バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

BAライフタイム・ゴールドメンバーシップへの道

ブログのサブタイトルを戻しました。BA 会員レベルの公示期間は終了、John Smith に戻ります。少々大きな変化が起きたのでお伝えしないといけないと思い、期間限定で表示しましたが、こんなものは恥さらし以外の何物でもありません。珍しければ珍しいほど、恥ずかしくてやってられません。ブログの紹介欄に自分のメンバーシップの詳細を示す方も散見しますが、人の感性は本当にいろいろですね。

 

さて航空各社のライフタイム・メンバーシップについての特集第二弾は、いきなり本丸。ブリティッシュエアウエイズ BA、エグゼクティブクラブ EC のゴールドメンバーシップです。

 

基準

BAEC では搭乗距離を5区分、搭乗クラスを6区分して、フライト利用で区分に応じたティアポイント TP が獲得できます。BA、IBの他、ワンワールド各社が対象になります。入会以来獲得した TP は Lifetime Tier Points として積算され、それが 35,000 を超過すると、ライフタイム・ゴールドメンバーシップ、さらに 100,000 でライフタイム・GGLメンバーシップ獲得となります。現在この2種のライフタイム・メンバーシップが知られています。1フライトで獲得できる TP をまとめると、以下の通り。

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TP table. 少数の例外あり

Lifetime Tier Points とは別に、会員年度ごとにリセットされる積算 TP が次年度の会員レベルを決めますが、基準は

 

Bronze 300、Silver 600、Gold 1,500、GGL 3,000(更新時)または 5,000(新規)

 

です。年度ごとの会員基準には、TP の合計以外に BA または IB の最低搭乗回数が必要条件になっています。それは会員年度中に

 

Bronze 2、Silver 4、Gold 4、GGL 4

 

です。なおワンワールド内での会員レベルとの対応は、

 

Bronze = Ruby、Silver = Sapphire、Gold = Emerald、GGL = Emerald

 

です。

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どのぐらい大変か

ライフタイム・メンバーシップは、ある会員レベルを長年保つ会員への功労賞のような性格があります。何年続けるとその資格が永久化するか?という発想に自然となるわけです。

 ゴールド会員を愚直に続けていても、いつかはライフタイム・ゴールドメンバーシップが得られます。数字を比較すると

ゴールド会員24年

になります。苦節24年が多いか少ないかについては、いろいろな意見がありそうです。すなわち適切な設定です。

 シルバー会員なら 59年、GGL会員なら 11年、GGL会員・コンコルドルームカード保持なら 7年、それぞれ続けた場合でも条件を満たします。

 

ライフタイム・ゴールドメンバーシップを短期間で獲得するなら、次のような搭乗パターンが考えられます。

(1) HND-ITM JLファーストクラス往復 292回。雇用される必要があるなら、豊中市蛍池中町に居を構え、大田区役所に勤めるという日々を送って約1年間で達成します。クラス J にして土日祝休み、有給および特別休暇完全消化という人間的な勤務を行うなら、2年かかります。小松-羽田とか、山形-羽田はクラス J が安いので、路線としては十分考慮できます。しかし小松空港山形空港の近所に移住するのは、なかなか大変そう。東京に住んで、週末を北陸や山形で過ごすライフスタイルなら 8年半で達成。

(2) LHR-SYD BA ファーストクラス往復 49回。毎週往復すれば1年で完了。移動時間が半端ではないので、1年間ずっと旅行しているような感覚にとらわれるはずです。費用や時間の点から、資産家と後ろ指を刺されそうな人向きですが、ファーストをいつも使うなら、メンバーシップなんてどうでもよいような...。

(3) 日本から DOH 乗継ぎ欧州 QR ビジネスクラス往復 63回。一週間一往復なら1年3カ月で完了。やはり移動時間が長く、ずっと旅行している気分になりそうです。数多い空港から渡航先を選べるので、退屈しないことでしょう。

(4) 日本から KUL 乗継ぎ東南アジア MH ビジネスクラス往復 98回。成田発金曜夜、現地1泊で月曜早朝に帰還という格安航空券があり、週末で完了する旅程が可能。毎週末動くと2年必要です。1年で完了したければ週2往復。日本1泊、渡航先1泊x2、機中2泊x2 という一週間が49回続きます。修行らしくなります。

(5) ビジネスクラス格安都市 X から日本への乗継ぎ航空券復路と X から目的地への乗継ぎ航空券往路の組合せが旅程往路、それぞれの逆経路の組合せが旅程復路。全8フライトが全て 2,000 miles 強という往復 32回。これぞ TP run の王道。一週間一往復だと約 7カ月で完了。例えば X を Jakarta にして、CTS-HKG-CGK(CX 航空券復路)、CGK-CMB-DXB(UL 航空券往路)で札幌からドバイへ行き、DXB-CMB-CGK(UL 航空券復路)、CGK-HKG-CTS(CX 航空券往路)で帰ります。一往復 1,120 TP。このパターンを反復します。他には X = CMB、航空会社= QR が有力な例でした。

 この種の航空券は、中継地で夕刻着早朝発だとか、待ち時間12時間超だとかになりがち。時間を要するスケジュールです。さらに安いなら安いなりの理由があるというか、これらの路線は大幅遅延や欠航が多いのも特徴。X での接続は誰も保証しないので、余裕を取った日程が必要になります。ホテル代を節約すると空港泊。すると旅行スタイルは、一週間一往復、外地では空港泊、帰国の際に札幌一泊という感じになりかねません。(2)、(3)、(4) よりおそらく安く、早く済みますが、体力、気力、金がある年金生活者向け。

 日本在住の場合、X は東南アジアや南アジアの都市になりそうです。また一般に路線、航空券価格はかなり変動します。特にパンデミック後はどうなるか分かりません。

 

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実行の折には、個人の状況に応じて搭乗密度を「薄めて」下さい。一年で完了するパターンを 23~24倍に薄めると年度ごとにゴールド会員を更新する TP が得られます。

 なおライフタイム・ゴールドメンバーシップには、BA や IB の搭乗が必要ではないようです。BA、IBに乗らなくても、BA のゴールド会員にはなれるのでした。

 

記録じみたこともそれなりに...

Flyertalk でも話題になる TP run。そこでは低費用、短時間で多くの TP が得られるフライトが良いフライトです。かくいう Pechedenfer も記録らしいものを紹介できるだろうと思います。

 

1 TP が100円を切るフライトは何度かありましたが、航空券単位での TP 最低単価は

91.1 JPY/TP

でした。これらはイレギュラーな航空券に分類できますが、何か月もの間システマティックに発生したダブルデイリー路線でした。したがって狙って購入することも可能でした。集中発券こそしませんでしたが、結果として何回か利用しました。