バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

Les moines japonais s'entassent dans la cabine éco, tandis que leurs confrères français prennent la première

2018年4月のプログラム刷新時、ゴールド会員資格1年間付きのクレジットカードが発行され旋風を巻き起こしたフライングブルーですが、ここのところ世の注目度は下がる一方。海外に出られない月日が続く中、スカイマイル同様、国内路線に基盤がないプログラムは仕方ないと考えるのは、正しくもあり、間違ってもいます。フライングブルーは JAL 国内線の搭乗だけで、ゴールド会員、プラチナ会員になれるのですから。

 

JAL 搭乗でも上級会員になれるFB

FB でも上級会員になれる JAL 搭乗

Air France - KLM のマイレージプログラムのフライングブルーは、2018年 4月に行われた xp と金額制の導入で大変化を遂げました。

フライングブルーが金額制に (速報) - バス代わりの飛行機

 

改めて考えると大きな出来事なのに、不思議と話題にならないことがあります。会員資格に必要なフライトを提供する会社が著しく拡大されたことです。プログラム変更以前は、Air France - KLM 以外では、スカイチーム加盟各社の搭乗のみがカウントされました。今はスカイチーム加盟各社以外にも

Air Corsica、Air Mauritius、Chalair Aviation、China Southern, Copa Airlines、GOL、JAL、Malaysia Airlines、Qantas、TAAG、Twin Jet、Virgin Atlantic、WestJet

の搭乗で xp が得られます。驚くことにワンワールド加盟会社が3社も入っています。AF は会員プログラムの在り方について、根本的なところで考え方を変えたようです。

 

2005年の創設以来、上級会員になるために自社利用が条件になっておらず、もともとエリートプログラムの間口は広い方でした。しかし現在は次元が違うレベルまで拡大しています。

 

JAL を頻繁に利用すると Air France でも、British Airways でも*上級会員になれるのです。「日本に生まれて良かった」ではありませんか。JAL も宣伝に使えるかもしれません。世界的に見ると極めて特異な AF と BA のコードシェア便JAL は運航しています。世界でここだけのようです。

 *:BAの場合は、BAへの搭乗が規定回数必要

 

JAL の搭乗と xp

フライングブルーのチャートは、JAL にも適用されます。4キャビンクラスと5段階の飛行距離で、搭乗が 4 x 5 = 20 種類に分類されます。その分類ごとに1回の搭乗で得られる xp が決まります。マトリックスはこちら。

Flying Blue

 JAL の搭乗をフライングブルーに登録する場合、予約クラスが最大の問題です。国内線では分かりにくいこと、また国際線でも X だとか、I だとか怪しげなクラスが魅力的だからです。一方フライングブルーは、予約クラスについて厳格に述べています。

Flying Blue

JAL 国内線の有効な予約クラスとその搭乗で得られるマイル(実距離ベース)は、

ファースト F, A:150 %

ビジネス C, J, D, X:100 %、I:70 %

エコノミー Y:100 %、A:70 %

国際線の場合は、

ファースト F, A:150 %

ビジネス C, J, D, X:125 %、I:70 %

プレエコ W, R:100 %、E:70 %

エコノミー Y, B:100 %、H, K, M:70 %、L, V, S, O, G:50 %

です。ここに無い予約クラスは対象外。他社の搭乗ということを勘案すると、標準的な設定です。

 

国内線の航空券販売は、発売時期、割引率、変更制限をセットにした商品名を使います。そのため予約クラスが分かりにくいことが難点でした。JAL の場合、FOP 計算機では国内線用の名称で計算が可能です。しかし当たり前ですが、他社プログラムには何も提供しません。BA のエグゼクティブクラブも2014年頃注目度が不連続に上がりましたが、その頃 JAL国内線利用についていろいろな噂が飛び交っていたものです。

 現在では JAL の国内線を利用すると、保安検査時に区間、搭乗便名、搭乗クラス、搭乗口、シート番号や出発時間が記載された伝票が印刷され、目的地到着まで保持しろと指示されます。この伝票に今から搭乗する便の予約クラスが記載されています。搭乗直前の確認では、単一機会には時遅しですが、次回のために規則を見つけることができます。

 

あらゆるパターンを試したわけではないので保証しかねますが、クラス J は特便割引でいつも C でした。先得で予約するといつも L が出てきました。この差はフライングブルーではかなり大きくて、C だとビジネスクラス、L は加算対象外です。ファーストは特便割引以上でしか予約できないのですが、特便割引で A が出ます。

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保安検査時に発行される伝票。予約クラスは左から A、C、L。

特便割引で買えば、他社プログラムでもファースト、ビジネスとして加算されるという予想には根拠が他にもあります。長くなるのでここには書きませんが、これは重要です。

 なお BA のエグゼクティブクラブに加算すると、先得割引のクラス J でも常にビジネスクラス扱いでした(時制は英語の現在完了形)。フライングブルーよりおおらかです。

 

国内しか自由に旅行できない今、JAL 国内線利用によるフライングブルー上級会員資格の維持がどの程度大変なのか検証することが目的でしたが、すでに長くなったので残りは次の記事にします。