PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

2021桜

欲張って、今年は須和田公園と真間川沿いのサクラを一日で見ようと出かけたのですが、気がつくとこんなところに立っていました。放浪癖のある人間に特有の行動様式。

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円山公園

ちょっとした流行のせいで、この公園の名を聞くと六花亭の喫茶室が連想されますが、のんびりと新作ケーキに舌鼓を打っている時間がありません。そもそもそんな洒落たものは、この近所にはありません。

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カフェもあるにはあるので念のため

 

久々にこの辺を歩きましたが、午後になると人が増えそうなので早々に退散。一般的にはこの後、ねねの道あたりで右往左往するのが定番でしょう。あるいは気合を入れてアフタヌーンティーとか。

 

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以前訪れた時と比較して、あまり変わっていません。ほっとする一方で、相変わらず観光客相手に儲けているのだろうと、妬みともつかない感覚が付きまといます。とにかく人気があって何よりです。

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さすがに外国語を耳にすることはほとんどありません。若い男女は和装が多く、そうした客は撮影に余念がありません。老人もいっぱいで、それらしさが感じられる穏やかな春の日。来年の春はこうはならないでしょう。

 

昭和の大水害(昭和10年6月)で鴨川が氾濫した時にはすでに存在した鉄筋コンクリート5階建て+塔屋。そういえばその後は大規模な水害がない平安京

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エレベーターは日本最古ということですが、真偽のほどは存じません。そんなことより今年の夏、屋上ビアガーデンは営業するのでしょうか。例年だと確か週末祝日のみの営業(30名以上の予約で平日も可)と、フル営業とフル閉鎖の間の形態。調整は簡単そうです。

河床や中州の光景は平常、異常なし。四条大橋三条大橋から観察すべきは、等間隔の精度。ただし冬季は除く。

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先斗町の裏側が露出する右岸(写真左手)は相変わらずボロ屋が並んでいますが、春霞のかかる北山は美しいとしか言いようがありません。大都市の中心にもかかわらず、山紫水明と言って申し分ない眺望が得られます。

 

花の密度は、この界隈の方が高いことは間違いなし。

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高瀬川

総じていえば、普通に歩ける人の出。特に混んでいるようには感じられません。しかし合計で一時間もいれば十分。さっさと脱出します。

 

突然「ANA機と桜」を撮りたくなり、場所を変え、張っていました。運よく頭上をジェット機が通ります。ほとんど飛行経路下にあるので、肉眼では尾翼の識別が困難です。写真でみてかろうじて判定可能。


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惜しむらくは、ここは四分咲き。数日早かったようです。ちょっとした場所の差で開花はかなり違います。