バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

祝ベルリン・ブランデンブルク空港開港

Google の検索語予想というのは、なかなか凄いのですが、特に空恐ろしく感じることがあります。その言語を使う集団が、今何を知りたがっているのか見えることです。例えばドイツ語で「~はどれだけ長く続く?(~はどれだけ時間がかかる?)」と入力すると、

f:id:PECHEDENFER:20201030191732j:plain

コロナテストが2つ予想され、コロナそのものも示唆されます。ドイツ語圏ではそれだけ関心を持たれているということです。妊娠と更年期が出てくるのも、意外に特徴的です。

 

さて本題。ベルリン新空港が本日10月31日開港します。最初の計画から10年遅れだったと思います。

 Flughafen Berlin Brandenburg "Willy Brandt" という長い名前。Willy Brandt は昔の西ドイツの首相。ベルリン市長もやったかも知れません。同時代の政治家なら彼より Erich Honecker の方が施設名としては面白かったのですが、これは無理筋。

f:id:PECHEDENFER:20201030194537j:plain

20年後に大型空港の開港を期待しましょう。

 

後年、物語になりそうな逆風の中での船出ですが、開港日にどのぐらい便があるか調べてみました。

f:id:PECHEDENFER:20201030195133j:plain

新空港としての最初の便は、8:10発。日本時間で16:10です。それはともかく全部でたったの21便しかありません。Terminal 5から20便。Terminal 1から 1 便です。世界がこんな調子では仕方ありません。

 

下記の通り既存空港の拡張で出来た空港であり、Terminal 5 は営業が連続しています。看板を架け替えただけなので、「初日」としてチェックするのは、Terminal 1 と 2 の状況。その Terminal 1 から出る唯一の便、栄えある第一便は Interflug ではなく、Lufthansa でもなく、EasyJet Europe。ちなみに行き先の BER は Flughafen Berlin Brandenburg "Willy Brandt" の IATA コード。つまりこの空港を出発してこの空港へ戻ってくる便です。チェックインカウンターが示されているし、そもそもこの検索ページは一般旅客向けなので、旅客扱いするのでしょうか。

f:id:PECHEDENFER:20201030195316j:plain

夜の出発ですから、遊覧飛行にしては変だし、よくわかりません。

 

この空港はターミナル 1, 2, 5 から成ります。営業中だった Schönefeld 空港を拡張することで建設されましたが、Terminal 5 はその旧空港のターミナル。LCC ばかりが利用していたと思います。新しく建設したのは Terminal 1-2。場所も離れており、市内に近い側に Terminal 5 があり、滑走路を挟んで Terminal 1-2 があります。

 結局新ターミナルからの出発は1便だけ。ドイツほどの国の首都第一空港の開業としては異例。言うまでもなく疫病禍による旅客需要の消滅が原因です。一日一便ではこの新ターミナルの商業施設は何も営業していないと思われます。

 

開港イベントはあるにはあるでしょうが、きっと地味でしょう。週明けからロックダウンですが、この便数では元気が出ません。もっとも疫病の流行は一時のこと。すぐにでも賑やかで機能的な姿、本来の姿が現れることでしょう。せめて歌ぐらい歌ってお祝いしましょう。

...Und die Sonne schön wie nie

Über Deutschland scheint. Über Deutschland scheint.