多くの通信販売は、発注から受取までの時間を過大に表記しますが、これは顧客都合を無視することによるコスト削減です。嘘をついて販売しているようなものですが、それほど問題視されていないようです。
とにかくずいぶん早く着きました。
新 batik 柄を紙の印刷物として初めて見ましたが、精緻で美しく、強い印象を残します。シンガポール航空はもともとブランドを大切にする会社だと思っていましたが、この数年はイメージ向上への意気込みが違って見えます。
中身は冷凍「機内食。」
賞味期限は 2023年 1月なので、頼もしい保存食です。
クリスフライヤ―新規入会キャンペーンの案内も入っており、コラボらしさが表れます。
送料を合わせると 1万円を超える冷凍食品です。こんな企画商品を買うぐらいならすでにクリスフライヤ―の会員だろうとツッコミたくなりましたが、熱狂的な SQ ファンが身近な人に贈る可能性もあります。そしてその人が新会員になって景品ゲット。すっかり気を良くして、以後 SQ の良顧客に...というのが筋書きなのですかね。
ところでこのキャンペーンのお知らせ、フォントとか、レイアウトが業者間取引のバルク販売商品についた注意書きのよう。武骨で結構なことです。
さてこの「機内食」、SQ のエコノミークラスに沿った消費が作法なのでしょう。グラスはプラカップ。ワインはこんなところ?
さて SQ batik 柄の美しい箱。捨てるのはもったいないのですが、収納する物が目下のところありません。シンガポール航空の機内で利用されたディナー皿セットだとか、カトラリー一式だとかを持っていれば良い収納ケースになりますが、不幸にして Pechedenfer は機内物品を回収する習慣はありません。またサロンケバヤの制服上下も納まりそうでもありますが、そんなものを収集する趣味もありません。
考えてみれば、つまらない人生を送っています。
--------
以下、本題とは全然関係ありません。
関東では本当にシャベルのことをスコップと呼ぶのですね。
なんかスコップ刺すのが流行ってるのか?
— 𝙆𝘼𝙍𝙐𝘽𝙀 𝙅 𝙏𝘼𝙍𝙊 𝙈𝙍 (@FlyFlyHigh_KJ) February 22, 2022
……それは冗談だけど、完全にダメ感がハンパない。どうしようもないよねー。
やはり運転見合わせの時は、写真を見せるのが一番。人身事故も…いや、なんでもない。 https://t.co/a9oJdCXo3o
リツイートされた写真が印象的なだけに、この言葉遣いは際立ちました。シャベルとスコップが西日本と東日本とで逆になると、大昔聞いた気がするのですが、園芸(草花はスコップ、樹木はシャベルが必要かも)も土方(シャベル)も雪かき(シャベル)もすることがないので忘れていました。
実は一昨日 Kohl と Kraut が同じものであることを偶然知りました。
Weißkohl, Weißkraut, Rotkohl oder Blaukraut? | Liebherr Blog
Kraut は身近な一方、Kohl は見たことが無く、観念上の存在でした。種や属が違うとか、分類法が違うとか、台所用語と農場用語の差だとか、そんな事情があるのだろうと漠然と長年思っていました。それが、
Ganz einfach: Es gibt keinen Unterschied.
二語に全く違いがない(つまりどちらかも一般的な意味でのキャベツ)とのこと。話される地方が違うという指摘です。これにはびっくり。
スコップ/シャベル、Kraut/Kohl のような単語は、その人がどこで言葉を覚えたのかを暴露します。実に危険。時には coming out ならぬ outing も起きるでしょう。しかし日本語でも、ドイツ語でも回避不可能。抵抗したり、心配するのは無駄なので、開き直るしかありません。