PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

国内ではブースト接種が進み、海外は規制撤廃へ

3回目の COVID-19ワクチンの接種日が来ました。現在日本に出回っているのはモデルナ製ばかりで、ファイザー製を希望するなら1~2か月待たされます。しかし異種ワクチンを接種した方が効果は高そうと、先週予約したのでした。

 

モデルナの副反応は、ファイザーと少し違うそうなので楽しみです。道中で梅を眺め、はやる心を抑えます。

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3回目接種のモデルナ製ワクチンの副反応については医療関係者への先行接種において調査が行われており、その結果を見ると引き籠る準備が必要そうです。そして派手に問題が起きるのは、接種後12時間から36時間までと予想。24時間不自由なぐらいでは、必需品は多くなりません。

 まず手っ取り早くエネルギーを得るためのキモ甘各種。

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そして症状緩和のために頓服薬も用意した方が良さそう。

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これだけあれば十分でしょう。

 

さて実際にはどういう経過だったかというと、18時間後ぐらいから寒気と関節痛などで、動く気になれない状態に。体温も37℃を越え、倦怠感は圧倒的でした。せっかく用意したキモ甘もその気が起きません。

 

そして24時間後には本格的に発熱しそうな気がしたので、薬に頼ります。

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最近 Mumm ばかりですが、視覚的な効果と入手の容易さのため。他意はありません。

 

Champagne の薬効については、大真面目に解説されています。

L’emploi thérapeutique du champagne - Union des Maisons de Champagne

供給側の者が編集しており、療法(thérapeutique)であることには注意が必要。今回の「処方」が正しいかどうかは知りませんが、余った薬も有効に使えるところがミソ。

 

発熱の頂点は29~30時間後。「伝統的な」薬が効いたのか、記録できた体温の最大値は37.8 ℃と穏やかなもの。

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接種38時間後には、ほぼ平熱(36.2℃)に戻りました。仕事もあるし、副反応による引き籠りは終了。

 

さてこの3回目のワクチン接種、何かの役に立つのでしょうか。

 

欧州では出口政策の検討どころか、規制廃止のカレンダーまで発表されています。ドイツの例。

新型コロナ行動規制を段階的に緩和、3月下旬には原則撤廃の見込み(ドイツ) | ビジネス短信 - ジェトロ

現在のところ、3月4日~20日の間はワクチン接種証明も必要な場面がありますが、20日以降については述べられていません。気持ちとしては廃止したいように思えます。

 

フランスはまだここまで立ち入らず、3月の医療機関の「混み具合」でその先を決めるという段階。

フランス、新型コロナ規制緩和の第2段階へ、入国規制も2月12日に緩和(フランス) | ビジネス短信 - ジェトロ

 オミクロン株の流行では、新規感染で1日40万人という数字をたたき出したフランス。しかしピークは 1月下旬で現在は感染の波が終息しつつあります。慎重な姿勢にも見えます。

 

ご存じのとおり、デンマークは欧州の先頭を切って規制撤廃しました。

CNN.co.jp : デンマーク、コロナ規制を全て撤廃 EUで初 - (2/2)

集団が小さいので小回りが利くという見方が正しいかどうかわかりませんが、何かあればその都度規制することは明言しています。

 

この調子だと GW にはコロナ前にほぼ戻っている可能性が高そうです。

 

日本国内では、ワクチン接種証明の提示が試みられたことはありましたが、規制の形で課されることはありません。個人が自律して行動を制限するような社会では、そういう制度はあまり効果を持たないのです。

 

ワクチン接種証明の公式アプリも開発済みですが、役立つ場面は事実上外国旅行だけ。しかし帰国時の行動制限が厳しいため、海外渡航は著しく低調になっています。国は使われることがないアプリを開発したことになります。政策に一貫性が無いのか、妥協の産物なのか、基本方針に忠実過ぎるのか、摩訶不思議な事態になっています。

 

日本の場合、最大の感染の波は 2月10日にピークを迎えたようです。個人的には 3回目の接種は、次に感染の波が到来して、しかもそれが毒性の高い変異株だった場合の保険です。それ以上の意味を持つことは unlikely。そして大きな意味を持たない方が良いのです。

 

2月21日現在、3回接種完了者の割合が14.4%になった日本。少々のんびりしていますが、それで正解なのかもしれません。