根拠なしに予想や印象を書くことも許されるのが無料ブログ。アフィリエイト広告を取っていないことは、中立性には関係しても予想の確度には関係ありません。論拠がないことを書くのは好きではないので、普通は問題ないのですが、たまに高揚して
のような記事も書くことがあります。そんな根拠が弱い記事が10件以上も facebook でシェアされたりして、困ってしまいます。皆、旅行に出たいし、未来は見通せないし、素人だろうが何だろうが、他の人の考えが知りたいのだろうと思いました。今日はその罪滅ぼしに事実をまとめました。
旅行再開に関するニュースは、最近毎日のように現れます。とても喜ばしいことです。昨日 6月 4日木曜日、ツーリスト向けに国境開放を発表したのはオランダ。
それによると、今のところ考慮される対象国はEUに限られます。6月15日以降
Belgium, Bulgaria, Germany, Estonia, Italy, Croatia, Latvia, Lithuania, Luxembourg, Portugal, Slovenia, the Czech Republic.
の12か国から(これらの国籍の人間)の入国が可能になります。さらに 6月中ばから 7月 6日までの間に
France, Iceland, Liechtenstein, Austria, Spain, Switzerland, Cyprus, Finland, Hungary, Ireland, Malta, Norway, Poland, Romania, Greece, Slovakia.
の国からも、(これらの国籍の人間が)入国可能になります。一方、Denmark, Sweden, the United Kingdom の3カ国については、今後の感染の状況から判断すると、今回は見送られています。
現在はEU内のことで頭が一杯でしょうが、これらの国と比べてはるかに感染状況が良くなっている北東アジアからのツーリストを呼び込まない手はありません。お金も落としてくれる上客です。早晩国境を開放することでしょう。
なお Schengen 域内の国境再開放のカレンダーは
Timeline of EU Member States Reopening Their Borders - SchengenVisaInfo.com
にまとめてあります。ツーリストの入国は次のように認められてきています。
5月15日 バルト三国間で開放
5月16日 ドイツがルクセンブルクとの間の国境管理を廃止
5月26日 ハンガリー、チェコ、スロバキアの三国間で48時間以内の滞在が可能に
5月28日 クロアチアが Slovenia, Hungary, Austria, the Czech Republic, Slovakia, Estonia, Latvia, Lithuania, Poland, Germany からの入国を
6月 1日 リトアニアが Austria, Bulgaria, Croatia, Cyprus, Denmark, the Czech Republic, Finland, Estonia, France, Germany, Greece, Hungary, Iceland, Italy, Latvia, Liechtenstein, Luxembourg, the Netherlands, Norway, Poland, Romania, Slovakia, Slovenia, Switzerlandからの入国を
6月 3日 イタリアが EU と Schengen 域からの入国を
入国再開の今後の予定は、14日間の検疫や健康証明なしという条件に限ると
6月15日 フランスがEUからの入国を
6月15日 デンマークがドイツ、アイスランド、ノルウェーへの自国民の渡航を
6月15日 ギリシャが日本を含む29カ国からの入国を
7月 1日 スペインがEUからの入国を
7月 6日 この日までにスイスがSchengen域から入国を
認めることになります。これに上記のオランダのニュースが加わります。
なお 7月 1日には、マディラ島やポルトサント島へは入国72時間前以降に行われた健康証明があれば世界中から観光客が入国できるようになります。これは日本人にも関係あります。
日本国パスポートで観光できそうな国、地域は、6月15日からのギリシャ、7月 1日からのマディラ島、ポルトサント島です。しかし上記カレンダーの取組みで、再度感染が拡大するようなことが起きなければ、すぐにでも EU諸国へは行けるようになると思います。早ければ8月には国境を開けてくれるのではないでしょうか。
ただし今の状況が続くなら、日本にいるより感染の確率は格段に高くなります。いくら先方が来ていいよと言っても、日本の外務省からヨーロッパ全域に渡航中止勧告(=レベル3)が出ている事実は忘れてはいけません。10日後にギリシャに行けるというほど甘くありません。目的が観光では、感染症危険情報*がレベル1まで落ちないと、リスクが高すぎるます。
*:現在の感染症危険情報は、実態を反映していない気がします。更新した方が良いのではないでしょうか。