沖縄県は5月、新規感染者ゼロを記録しました。県による「沖縄に来るな」キャンペーンが功を奏したようです。何でもやってみるものですね。
一方で個人的には、珍しい体験をしました。自動販売機から2000円札が出てきました。東京での出来事です。びっくりですね。久しぶりに見ました。このお札。
沖縄では流通しているという噂ですが、このご時世に、沖縄に行った人でもいたのでしょうか。それともストックを間違えて使ってしまったのですか。
社会の一員という意識に乏しいANA
JAL と ANA の比較という平凡なテーマですが、何となく想像していたことの確認がとれました。ANA は JAL に比べてずいぶん欠航が多いのですね。例えば 5月30日(土)の羽田-伊丹で、
ANA は枠16、欠航13便、運航3便
JAL は枠15、欠航9便、運航6便
ですから、差は明らか。もちろんこの日だけ特別というわけではありません。
なお 5月31日(日)JALはこの路線で臨時便を一往復運航しました。(つまり欠航9便、運航7便)
羽田の発着枠をとる時は強欲ぶりを見せつけた一方、国難に際しては公共機関として使命を果たさないのでは、確実に評価を下げます。少し前の日経系の雑誌に載った社長のインタビューと言い、自社都合で平然と欠航を続ける鉄面皮といい、劣化企業の典型に見えます。これでは社会性が低すぎ。関わりを持つと個人の評価が下がりそうです。ヘリコプター会社が抱いた夢
https://www.youtube.com/watch?v=kc6GyqGPc-Y
は平凡な事業拡大だったようですが、社会に助けられて大きくなったら、それなりの義務を負うということをさっぱり理解していないように見えます。
これに比べると、英語がいつも無茶苦茶だとか、些事を鼻にかける様子が嘲笑ものだとかは問題になりません。そのうち ANA は多くの日本人に忌み嫌われる逆ブランドになるのではないでしょうか。
恋人たちのために国境を開放するデンマーク
疫病蔓延のため、本来行き来が自由な Schengen 域内でも国境閉鎖になっていることは、広く知られる通り。ヨーロッパ各国は、感染がやや落ち着いてきたため、徐々に規制を緩和していますが、それでもまだ国の再始動に手がいっぱい。国境開放には数週間はかかりそうです。
そんな中でデンマーク。国境を越えた関係で「基本的に6か月以上の交際期間を証明」できれば、入国を許可することになりました。ただし対象はドイツ、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの住民に限られます。宣誓書と証拠を携帯するだけでよいようです。そしてラブレターや写真が証拠になります。
デンマークの法務大臣 Nick Hækkerup は、「警察から追加の管理を迫られるかもしれないが、当面はこれで十分」と述べると同時に、デンマークジョークを披露します。
"If it turns out that 500,000 German partners suddenly come to Denmark, then you might say, 'There are probably some who are cheating with the rules.'"
「もし50万人ものドイツのパートナーが突然デンマークに押し寄せることがわかったら、あなたは規則を逃れようとする連中が多分いると言うかもしれないね。」
デンマークの人口は580万人。ドイツに50万人もの恋人がいるだなんて、魅力あふれる住民ばかりなのでしょう。規則の弱点を突いて不法入国したいドイツ人が50万人も出るとは、それだけ魅力的な土地なのでしょう。反語的なひねりですが、単純に数字を大げさに言った以上のおかしさがあります。
入国審査では自分のもらったラブレターを見せるわけです。想像すると微笑ましい規制緩和。
中国便は再開へ
Lufthansaは5月30日、疫病蔓延で中断されていた中国への旅客便を再開しました。ヨーロッパの航空会社としては初です。
Virus: un premier vol d'employés européens de retour en Chine | Zone bourse
FRA発TSN着のLH342便で、主にドイツ人の中国駐在員が仕事に戻るために利用しました。次の便は6月3日のFRA発PVG行になるようです。
アメリカからは、Delta と United が6月に中国便を再開するようです。都市によっては、ヨーロッパやアメリカよりは感染は抑えられているようなので、今後中国路線再開は続くでしょう。中国の入国時には、自己隔離2週間が義務付けられるのでしょうか。
日本も含め、ビジネス客には国境開放が進められています。人の流動も少しずつ元に戻りつつあります。