23枚もクーポン残っているので、期限前に使いなさいという趣旨のメールでした。
この航空会社はスターアライアンス加盟後の数年間、気前よくゴールド会員をくれました。そして顧客プログラム一新に伴い会員資格の更新制度を導入した後は、更新毎に特典クーポンをくれるようになりました。特典クーポンは年々増えて現在は26枚/年。
ご多聞に漏れずパンデミックに入って、利用する機会がありません。何といってもこれらのクーポンは、ギリシャに行かない限り使えないのですから。
マリオット・ボンボイについての9枚のクーポンもこの通り。
すべてギリシャ国内の物件で、いろいろなサービスを受ける時の割引券です。
ここのゴールド会員はギリシャに住んでいたら、かなり使い出がある会員資格ですね。マイルの提携先も、会社や顧客の規模を考えると驚くほど多いのですが、ほとんどギリシャ国内。
次の更新には、5月23日までにエーゲ航空・オリンピック航空の4搭乗を含んだ 9,000 miles、もしくは 24,000 miles の搭乗が必要。果たして可能でしょうか。
ウクライナーロシアは戦争に突入してしまうし...実はギリシャとウクライナは近いのです。アテネとキエフの国際空港間の距離は、わずか 923 miles(Great Circle Mapper による)。新千歳―宮崎間よりも短いという事実。
戦闘がウクライナ領土を超えて拡大するとは予想されないので、エーゲ航空の運航に与える影響は限定的。例えば西欧へのフライトは、全然変わらないでしょう。会員資格の延長措置はあり得ないという意味です。
そもそも欧州の多くの会社では、疫病禍対応で、会員資格延長、クーポン期限延長を2年間行っています。エーゲ航空はわずか半年。既に違いは1年を過ぎ、会員のふるいは第一段階を終えています。ギリシャ語はκαλημέραしか分からないほどギリシャに馴染みがない Pechedenfer。ここは自然体で接するのが得策かなとも思います。