バス代わりの飛行機

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アリタリアの航空券は払い戻しに

東京圏では医療崩壊が現実になりました。容態が急転しやすいこと、(病院の容量不足から) 治療なしに放置されること、この2つの因子のため自宅待機を指示された感染者が次々死亡しています。日本の医療システムは疫病に敗北しました。現場では並外れた努力と献身が続けられているのに、融通の利かないシステムが温存していることは残念な限り。亡くなった方々は不運としか言いようがありません。

 さらに状況が悪くなると、医者は生きた感染者を診るより、死んだ感染者を視る方が多くなります。孤独死が平凡すぎて話題にならなくなり、遊休施設は際限なく増える死体の仮置き場に転換されます。火葬場は連続運転に耐えられず故障が相次ぎ、埋葬は滞り、死体の山は大きくなるばかり。墓地価格は投機買いのため高騰...。医療崩壊が実現した今、人を煽る言葉が見つからないメディアはこんな終末像を描いてはいかがでしょうか。それほど夢物語ではありません。

 国のシステムの崩壊に関わらず、皆さんは生き延びて来年の夏こそ思い思いの場所で過ごしましょう。Pechedenfer は肉体に自信がないので、海辺や砂浜は遠慮します。夏とは言わず、疫病が収まれば直ちに思いの場所へ直行します。

 

Der Geist ist willig, aber das Fleisch ist schwabbelig. --- An die FKK

 

消えてしまう航空会社。10月15日以降は存在しないことが決まってから、ずいぶん経ちますが、その間10月15日以降の航空券も販売していたアリタリア。売る方も何を考えて売っていたのか不思議ですが、買う方も相当な変わり者です。関連記事はこちら。

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自分でも知らぬ間にファンになっていたようで、意外と頻繁に書いています。

 

さてアリタリアが発券した10月15日以降のフライトは、払い戻しが決まりました。Millemiglia の特典航空券もマイルが返還されるようです。この場合、マイルを使う時間が残されているのかかなり怪しくなります。10月14日までの同様のフライトへの予約変更も承るとのことですから、まずまず自由度の高い対応をしてくれています。きれいに払い戻されるとよいのですが、話が一旦こじれると履行は期待できません。航空会社の消滅時はそんなものでしょう。

CANCELLATION OF FLIGHTS DEPARTING FROM 15 OCTOBER

Schedule changes and refunds for flights from 15 October

 

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そういえばアリタリアは羽田にも来ていました。7月の写真。

 

そんな希望もないと思いますが、10月15日以降のアリタリアの航空券は 8月25日に販売停止になったので、「幻のチケット」はもう買えません。

 

誰かが予約を引き継ぐ方が客の混乱が小さいだろうし、会社立ち上げの段階で客がいるのはそれなりに心強いから、この航空券は ITA が引き継ぐのかなと漠然と思っていました。しかしごく一時のこととはいえ、運航路線も便の数もアリタリア時代から激減します。航空券は調整が大変でしょう。加えてアリタリアからの断絶を世に示す必要があります。こうしたことから、払い戻しになったのでしょう。

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その ITA は本日8月26日から航空券の販売を行います。もちろん10月15日以降のフライトとなります。「イタリアに行きたい」とはやる心を抑えるのが大変です。