大方の予想通り、東京の緊急事態宣言は大きな効果をもたらさないでしょう。昨年の GW は政府の指示を越えて、感染拡大防止の努力をした人が多かったのです。今年は少しでも言い逃れができる指示は他人事。日本も国際社会並みになりました。
そもそも規制ではなくて、要請、つまりお願いですから、無視しても責任は問われません。昨年の GW 時との一番大きな違いは、政治家や官僚の「ご乱行」が明らかになっていること。自分たちは気ままにやっている一方で、勝手なお願いを押し付けるわけです。「誰が聞くか」となるのは当然。宣言が効果を持つためには、その前に全員、きっちり処分することが必要条件でした。もちろんそんなことをできるわけありません。法的根拠がないので当然です。こんなことは宣言を検討する時点で明らかだったはず。病床も十分あるようだし、東京の緊急事態宣言はパフォーマンスなのでしょう。
するとたどり着くのはオリンピック。国内では平均的な人たちでも二重基準を指摘しますが、国際的にはオリンピックをやると言い続けているおかげでワクチン確保を有利に進められた可能性があります。
欺瞞が満ちている東京ですが、街を見ると人出は少な目。自分の感染を気にする常識的な人たちが多いことも事実。
天気もまずまずなので、米、茶、海苔を買いに日本橋に行きました。古典的な「生活必需品」を求めて徒歩で外出、移動するのですから、文句を言われる筋合いはありません。
柳通りですれ違った博多弁で喋りまくる若い女性3人は、GW を利用しての東京観光ですね。現在建替え中の城東小学校の建築現場の周辺です。中央通りにいた「じゃん」でフレーズを終える人達は、おそらく横浜(の文化圏)からの遠征。皆さん、感染には気を付けて羽を伸ばすのがよいと思います。東京の経済は、東京の住民だけでは回りません。
帰り道で寄ったのは、北海道どさんこプラザ。北海道は、東京での力の入れ方が違いますね。
在京の都道府県物産館は大多数が有楽町・銀座・新橋にあり、少数が京橋・八重洲・日本橋室町にあります。ついでにいろいろ覗いてみましたが、客はそれぞれの出身者が多いようでした。疫病禍で帰省を止めた人も多いことでしょう。心情的には、
今日は本題の方が短くなります。
少々前のことですが、JAL の客室乗務員が接客の講師、コンサルティングを行うとプレスリリースされていました。
「客室乗務員が行う」ことを売りにしただけという気もしますが、誰しも搭乗すればすぐ気づくほど接客が独特な JAL。ノウハウの積み重ねに裏付けられた一流の考え方が背後にあることは間違いありません。会社が JAL から講師を招いて一日研修を行うとなると、多くの社員が興味を持ち、刺激になりそうです。
自身で言う「JAL ならではの3つの特徴」
①世界に誇る強み、②現役客室乗務員が講師、➂文化を越えるコミュ二ケーション
では、①は特徴ではなく、単なる宣伝文句。②は「またか」で、➂はむしろ JAL の弱点です。何がやりたいのか伝わってきません。
ケチもつけられますが、個人向けのプログラムも用意するそうで、面白くなりそうな気がします。
個人向けプログラムは、ほとんどの個人事業主に利用する価値がありそうです。客室乗務員志望の学生も(採用には関係しそうにありませんが)就職活動において自己投資とするでしょう。ビジネス需要は大きい気がします。
さらに有閑マダムたちが茶道を習うような感じで、レッスンを受けるようになれば本物。JAL な人たちがオフ会で利用なんてことも、日本らしくて良いと思います。どう社会に受け止められるか、少し楽しみです。