バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

COVID 関係の入境手続き簡素化と割と現実的になった GW の旅行

 

前書きは雑談

独語は難しいなんて当然のことも時々感じます。やや恥ずかしいテーマですが、先日は記事にしてみました。

 しかし冷静に考えると、仏語も結構なものです。第二外国語の選択に迷っている人は読まないで下さい。

 

例えば英語の and に当たる et。この t は無音で、直後の単語が母音で始まっても liaison しません。これらは基本中の基本。しかしこの基本を断言できるかと言うと少々問題があります。何を仏語とするかという設定に依存するのです。辞書の代表格 Le Petit Robert にある表現でも urbi et obri* の t は(このフレーズがラテン語だと認識されるので)発音します。しかしメディアには頻繁に登場、発音は仏語化していて e と t は離れます。こうしたことから、kamikase のような仏語の一員であると言えなくもありません。

*:ローマと世界に(ローマ法王が全信者に呼びかける決まり文句)

 

それ以外の et の t は常に発音しないなら「いらないんじゃない?」となりますが、伊語みたいに e だけにすると、仏語の特性で e が直後の単語に付着して発音されることが頻繁に起きます。残しておかないと、発音の体系が大きく変わりそうです。

 

urbi et obri のように A et B でひとつの概念として意識される場合、可能ならば et は前の単語に付着して発音されます。例えば fruits et légumes* hommes et femmes** は、前の名詞の s と liaison します。この法則は学校でも習うのでしょうか?

 さてごく一般的な話ですが、表記は同じでも概念は条件により変わります。専門家と素人で理解が違うのは当たり前ですが、A et B では liaison の有無として露わになるわけです。obus et missiles***をどう発音するのが普通なのか、軍歴がない Pechedenfer にはわかりません。ただ arc et flèches**** なら et は arc に連続して発音(enchaînement)する方が自然になりそうです。

*:果実と野菜、**:男と女、***:砲弾とミサイル、****:弓と矢

 

それなら前語と et が liaison/enchaînement 可能な場合、常に行えばよく、それで面倒な暗記の手間が省ける、「俺って頭いい」となるのは学生の発想。法則にはできません。A と B を明確に分けて強調したい時があるからです。例えば選択肢がアルファベットで与えられる中で F et H と選ぶ時、F と et を連続して発音する(enchaînement がある)と分かりにくくなります。

 私たちに身近なところでは、空港ターミナルの読み方に同じ liaison/enchaînement 回避の法則が現れます。CDG の案内では Terminal 2F の deux と F は liaison しません。deux の x は liaison が非常に起きやすいので、明らかに避けています。2Fならまだしも、2Eで liaison したら確かに分かりません。

 

この liaison/enchaînement に関する法則は、普遍的に見られます。アルファベの羅列を読む場合、ひとかたまりの概念が意識される時(典型的には組織の略語)は liaison/enchaînement しますが、一つ一つの文字を明確に指す意図がある場合は回避されがちです。Radio France Internationale は RFI と書かれ、[εR・εf・i] ではなく [ε・Rε・fi] に聞こえます。一方でアルファベの文字を全部読み挙げる時、H、I のところであまり [a・∫i] とは発音しません。明快に話すかどうかの問題で、正しいかどうかの問題ではありません。URL を読む時などは重要なポイントになります。

 

かなり複雑ですね。

 

 

本題

ワクチン接種済の旅客は、入国時の陰性証明を不要とする国が増えています。オーストラリアは4月18日から、シンガポールは4月26日から、タイは5月1日から、この防疫体制に切り替えると発表されています。海外旅行の追い風になりますね。

 これらの国に加えて、マレーシアとベトナムで陰性証明不要になれば、ほとんど COVID 前の状態を取り戻せるという方も多いはず。しかしながら肝心の日本が今だに帰国時に陰性証明を要求しています。この手続きの廃止を強く願う日本人は相当な数になると思います。

 と言うのも、シンガポールが実質的に観光客を受け入れ始めたのは、4月 1日。4週間足らずで今回の簡素化です。日本のテンポはカタツムリ。防疫だけではありません。いろいろな国との比較で、万事動きが鈍く感じられるようになりました。そのうちシンガポールにも出羽守が巣作りそうです。

 

知っている方が多いと思いますが、各国への入国に関する手続きに関しては

新型コロナ×海外旅行・海外出張情報サイト | グローバルWiFi

にコンパクトにまとまっています。ただ and / or が曖昧になっているので、外務省のサイト

外務省 海外安全ホームページ

も読み、クロスチェックが必要です。

 

4月23日の時点での航空券の料金を調べてみます。

 

シンガポールに4月29日から5月5日までいることにすると、28日夜遅く羽田を出て、5日の夜に羽田到着という航空券はまだ入手可能でした。シンガポール航空は、COVID 前と同様の利便性が高いフライトを再開していました。相変わらず勢いがあります。

エコノミークラス最安で行きは H、帰りは Y。合計233,490円。高いけれど、久しぶりだからとつい買ってしまう人も多いかも。

 

カンタスはろくに飛んでいないので、オーストラリアは JAL を検索してみると、エコノミーセーバーで取れるではありませんか。羽田―シドニーの往復、

4月28日(木) 19:30羽田発(MEL経由)6:25シドニー到着

5月5日 (木) 8:15シドニー発17:05羽田着

があります。

航空運賃が108,000円にサーチャージが57,000円。 燃料が高すぎますが、航空運賃自体は以前の水準に近くなっています。GW がフルに使えるということを考えると悪くありません。

 

シンガポールシドニー。GW は今からでも間に合いますね。