バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

新しい伊丹空港北ターミナル

長らく改装工事を行っていた伊丹空港も、8月 5日にグランドオープン。客が出入りする場所は工事が終わったようです。新装開業なら見学する他ないと、行ってきました豊中市蛍池西町 3丁目555番地。

 北ターミナルのチェックインホール。大阪(伊丹)―大分という路線をアピールするために作成したポスター?

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大分へはANAJALも飛びます。

この写真、夕日のようですが、広い水面の先に水煙に霞む山影が見えます。こんな場所が大分にもあるのですね。意外さを突いたことがポイント。

 この壁は北ターミナルの南端です。2階部分に昇るエスカレーターを挟んで、こちら側は国際線乗継ぎカウンター、自動チェックイン機が並びます。利用客はほとんどおらず、閑散としています。8月の多客期がこれですから、コロナ禍の影響は大したもの。

 

ちなみに北ターミナルの中央部分は一般的なチェックイン。北側部分は団体受付。さらに北側、改装前に到着ホールだった場所は現在レンタカー業者が集積しており、レンタカープール(と呼んだ方がそれっぽいかも。レンタカー駐車場。)を挟んで、その前が長距離バス乗り場となりました。長距離バス乗り場には待合室も完備。その周辺から先にかけて、レンタルバイク、カーシェアリングの施設があります。

フロアマップ | 大阪国際空港(伊丹空港)

近隣へのバスは、北ターミナル、中央ブロック、南ターミナルの前にずらりと並ぶ12もの乗場から出発します。モノレール駅は中央ブロックに直結。

 総合すると「地上の足」に関しては、北ターミナルの方が明らかに便利です。南ターミナルでは、近隣へのバス乗り場の先に国交省の施設があり、それは一般人には無関係。ターミナルの面積は南北で変わらないようですが、南ターミナルは北より混雑が激しいようです。

 地方空港では、ANA 利用客は相変わらず不便かつ窮屈な状態を強いられています。ANAは羽田だけ熱心という批判が当たっているのか、国交省のさじ加減に問題があるのか...。たぶん両方でしょう。

 

近隣へのバス路線は、ほとんど復活しました。

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近距離バスの timetable

田辺に行っても同志社大学ぐらいしかなく、どうせ大学はほぼ休みなのでこの路線の運休は理解できますが、関空行が運休というのはどういうことですか。

 

さて北ターミナルに到着すると、1階でチェックイン。その後2階に昇り、体温計測と保安検査を受け、問題がなければ搭乗ゲートへ行くことができます。JGCのおっちゃん・おばちゃん、ダイヤ様、そして F客は2階に専用チェックインエリアがあります。南ターミナルも基本的には同じ構造をしています。

 

保安検査入口前にも、商業施設があります。

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The GIFT HALL

The GIFT HALL というエリアに、本屋(map 224)と土産屋(map 226)が同居しています。本屋はHMV大垣書店ではありません。「ふんっ!」なんて思っても、顔には出さないように。

 土産屋は諸国屋という名。空港の近所(伊丹、箕面豊中)の特産品も置いています。その他の商品も、なかなかディープな感じがするものばかりでした。

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特産品各種

551 を売る店ばかりでも困るので、これは良い傾向。それから「ある時~、ない時~」は、家帰ってからやって下さい。

 

体温計測+保安検査の直前に一休みしたければ、上島珈琲店(map 223)があります。からふね屋とか、イノダはありません。「ふんっ!」なんて思っても、顔には出さないように。

 他には本格的な靴修理の店(http://resh.tv/ map 225)ができていました。このターミナルの2階は改装前、ビンテージワインの専門店がありましたね。趣味に走っています。

 

保安検査後、フードコートに出ます。美々卯(map 289)も入っています。南ターミナルでも同じようなフードコートが設けられたようですが、スタバ(map 262)が入ります。北ターミナルでこれに相当するのは、MAISON KAYSER の喫茶(map 286)。ANAJAL の客層の違いを意識して出店が調整されたことは明らかです。

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なお空港はフードコートとは呼んでおりません。

この一角には物販店もいくつかあります。写真奥に見える TABITUS+(map 285)は、JALグッズや模型の販売。今のうちだけかもしれませんが、10万円超の大型模型も販売されています。2009年発売の oneworld エコバッグは売れ残りでしょう。

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TABITUS+ と MAISON KAYSER

 

 

フードコートの先は JAL ラウンジの入口。その先には総菜弁当販売のSORADELI(map 291)、高級バー兼食品販売所の Grand Bleu(map 292)、天然本マグロありそ鮨し(map 293)が並んでいます。

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改装の目玉、Grand Bleu

Grand Bleu については、数日前記事で紹介しましたが、ドリンクメニューは必見。

https://grandbleu.jp/data/drink.pdf

 

空港でひと山当てようと考えているのかどうか、ありそ鮨しは羽田空港第3ターミナルにもあります。福井の旅館が母体のようです。

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ありそ鮨し

本マグロにぎり寿司と空港出店という組み合わせは、10~30年ぐらいで推移する流行を読んだ賢いやり方かもしれません。外国人が戻るともっと繁盛するでしょう。

 

フードコートに連続する和食・甘味の京出汁おいなり釣狐(map 290)は、Grand Bleu や ありそ鮨し を向いて店が開いています。しかも専用席が多数あるので、これらの高級ダイニングと共に高級な一角を形成しているように感じられます。

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おいなり釣狐

 

工事中の区域も残っています。8月5日グランドオープンの直前まで BLUESKY が営業していたエリアです。

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BLUESKY@ITM, aujourd'hui.

BLUESKY は、フードコート付近にある ITAMI Marché BLUESKY(map 283)に進化したようです。南ターミナルでも、ANA Festa が新装開店(map 254, 265)しています。BLUESKY も ANA Festa も保安検査後のエリアにありますが、出発前に両方回ることも一応可能です。

 

保安検査後のエリアでは、長らく休業していた靴磨きコーナーも営業再開していました。従来通りの「仮設」です。

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クラシックな靴磨き

こういうニュースは新装オープンと同じぐらい、あるいはそれ以上にうれしいもの。「仮設」だからか、フロアマップには掲載されません。15-16番ゲートへ向かう通路と14番ゲートの間でゲートとは逆側の壁に沿って設置されていました。

 

愛好家以外は目に入らないだろう「例のあれ」も健在です。靴磨きコーナーの横、人目につかない片隅に置かれていたことは残念です。

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例のあれ

最近 #ハメチャレ hashtag on Twitter も活動報告がなく、この種のアトラクションは歴史的な役割を終えつつあります。伊丹の「例のあれ」は大阪くらしの今昔館(大阪市北区天神橋 6丁目4-20)に収納される日まで、現役で活躍して欲しいものです。