PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

Les moines japonais s'entassent dans la cabine éco, tandis que leurs confrères français prennent la première (3)

前回までのまとめ

・フライングブルーでは、AF-KLMとスカイチーム加盟会社の他、13の航空会社の搭乗で上級会員になれ、AF-KLMの搭乗は義務付けられていません。

JAL国内線だけでも、上級会員になれます。

・ただし普通運賃、往復割引、ビジネスきっぷで、ファーストクラスは F、クラス J は J という予約クラスでなければ、得るものは無いようです。

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2箇所のゴネどころ

JAL 搭乗をフライングブルーに登録するなんてマージナルな利用は極めて稀なのか、道の整備が放置されているような感じを受けます。起きそうな事がら、試す価値がある事がらが2つあります。

 フライングブルーの JAL の予約クラスの解説ページでは、仏語の記述が他の言語と異なっており、2種類の公式案内がある状態。いくら何でもこれはひど過ぎます。クラス J を特便割引で搭乗し、加算されなかったら

☏:「フランス語では C は加算されると書いてあるぞ。どういうことだ!」

と青山に訴えるのは全く正当な行為です。その後

☎:「係の者に交代しますので、このままでお待ちください。」

(仏語が堪能な同僚に代わる。)

☎:「お客様、どのページでお調べになったのでしょうか。」

☏:「○×〇×」(何を言っても以下は一緒)

☎:「変ですね。見つからないので、そのページの大項目をいくつか読んでみてくれますか。」

などと低レベルの対応をされることはないと思いますが、何を言われてもひるまず頑張ってください。

 

もう一つは、JAL ビジネスきっぷでの搭乗をフライングブルーへ登録すること。この航空券は JAL 会員が本人の航空券を購入、JAL カードで支払うことが条件になっていますが、いくら読んでもマイルを JMB に登録するとは書いてありません

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しかし普通の購入手続きでは、 JMB へ自動登録されるはずです。国内線カウンターで JAL クレジットカード提示と同時に、「マイルはこのアカウントに」とフライングブルーの会員カードを堂々と見せる度胸があるかどうかですね。おそらく引き留めるような確認を取られます。それでも言い張らないといけないなんて、小心者の Pechedenfer にはとてもできません。

 ところで国内線ファーストクラスのビジネスきっぷは F のようですが、この対応関係は事前に確かめた方がよい気がします。この航空券、ことのほか割引率が高いのです。11月17日の HND-ITM ファーストクラスで調べてみると、往復割引 32,500円に対して、ビジネスきっぷ 24,800 円です。xp 単価 2,480 円 はもちろんクラス J の往復割引やビジネスきっぷよりもかなり低く、(英日蘭版の記述をもとにすると)おそらく JAL 国内線で最強でしょう。これだけ違うと、面倒な予約クラスの再確認や発券カウンターでの面倒も苦ではありません。

 

ビジネスきっぷがフライングブルーに加算されることを祈念して、JALファーストクラスビジネスきっぷ利用による AF の会員資格維持、JAL クラス J 先得割引利用による BA の会員資格維持に必要な搭乗回数と費用を計算しなおしました。

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JAL国内線HND-ITM(AFはファーストクラスビジネスきっぷ、BAはクラス J 先得割引)利用によるAFとBAの上級会員

xp 単価を 2,480 円、TP 単価を 250 円としています。 BA4搭乗のため、LHRまで行く費用を考えても、BAの方が安上がりです。ただし生涯会員は相変わらず AF 有利。

 

xp を獲得するメジャーな方法との比較

スカイチーム加盟会社に搭乗する場合と比較します。パンデミック後はわかりませんが、日本から近い所では中華航空ビジネスクラス往復で、NRT-TPE-HKG や NRT-TPE-BKK が 10万円+α ぐらいでした。JAL 国内線との比較では、宿泊費も上乗せして考える必要があります。全部合わせて12万円ぐらいでしょう。すると xp 単価は 2,000 円になり、JAL利用よりも優れています。このパターンを3往復でゴールド会員、5往復でプラチナ会員資格が維持できます。

 欧州では、週末の2都市間移動を AMS や CDG 経由で行うと、ビジネスクラスで 5万円+αぐらいから航空券があります。一泊必要なことが多いので、宿泊費を入れて 6万5,000円ぐらい。xp 単価は1,100 円程度になります。しかし欧州までの航空券と前後の宿泊も入るので、これを入れると12万円はアップします。xp 単価は 3,000 円を超えてきます。10日以上現地にいて、AF-KLM2往復が可能になっても xp 単価は 2,700 円ぐらいにしか下がらないでしょう。

 欧州への移動に AF-KLM のエコノミークラスを使うと、5万円はアップしますが、xpも往復で 24(乗継0)~44(乗継2)獲得できます。xp 単価は少し下がると思います。

 

フライングブルー修行は、

JAL 国内線ファーストクラスでは時間の利用効率が抜群、費用は欧州遠征より少し割高(往復割引)〜だいぶ良好(ビジネスきっぷ)。

中華航空のアジア往復では時間の利用効率はそこそこ、費用は一番低い。

となりそうです。

 

JAL 国内線に搭乗する利点(パンデミック編)

今年3月以来、国際線修行なんて考えられない状態が続いています。修行僧といえども、今は費用、効率で妥協することが視野に入ります。

 フライングブルーで上位の資格が欲しいなら、迷わずJAL 国内線ファーストクラスでしょうね。フライングブルーも他社並みに1年間の会員資格延長を行いますが、会員年度終了時の xp 残高については何も述べていません。したがって例年通り減算が行われると思います。(誰かこのことについて情報を持っている方がいたら教えてください。)すると現在 160 xp 保有するシルバー会員なら、JAL 搭乗で 20 xp を加え、ゴールド会員になっておかないと来年度は 60 xp でスタートするシルバー会員です。フライングブルーの会員資格は1年で一段階しか落ちないので、その先まで影響が出ます。 

 たまの利用は、航空機への搭乗が無くなって魂が抜けたようになっている人も必要です。せっかくの機会、変わったことも試しましょう。JAL 搭乗をフライングブルーに加算はあまり普通ではありませんから、思い出に残るかもしれません。

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