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エグゼクティブクラブは会員資格の再々延長:吉報メール

エグゼクティブクラブからメールでお知らせ

直前の記事を公開した後、数時間して(13:00 GST頃)エグゼクティブクラブからお知らせが届きました。会員種別ごとに内容が違うようです。

 一つのメールを作文し、会員に応じて文章を適宜削除して送り、表題が無茶苦茶になったこともある BA ですが、今回はまとも。

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Gold Guest List をもう一年。12カ月の資格延長は、Tier Points collection の終了日が 2022年 1月 1日から 3月31日の会員が対象。

 

報道と矛盾ありません。

 

さらに重要なニュース、ビッグニュースがあります。Gold Guest List 会員は LHRJFKコンコルドルームが利用できるようになります。ゲスト一人も同伴できます。「アクセスのために再び 5,000 Tier Points を獲得する必要はありません。」そして「会員にコンコルドルームカードはもう発行しない」とはっきり述べられています。

 

Access to the Concorde Room, for you and a guest
Speaking of benefits, we’ve also made an exciting improvement to your membership. When flying from London Heathrow or New York JFK, your Gold Guest List status will automatically grant you access to the Concorde Room – our most exclusive lounge. This means that you’ll no longer need to earn 5,000 Tier Points to qualify for access and we’ll no longer issue Concorde Room Cards to Members. Your Gold Guest List status is the only key you’ll need.

 

前の記事で「コンコルドルームカードの有効期間は延長されるかどうか分からない」と書きましたが、直接の答えがここにありました。「延長なし」です。ただしこのカードは廃止、今後コンコルドルームは全ての GGL 会員が利用できるため、問題自体が解消されています。

 現行のルールでは、新規 GGL 会員になるために年間 5,000 Tier Points 獲得が必要ですが、更新は 3,500 Tier Points で OK。一方、コンコルドルームカードについては獲得も更新も 5,000 Tier Points 必要でした。入室へのハードルはかなり下がります。

 

思いもよらぬ展開です。

 

コンコルドルームの今後

日本の GGL 会員の場合、JALLHR では Terminal 5 発着になったため、今回追加されたコンコルドルームへのアクセスはとりわけ価値が高い特典になります。

 

利用条件の詳細はわかりません。ゲストに制限がなければ、GGL会員は JALアメリカンの搭乗客も招待できます。Terminal 5 の Galleries Lounge は、Terminal 3 より混雑していることが多く、大箱の大衆食堂のようでした。コンコルドルームは、分かりやすく格が違う空間です。知り合いを案内できると、鼻も高いことでしょう。いろいろと良いこともありそうです。

 GGL 会員本人についても、パンデミック前と比べて自由度が高くなります。BA Gold という隠れ蓑を着た JGC は多いようですが、蓑を GGL にグレードアップすれば、欧州は JL 43, 44便、コンコルドルーム利用という「ハイソな選択をする自分」になれます。少なくとも BA のコードシェア便ならJAL運行でも使えるはずです。FRA の JAL ラウンジや CDG の AF ラウンジより、格段に快適な待ち時間になるでしょう。コンコルドルームで日本人らしき客を見かけることは今までほとんどなかったのですが、今後その機会は増えそうです。

 

また GGL 会員は、カンタスの Platinum One、フィンエアの Platinum Lumo、アメリカンの Exective Platinum や JAL のダイヤモンド、メタル、5スター etc. との比較で、アドバンテージを持つことになります。ワンワールド内での張り合いで、BA がハイエンドの会員を獲得するための一手という側面も見えます。

 

LHRコンコルドルームは、「座れないほどではないが、結構人がいる」こともありました。2019年の発着状況や搭乗率が回復、全 GGL 会員が利用だと仮定すると混雑が問題になります。

 おそらく BA は数年間、航空需要は元に戻らないと考えているのでしょう。混雑するようになったら、

・GGL資格で入室する会員のゲストは、その会員と同じ便の出発に限る

・ゲストは、入室資格のある者と同じ便の出発に限る

・GGL資格での入室は本人に限る

・GGL資格での入室はビジネスクラス以上の利用に限る

・ファーストクラス利用客に限る

など、さまざまな条件変更で対応できます。BA には、チャンギの Concorde Room Bar で、コンコルドルームカードによる入室を突然不可にした前科があります。LHRJFK でも突然変わる可能性があります。需給調整は簡単にできると BA が考えていても、不思議ありません。

 

また

・GGL会員は新規、更新ともに 5,000(あるいはそれ以上の)Tier Points 必要

というエグゼクティブクラブ改悪を行い、その結果としてコンコルドルームの入室を絞るという展開も考えられます。

 

何が待ち構えているかわかりません。特典は享受できるうちに享受しましょう。