バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

これまでとは違う国内線の使い方をしてみて分かったこと

送料無料は衝撃的。Wien のトルテの直接発注と入手が話題を呼んでいます。Sachsen の皿の上に載った「豪華な」写真を見た時は眩暈がしましたが、Preußen や Brandenburg の文化圏では恐らく無問題。Kreutzkamm も Sacher も仲間。Meissen も Augarten も仲間。全ては「総統の鷲の旗の下に」あります。

 

移動のスケールは小さいものの、Pechedenfer も現地以外では購入が易しくない逸品を手にすることに成功。

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島の方々がお祭りや宴会を毎日やるはずはなく、この「豪華な」品が日常的に消費されているとは思えません。必然的に広い販路が必要です。入手困難はある程度まで演出されたものなのかもしれません。

 これを波佐見焼に載せたら県観光振興課が喜ぶ絵になりそうです。が、Wedgwood に載せて平げましょう。食文化と食器とのミスマッチに目覚めました。

 

さてパンデミック勃発以来、国内線にしか縁がありません。これまで以上に JALANA の個性がクローズアップされます。外航と比べると無視できる差しかないのですが、二社しか視野に入らないと気になることが増えます。

 

羽田ー伊丹線のサービスは JAL が上?

この路線では JALANA動線の長さが違いませんか?飛行経路の話ではなく、空港で客が歩く距離の話です。羽田―伊丹を ANA で移動すると、搭乗ゲートに着くまで、空港を出るまでに随分と歩かされる気がするのですが...。

 

JAL は出入口に近いゲートを優先して使う気がします。ANA はバスゲートでなければ、後はどうでもよい感じがして仕方ありません。羽田空港、特にターミナル 2は広いので、ゲートにより5分以上の違いになります。空港に到着、駐機後、客室乗務員の指示に従わず、我先に立ち上がり、荷物を取り出すせっかちな客はこういう点にも注目した方が良さそうです。

 

ここでは特異的に大きな差になる可能性があります。ご存じの通り東阪の移動は、国内ビジネス客の大きな割合を占めます。そしてビジネス客にとって 5分の移動時間短縮は大ごとです。東海道新幹線の時間短縮がどれだけのニュースになるか思い出せば、この意味は明らかです。

 そして他の路線に比べて高頻度で使う客が多く、上級会員がやたら多いこともこの路線の特徴。落ちる金も多く、リピーター向けのサービスが重要な路線。「移動の短縮」はサービス向上の基本。全上級会員が対象ではないものの、大多数の上級会員に良質なサービスを提供することになります。赤と青のダイヤモンド会員、どちらがお得かという議論にも影響しそうなお話。

 

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妨害される座席指定

JALANA を利用する時、上級会員資格があり、有人チェックインカウンターで座席指定を行うと、前の方、前の方の座席が提案されるはずです。もしくは非常口座席やバルクヘッドのような「足元の広い」シート。

 ANA はシステムでも勝手なことを行います。搭乗数日前の機材変更は多いのですが、ANA の場合によく起きる問題は、予約時の指定座席がずいぶん前方の「良い」座席に変更されることです。この時は 40番台の座席を指定したのに、機材変更があり、7K に変えられていました。

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スタアラゴールドが関係しているかも知れません。一人客だと、こういう再配置の対象にされてしまいます。ANAアルゴリズムは、客の自由意思を無視して座席を割り当てます。サービスをパーソナライズしない、効率重視の ANA らしいシステムです。

 

普通席の前方シートや上級会員へ割り当てられる座席を好む人達の傾向として、到着時に我先に降機しようとするせわしなさが挙げられます。落ち着かないので、個人的にはそういう空間から離れていたいのです。

 現在、感染予防のためキャビン別に降機を指示されるので、せわしない傾向に拍車がかかっていることは確実です。航空会社も以前より座席指定に敏感。ただし客の意図に敏感にはならないのは悲しい性です。

 

降機の時間が違うと言っても B767B787 では、せいぜい 5分です。一方飛行機の早着、遅着は頻繁に起き、程度にしても 5分なんて最小レベル。降機の順番に神経質になるのは馬鹿げているのです。言われれば誰しも納得できる理屈のはずですが、周囲の状況からなかなかやめられないのですね。群集心理なのか何なのか、そういう心理に陥りやすいことは理解できます。

 

意味がない気苦労を見るのが嫌になったら、普通席では後方キャビンの後方席がおすすめです。ぼっち*G ならなおさら。

 昨今は空いていることも多く、隣席ブロックどころか、前後左右、斜前斜後に客がいないなんてこともよくあります。靴を脱いで寛ぐなんて序の口、脱いだ靴下を化粧室で洗って干すこともデキちゃいます。機内は乾燥しているので思いの外簡単に乾きますって、もちろん冗談です。

 

後方席は、感染防止という観点から席の希望を述べる時も無理がありません。小さな子供が近所にいる可能性が高く、それが気になる人はやめた方が良いのですが、意味なく焦る心理に付き合わなくてよいのは大きなメリット。(この辺の時間に対する意識は面白く、子連れは圧倒的に冷静に判断します。ホモサピエンスの不思議なところ。)

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後方座席でのサービスの違い

さて再び JALANA の差。JAL ではこんな席に座るエメラルド会員は珍しいのか、盛んに声を掛けられるフライトが多いことに気がつきました。どこかのプロセスに間違いがなかったのか、不本意な席指定であっても現時点では解消できるのではないかと考えるのでしょうか。

 うがった見方をすれば、上級会員は共通の特徴を持つので、 一か所に集めておけば集中管理できるし、起きることがある程度予想できるし、業務の省力化が可能。その省力化プロセスに乗らない厄介者になっているかもしれません。一方で非典型的な客は、新たなビジネスの芽を持つことも多いので、声掛けを盛んに行うのは、前向きな姿勢なのかもしれません。いずれにせよ、こういう徹底した「心遣い」は JAL ならでは。

 空いていると何回も絡まれます。JAL のねっとり系サービスが鬱陶しく感じられる方は、空いているキャビンの後方座席は要注意。

 

一方で ANA。機内では何も起きません。スターアライアンス・ゴールド会員へのサービスは、ワンワールド・エメラルド会員より一段階簡単なので、国内線搭乗時に「何もなし」は当然かもしれません。後方キャビンの後方席というのは少数派だと思いますが、特に警戒されることはないようです。

 さっぱりしていて良いという方には ANA の方が向いているかもしれません。JALANA のこういう差も興味深い所です。

 ANAのダイヤモンド会員だったらどうなるのでしょうか。この辺も知りたいところです。予想としては「やはり何も起きない」です。国内線では緻密に工夫されているけれど、上乗せサービスなどと言う本質的ではない事柄には積極的にならないのが ANA 流? 

 

客層

ANA の顧客層は数多くの年配オタクを抱えるように見えます。普通はとても平和な方々。愛顧の方法が多様化していることを意味し、会社にとっては良いことです。