バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

JAL 欧州便の「遠回り」は恐れるに足らず

 

ご存じの通り、6月 1日に燃料サーチャージがおぞましく値上がりしました。日本からの欧州便はこれが大きく響きます。一方で運航頻度はまだまだ復調には程遠く、アジア経由を考慮に入れても選択肢が限られます。そして意外と JAL は頑張って運航しています。5月末までに欧州への航空券を手配した方は、ほとんどの場合 JAL になったのではないでしょうか。

 

5月中に航空券を発券できた人も、戦争の影響による迂回は気になることだと思います。しかし JAL はシートが良いので、長時間の飛行も他社比では楽になるだろうと推測できます。

 

現在の欧州便は 2月以前より概ね 4時間程度、フライト時間が延びています。東京路線では、欧州はアメリ東海岸を凌いで一番時間がかかる地域となっています。

 JAL は現地での協業があるため、ロンドンとヘルシンキへ重点的に運航を増やしています。ヘルシンキでも14時間少々かかってしまいます。しかしながらこれは過去に運航されていた AF の成田夜便とほとんど同じ所要時間。我々には経験があるフライト時間なのでした。

 

そしてかつての AF 夜便と比較すると、さほど悲観することは無いことが分かります。

シートは JAL の PY が B787 の 2-3-2 の一列 7席です。AF の旧 C は B777 で 2-3-2 の同じく一列 7席でした。ただしキャビン幅は B787 が 12%程度狭いため、だいたいシート幅もこのぐらい狭くなります。古い AF のシートとはいえ、さすがに C のシートはつくりが異なり、しっかりしており、リクライニングもライフラット。JAL の PY のシートはあくまでも Y のシートを向上させたものです。しかしこうした差を考慮したとしても、JAL の PY なら十分我慢できそうです。

 Y について JAL は 2-4-2 の一列 8席なのに対して、かつての AF は 3-4-3 の一列10席でした。(B787の Y は 2-4-2、3-3-3、3-4-3 と大きく差があります。ちなみに AF の B787 は 3-3-3 で平均的。)Y 同士の比較では、JAL のシートは圧倒的な幅を持ちます。

 そういうわけで、昔の AF 成田夜便を知る人間には、現在の JALヘルシンキ便は恐れる必要はありません。JL の PY は、AF の旧 C には及ばなくても、十分満足できそうです。新旧エコノミークラスを比べると、JALの Y は格段に快適なことは間違いなさそうです。

 

個人的には JAL の PY は導入初期の頃、欧州便に一度乗りました。すっかり忘れました。確かシートはその後改良されています。

 

それに加えて JAL の場合、PY に搭乗すると付帯サービスが充実しています。羽田でもヘルシンキでもチェックインは C と共通、預入手荷物は優先扱い、空港ラウンジが使えるようです。

https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/service/premium/airport/index.html

「これならビジネスクラスはいらない」みたいな発想する人も大勢いそうではありませんか。さらに言うと、(Miles & More の現行イメージビデオに出てくるような)仲良しと旅するなら、JAL は C より PY の方が向いていると思います。

 

 

C に比べると、PY はまだ価格抑え気味。特典航空券枠も数倍あるようです。現在の状況で欧州に行くなら、JAL の PY は狙い目かもしれません。