この夏、JAL国際線は COVID からかなり回復
8月、9月のスケジュールが発表されました。
運休・機内や空港での対応状況・各国の入国制限情報 - JAL
目的地によりますが、フライトが相当戻ったなと感じます。
欧州便は
ロンドン週11便、パリ週7便、フランクフルト週3便、ヘルシンキ週4便
です。フランクフルトが低調なのが気になります。COVID を機にビジネス客が ANA へごっそり移ったなどという妙なサイドエフェクトがあったのかもしれません。なおロシア便は引き続き運休しますが、これは COVID とは関係が薄いと思われます。
東南アジアは
羽田―バンコク週9便、成田―バンコク週7便(+NRT発BKK着週3便)、関空―バンコク週1便
成田―クアラルンプール週7便
成田―ジャカルタ週12便
成田―ハノイ週7便
などとなっています。
円安+物価高+航空燃料高の三重苦ですが、個人旅行客もかなり戻るようです。
賑やかになるのは大歓迎です。
日本の国際線は、JAL と ANA ばかりが回復が進んでおり、外航は相変わらずだという話をしましたが、秋口には回復するようです。マレーシア航空は 8日にメールを送ってきました。
8月15日から羽田―クアラルンプールを週2便
態勢にするとのことです。簡単に調べてみたら、
8月15日以降の成田―クアラルンプールは週4便
のようです。合わせて週6便。
ただしまだセールを行うほどの余裕はなく、価格は高止まりです。
シンガポール航空は支払い金額重視
この会社は利用回数や利用する距離・時間を評価するより、払いが良い客を歓迎する傾向がありました。顧客プログラムの KrisFlyer には、会員ランクがエーゲ航空と同じく3段階しかなく、平会員のすぐ上の Silver 会員がスターアライアンスシルバー、その上が一番上である Gold 会員がで、そのままスターアライアンスゴールドになります。これとは別に特別な客のために PPS Club を設けており、年間25,000 SGD 利用しないと会員にはなれません。顧客には大きく2つの世界を用意しているのです。
先日受け取った KrisShop のキャンペーンにもこの支払い重視の考えが表れており、感動した次第です。
6月28日までのキャンペーンは、大規模な値引きセールとマイルボーナスの組合せです。前者は数多い品を値引きし、値引き幅は最大60%。後者は期間中に散財した額が多い順番にマイルを贈呈するという単純明快な内容。もちろん得られるマイルは1位が多く、2位、3位となるにつれて減ります。
金額、数字、格差の関係をはっきりさせるところに、中華社会を感じました。それでいて拝金主義には感じません。
マイルボーナスが割に合うということは無いと思いますが、値引きされているのは事実なので、欲しいものがあればこれを機に買ってしまうのも一興。シンガポール航空特製の品は中々充実しているように見えます。
日本酒の獺祭。
手首にはめる腕輪は、バティック柄をモチーフにしたロジウムメッキの合金。背景色をまとうタイシルクの部分を着せ替えることができます。そしてその色は客室乗務員の制服の基調色という芸の細かさ。285 SGD。
テーブルナプキン止めにはさすがに径が大きすぎで、本来の使い方が良いようです。
そして麻雀パイにはコーポレートロゴが入って、泥臭さが消えました。388 SGD が 271.6 SGD になっています。
賭け事が好きな中華文化。麻雀に加えて、ポーカーセットも販売されています。これは 318 SGD から 222.6 SGDに値引き。
別売りでポーカーマットも販売されています。
機内利用の中古品か、部品デッドストックをリメイクしたコンソール、ワードローブ、カートなども販売されています。こうした商品はマニア向けであり、それなりに高価になります。
ANA も日本が COVID 入りした時に高らかに宣言しましたが、シンガポール航空も周辺事業を拡大する方針だったはず。KrisFlyer も少し品ぞろえが増えた気がします。航空会社特製品は特にそうです。ファンには魅力的で、ついつい財布の紐を緩めることになりそうです。