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テドロスパンデミックのおかげ?利用ゼロでもプラチナ会員延長

歴史に名を刻むかどうか

WHOが公式にパンデミックを宣言するか否かは、この機関が世界中で信頼を失った今、些細なことになりました。すでにパンデミックと呼んで対応を進める国も出ています。

Coronavirus is now a ′worldwide pandemic,′ German health minister says | News | DW | 04.03.2020

いずれにしてもこの世界的流行は、歴史に残るエピソードとなります。この辺は間違いないところですが、気の早い連中は WHO 堕落の象徴と目される事務局長の名前を使って

 

Tedros Pandemic

 

なんて呼んでいます。これだけ新型肺炎が拡がった原因は、WHOの機能不全にあると思う人がかなりいるのです。彼の場合は、公正に仕事をしていないという評価も加わります。辞任要求運動も結構ですが、彼が発生に大きく貢献した災禍に名を記録する方が適切かもしれません。将来の人類への警鐘にもなります。

 

未来の年表には、2020年 テドロスパンデミック* 東京五輪中止なんて記載されるのでしょうか。

 

*:この記事は3月11日20:00(日本時間)にアップロードされましたが、それから1時間ほどの後 WHO はGenèveでの記者会見で、公式にパンデミックを宣言しました。

L’épidémie de COVID-19 est devenue une pandémie, dit l’OMS

日本ではさらに5時間ほど経過して報道された模様です。アメリカは直ちに欧州(除UK)からの渡航を13日から30日間禁止すると発表。猶予はおそらく48時間ということになります。素早い対応を見るに、あらかじめ用意していたと思われます。

 

顧客集団への対応

さて今度のコロナウイルス騒動では、多くの航空各社が客本位の対応をとるようです。それは重要な方から、

(1) 衛生管理の徹底

(2) 予約済み航空券の変更、払い戻しに関する特別措置

(3) マイレージ上級会員資格の維持への特別措置

です。例えば JAL の場合、

(1) について

新型コロナウイルス肺炎の発生に関する対応について - JAL国際線

(2) について

新型コロナウィルス拡大に伴う国際線航空券の取り扱いについて - JAL国際線

新型コロナウィルス拡大に伴う国内線航空券の特別対応について - JAL

(3) については、あるとしても該当する会員にのみに連絡するようです。

 

旅行を中止せざる得ない人も多いので、一律無料払い戻しは結構な話です。JALも当期利益より客離れの方が怖いということですね。

 

カタール航空はメールで連絡。大したことは書いておらず、あいさつ程度です。

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ホテルプログラムでも、あらゆる会員の宿泊が減ることを予想しているようで、会員資格の延長や基準の特例措置を考えるところが多くなっています。IHG, Hilton, Marriottは中国会員の会員資格を延長すると発表しています。

Coronavirus: IHG, Hilton, Marriott offer membership and points extensions to Greater China members – Business Traveller

 

連絡があったわけではないので、関係するかどうかわかりませんが、Marriott-Bonvoyの会員資格が更新されません。換言すれば会員資格が延長されています。確か会員資格の期限は 2020年 1月 であり、2月 1日から新会員年度になるはず。そして昨年の宿泊実績はゼロです。平会員になるはずが、現状はこの通り。

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コストカットが徹底するチェーンです。いろいろと細かい措置を考えるとシステム開発に金がかかるから、故意に放置しているのでしょうか。しかしパンデミックによる宿泊減少とは全く関係ありません

 

ブリティッシュエアウェイズは

BA は顧客集団に対する措置に熱心には見えません。情報発信も、フライトキャンセルに対してのFAQ集でした。

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(2)の予約変更については他社並み。3月3-31日の予約については、変更は無料で可能。取消は同額のバウチャーで払い戻し(元の予約便の出発日より1年間有効)。今からだと有利な条件で予約できますね。

 (3)の措置はあるのかないのか、少なくとも連絡は受けていません。

 

航空会社の会員資格維持に関する施策としては、

(3a) 搭乗実績に関わらず資格を延長

(3b) 期間限定で、ダブル資格ポイント付与

(3c) 期間限定で、資格ポイント無償付与

(3d) 資格ポイントとマイルやAviosとの交換

などが考えられます。(3a)は大判振る舞い。(3d)はケチですね。

 例えばカタール航空は (3a) の措置をとり、半年間会員資格を延長するようです。一方キャセイパシフィックは (3c) でした。マルコポーロクラブ上級会員を対象に、2020年2月、3月、4月にクラブポイントを 30 (銀)、65 (金)、140 (ダ) 毎月贈呈すると発表。運航便が極端に減るのだから、搭乗しないのは会員の責任ではないという考え方なのでしょう。

 BAは今のところ何もやらないようです。会員年度が客によって異なるので (3a) はやりにくいと思います。 (3c) をやるのも、最上級会員資格基準の2倍、3倍というレベルまで特典があるシステムでは、不公平感が避けられません。前年度実績を上限に (3d) を行うと言うなら技術的に難しくなさそうです。200 Avios = 1 tier pointの交換レート*にすれば、発行した Avios の償却にも有効でしょう。

 

*:100,000 Avios = 500 TP。300,000 Aviosでゴールド会員資格延長、600,000 AviosでGGL会員資格延長というレートでは、上級会員が異常繁殖することはないでしょう。会員離れに効果があり、マイレージランは減るので悪くない気がします。

 

今後注目したいこと

「こんな時にしか起きないこと」が世界中で起きているので、興味深い限りです。今後しばらくはヨーロッパが感染拡大の主軸となります。BAやAFの対応に注目しましょう。お得な話が降ってくるかもしれません。