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フランスの規制解除は第2段階へ

日本ではコロナ禍、ドイツでは Coronakrise と新語が生まれましたが、フランスでも déconfinement (脱隔離、脱孤立化、脱封じ込め)という辞書にない名詞が日常語になっています。それは 5月11日から徐々に進められています。

フランスも規制の段階的解除 - バス代わりの飛行機

 

そしていよいよ第二段階が 6月2日(火)に開始します。

Déconfinement : carte, parcs, déplacements... Ce qui est possible ce week-end ou pas

6月からと言うことだったのでしょうが、5月31日(日)は聖霊降臨節で、翌 6月1日(月)が休みと、直前が三連休です。そのため一部は前倒しで解禁されます。

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Parc des Buttes-Chaumontをはじめ、一部の公園は5月30日(土)から再開されました。公園ではマスク着用は強制ではなく、推奨。入口にはアルコール消毒薬の瓶を設置という具合で日本と同様の「新しい生活様式」。

Aux Buttes-Chaumont, les Parisiens goûtent "la liberté retrouvée" dans leur "jardin"

今の季節はフランスの大部分で気候が良くなり、日照時間は長くなります。連休を思う存分楽しめるかどうかは、国民の士気を左右します。政権としては、支持率のためにもできる限りの便宜を図りたいところ。

 

Bd. Haussmannのデパートも 5月28日(木)から営業しています。一週間前の週末と比較すると、パリはすっかり様変わりしていることでしょう。

 

6月2日(火)よりカフェとレストランが再開。リセも再開。海岸、湖も徐々に利用できるようになります。Le Parc Asterix は 6月15日(日)より感染防止措置の下、営業を再開します。

 一番大きいことは、国内を自由に移動できるようになることでしょう。社会からの圧力が非常に強い日本では、禁止されなくても観光旅行は難しいのが実情。そういう規範で動く社会ですから、圧力を尊重することも重要です。一方、禁止と自由の間に段階がないのが大陸です。解禁となると業務だろうが、レジャーだろうが、普段通り移動を始めます。

 ただしこの移動解禁は 6月2日(火)からで、連休中は「自宅から100 km」の規制で取り締まられるとあちこちで警告されています。

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フランスは 7月4日からバカンス。6月によほどの感染増がない限り、このまま長期休暇に突入しそうですが、国外旅行は下火になりそうな気がします。とは言っても、もともとフランス人は、ドイツ人ほどには外国でバカンスを過ごさないので、あまり影響はないはずです。

 むしろ外国からの観光客をどの段階で呼び戻すのかの決断の方が、はるかに重要です。フランスは世界第2の観光大国なので、プライオリティの高い問題。

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ここからは想像ですが、EU内で人の移動が解禁されれば、感染の程度が低い国からの観光旅行は直ちに解禁されるでしょう。そして EU はバカンスシーズンに域内移動の再自由化を間に合わせたいはずです。

 ヨーロッパとの交流実績を考えると、入国が解禁されたら、日本政府は渡航を解禁するでしょう。しかし今の水準で感染が続くなら、ヨーロッパに渡航すると、日本国内にいるより数倍*感染しやすくなります。旅先では厚労省の「新しい生活様式」を思い出し、警戒しないと痛い目にあいます。

 

*:COVID-19は致死性も感染性も「悪い」インフルエンザ並みの感染症のようです。冷静に考えると数倍なら、他の国、他の感染症の問題と比較して特段の制限を設ける合理的な理由がありません。