PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

京都は人がおらず霊気浴には千載一遇の潮目(前編)


時間が十分あることが分かっていた週末。移動には多くの選択肢がありましたが、迷った時は JAL

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JALにしてみれば、国内旅行客が自然に吸い寄せられるまで飼いならすことが重要

 

6時前。強迫観念に突き動かされて大量の飲食物を広げているような方も散見されますが、多くは飲み物に一、ニ品というパターン。魚河岸に勤めているような方を除くと、今食事をとると生活リズムが壊れそうです。

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抹茶アイスは止めました。

 

さて朝一番に伊丹到着。予定は午後までなし。有り余る時間をどうするか、少し躊躇した上で、京都に行ってきました。積極的な理由はありません。時間潰しで迷ったら大阪より京都。

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東京五輪北京五輪京都新聞で開催を知ることになりました。単に偶然です。

四条通を八坂神社に抜けて、円山公園から清水寺、さらに京都国立博物館でアートしようという計画を道中に策定。駅到着後、東山に向けて歩き始めたのは良いのですが、いきなり脇道に入ることに。

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普通に撮影してこんなもの。人がいません。

理由は陽を浴びたコンクリートが熱を放っていて、空気が暖かかったこと。花見小路にふらふらと入り込み、プランはいきなり壊れます。

 

花街なので朝は人通りがないのは本来の姿です。日本有数の観光スポットとなった時に変わってしまった祇園。COVID のおかげで正しい姿に戻っています。

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普通の花街

観光客も京都の人も注目する都をどり。今年はきっちり実施できることでしょう。

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昔からポスターが特徴的。コレクションしている人もいそうです。

花見小路を300 m も歩くと、ウィンズ京都が現れます。花街の先は賭場。都の風格を見せる京都。

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飲む、買う、打つですね。

この辺りは例外的に人手があり、賑わっています。打つと飲むは抗ウィルス性が高いのです。

 

さらに花見小路を奥へ進むと、建仁寺にぶつかります。そこは挨拶を交わしてくれる警備員もおり、地区の格が保たれます。挨拶されたら、「おはようさんどす」と返してもよろしかろうと...。

 

建仁寺に入れないなら、左に折れ、東へ向かうしかありません。計画は当初から崩れましたが、南へ向かう意識はあったので、曲がれそうなところで右に曲がります。するといきなり L💛VE。一力さんから450 m程度でもうご休憩場所です。

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俗っぽい並びのドンツキが高名な神社。これも京都らしい光景。

しかしこの奥は御利益の確実さ、強引さで知られる安井金毘羅宮です。外の人気の無さに対し、7人ほどの列を従える霊験あらたかな岩。

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形代(呪術用の人形に近い機能を持つ札)だらけの縁切り縁結び碑。おどろおどろしさは感じられませんでした。鈍感なだけ?

 

縁結びの神様ですが、むしろセットになる悪縁切りが評判の神社。中途半端な気持ちで願かけしてはならないことになっています。京都で最も強力なパワースポットの一つ。

 高い確率で願いが叶うらしく、ショッキングな経験が数多く報告されています。しかし悪縁切りが衝撃を伴うのは、冷静に考えれば当然です。悪い状態と分かっていても安定して生活しているから、悪縁なのです。引き受けたからには、この安定状態を壊す他ないという神様の事情も理解できます。

 

悪縁切りはオプションというわけではないのですか?つまり切りたい悪縁はなく、良縁だけ欲しいという場合、どういう具合でご利益が現れるのでしょうか?

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庶民的というか、気取りがない神社。京都、大阪にはこういう神社が多いのです。

 

実はこの神社に来たのは初めて。場所も知りませんでした、今日は偶然が重なりたまたま通ることになっただけ。これこそ縁なのか、強い霊力に導かれたのかその辺は分かりません。そして「どういう形で」ご利益が現れるのか、この時点では未知数です。

 

さて東大路を渡り、当初計画に戻るべく、ねねの道に出ます。南端のはずです。ここから南に向かって一寧坂、二寧坂を経て、湯豆腐の奥丹の前から産寧坂五条坂と行けば、ほぼ計画通り。しかし北側のこんな風景を目にしたら、そちらに惹かれるのは仕方ありません。

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人がほとんどおらず現実離れした光景

その先に何があるかを意識せず、ふらふらと逆向きに歩き出しました。

 

北政所菩提寺があるので、ねねの道。高台寺が一般公開された時からの名前でしょう。32、3年前からのはずです。今や京都でも人気の散歩道。

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高台寺は傘亭、時雨亭も有名。豊臣ゆかりの寺。

北政所で地域を売ることを決めているようです。「徳川で売る名古屋」と同じセンスです。

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羽柴という名は田舎侍を感じさせます。そういう無骨さも維持するところが人気の秘密?

 

ねねの道は大雲院を迂回するようにクランクになりますが、洛外なのでそれほど気になりません。それにしてもこの塔は目立ちますね。

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左側手前は、有名な旅館の元奈古。

まだまだ続くねねの道。

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犬矢来を置けない所では直接表現。「狛犬だろうが、地蔵だろうが、犬にわかるはずがない」というのが京都の理屈?マナーは良くない京都人たち。

 

何となく俗っぽくなってきて、雰囲気ぶち壊しですが、ねねの道はまだ続きます。

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立て看板だらけの京都の町。客引きに必死。風情がありますな。

 

菊乃井に行きたければ、矢印の先(北)向かうのではなく、看板の裏側(東)へ向かいます。この有名な日本料理店は、広大な墓地の麓にあります。場所柄、法事で利用する人が多いはずです。

 

さてその広大な墓地を管理するのは多分ここ。大谷何とか(⇦大谷祖廟。親鸞墓所でした。記事を書くのにあたって調べて初めて知りました)

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一般拝観もできそうですが、人を寄せ付けない何かを感じます。

ここも霊力が強そうなたたずまい。先ほど安井さんで強大な霊力に触れたばかりなので、もうこれ以上近づかない方が身のため。

 

後編に続く。