これは日本でやっても面白いことになりそうです。
バレンタイン企画で、アメリカ在住の独り者がロンドンで永続的な関係を作るためにアッパークラスのチケットをプレゼントというもの。枠は8で、Virgin Atlantic が彼/彼女を運ぶ理由を正当化しなければなりません。
Are you single and based in the US? ❤️
— virginatlantic (@VirginAtlantic) 2022年1月28日
We’ll help you meet your match with ‘Tickets to Love’ - the chance to join seven other singles flying Upper Class from New York to London for the weekend.
Virgin Atlanticって大胆な会社ですね。ただグローバルクラブもこのぐらいの企画はできるでしょうに。会員の若返りのために一手。
イギリス的には love の概念が広いことに注意。この辺は映画で学習できます。Four Weddings and a Funeral (1994) でいろいろな形を描ききったはずの Richard Curtis は、後年まだまだ足りなかったとばかり、Love Actually (2003) で対象やあり方を大きく拡大しました。その後は Yesterday (2019) で幼馴染の関係成就にたどり着いて、伊勢物語の井筒の段のようになりましたね。この観点からは縮小です。
現在の行動が未来を築くという考え方だけではなく、一見過去の清算でも可能にできそうです。例えば The Best Exotic Marigold Hotel (2011) で Tom Wilkinson 扮する高等法院の引退判事が、若い頃の叶わぬ恋の相手に会い(、人生を完遂し)たいとインドに渡るストーリーはとても印象的でした。hetero, homo を問わないのは当然だし、既知と未知の境界が曖昧なソーシャルメディアの時代にあっては、古典的な出会いは前提ではありません。思いの丈のぶつけ方次第では、相手が物故者でもよいかもしれません。何を fresh new connections というかの問題です。
英国人にとってのロマンティックな love がこうしたものだと考えると、Virgin に提出する作文は独創的なものがよろしいようです。
JAL がやるならロンドンは無理だし、東京ではありふれているから、北海道ですか。独り者を対象に「聖バレンタイン〜北海道で見いだす愛」で JAL は作文を募集。優秀者30名に直行便の新千歳行のクラス J 往復航空券1人分、さくらラウンジ利用クーポン1人分、そして10,000 FOP 提供でしょうかね。
ま、わたくしには関係ない事象ですけど。
アメリカ在住でもないし、JGC でもありませんから。そんなことより、1月が終わったらこれ。
えっ、dry の意味が違う?