、日本が中国に負けない立派な流行地になることでしょうか。こうなると他の流行地以外への渡航が難しくなります。オリンピックは延期せざるえません。空港はガラガラ、運休、減便が大規模に起き、羽田新ルートは使う必要がなくなります。

 

Pechedenferも発券後、搭乗を待つ国際線の航空券が現在3つ。武漢ウイルスによる感染症の蔓延は他人事ではありません。