ANA は1区画の搭乗当たり、1,000 pts というプレミアムポイントのボーナスを実施中です。
期間はほぼ 3カ月間。7月で終了です。フライトのパターンにもよりますが、国内線修行される方々は、2割程度フライトが少なくなるのではないでしょうか。ANA は150,000 ダイヤモンドという、ダイヤモンド会員のちょっと上にニンジンをぶら下げているので、このキャンペーンは意外と効果的なのかもしれません。
さては旅行に出られず、SFC の年会費がバカバカしくなって、解約する会員が続出したのかと勘ぐっていたら、今度は JAL が FLY ON ポイントのボーナスキャンペーンを始めました。
JALグループ国内線 FLY ON ポイント2倍キャンペーン
こちらは国内線、国際線ともに2倍と太っ腹。
下記の対象路線はこれに加えて1区間当たり 500 pts 得られるようです。すべて国内線です。あからさまな修行僧が良く利用する 沖縄(那覇) は、さすがに+500 FOP は無しです。
東京―山形を特便割引で往復する修行僧なら、一搭乗当たり 686 FOP のところが 1,872 FOPも得られます。この路線はダイヤモンド会員狙いには、あまり利用されないと思いますが、このキャンペーンがあるとどうでしょうね。
また羽田―沖縄往復は先得で 5,904 FOP にもなります。今年は何だか楽勝という気がしてきますね。ただし国内線のキャンペーンは2カ月にも満たない短い期間で実施。この時期に思ったより予約が延びていないので、需要喚起の必要性を感じたのでしょうか。
一方、料金高止まり+円安+燃料高騰の三重苦となっている国際線。FOP2倍は少々大きな話。羽田―ロンドンの70%加算などという法人契約向けのフライトでも一往復で 19,000 FOP。今、日本発では個人客向けにあまり安い航空券は販売されないようですが、70%加算のエコノミーでも同じ FOP が得られます。期間は 9月終わりまでで、夏がすっかり収まる3カ月です。
私の知る界隈の JAL 会員は、そもそも COVID の影響をあまり受けていないようなので、ダイヤモンド継続が予想より早く済むという方々が多いはずです。一方で通称「紫ダイヤ」のダブルダイヤモンド会員を継続する方は、かなり助かるのではないかと思います。というのもこの場合、会員資格そのものに大きな価値を感じている方々が多いと想像できるためです。
来年以降はほとんどの国で COVID の影響は消滅すると思います。過ぎてみれば、JAL、ANA の会員資格はパンデミックに強く、外航の会員資格は脆弱だったという結論になりそうです。