PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

ヒースロー Terminal 5 でのサービス向上(追記)

COVID-19の日々の感染件数が記録更新したという「賑やかな」ニュースがまだまだ続きますが、皆様におかれましてはますますご健勝のこと、お慶び申し上げます。

 

さて前の記事を出した後で一杯やっていい気分になっていたら、はるか彼方から「あの写真はターミナル3 では?」と玉を転がすような声、続いて「懐かしい」とすすり泣きも聞こえてきました。

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あの写真

確かにこれは JAL42便の客がさんざんお世話になった Terminal 3 Galleries ラウンジです。JAL が Terminal 5 へ引越したため、JALの顧客が哀惜を覚えるラウンジです。

 そういう因縁のラウンジですので、前の記事にこの写真が使われても不自然ではありません。しかし改めて記事を眺めてみると Terminal 5 が主題なのに Terminal 3 の写真ばかりになっていました。さすがにこれは雑。写真を総入れ替えしました。

 

残念なことは、ちょっとやそっとのことでは LHR に行けないので、すべて 1~ 3年前の写真だということです。掘り出すには時間がかかりました。

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The Concorde Room

いつになったら LHR は正常化するのでしょうか。

 

実はCOVID-19の流行、より正確にはCOVID-19流行に起因する混乱は、急激に終息に向かうのではないかという気がしています。

 日本の状況は、検査数を増やすと検出数が増えるという当然の結果を確認している段階。知恵の足りないジャーナリストに餌をまいている最中です。一般人もメディアの本質を改めて意識し、トリックには慣れてきたようで、陽性率を気にする人が増えているようです。

 陽性率が 5%程度で増加傾向にないなら、常時一定少数が感染して、同一割合が治っている定常状態(≠ 平衡状態)です。死亡率は下がる一方になり、ありふれた感染症に向かっています。大方の予想どおりの結末を迎えつつありますが、意外に早い展開という気がしました。恐ろしい感染症は多いのですが、凡人は要所要所に注意して*平然と暮らしているわけです。COVID-19に対する恐怖がそれ以下へランク落ちする日は、確実に近づいています。情報化の時代。汎世界的な意識変化が、過去に比べて桁違いに早くなっても驚くにはあたりません。

 少し心配なのはワクチンのこと。皆が感染症に馴れれば、ワクチンの需要は極端に収縮します。加えてその効果がインフルエンザ用のワクチン並みだと、興味が失せるでしょう。開発費用は回収できるのでしょうか。

 多くの命が失われ、四半期の死亡数に有意な差が出た欧米ではワクチン開発もやらざる得なかったのでしょうが、そうでない日本で取り組みが低調だったのは理知的でした。時には資本の論理が一番まともだったりします。

 次は医療資源の無駄遣いをなくすことですね。意識変化を加速することが有効ですが、拙速なことをやると、誰も政府のことを信用しなくなるでしょう。難しいものです。

*:行動がおかしな犬には近づかないとか、夏には近づくなと言われる藪には入らないとか、生活の知恵みたいな意識に感染予防の鍵があります。COVID-19 の流行期なら、都会で活発に活動する若者は祖父母に直接会わないとか、肥満や糖尿病でない個人はインフルエンザ並みの対策を続けるとか、そんなレベルのことを意識すれば、大方の悲劇は避けられるのではないでしょうか。

 

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