PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

TK199 HND-IST エコ(HNDターミナル3)

GWの搭乗記です。


今年は GW を存分に利用できるフライトがとれました。多くの国がワクチン接種証明だけで入国できるようになったのに対して、日本はいまだに帰国時の PCR 試験陰性が必要。そこで海外に出る人間はそれほどいないと踏んで出発。

 

航空券価格は例年のGW並みと、驚きはありません。COVID 前、つまり2019年までの GW と比べて一番大きな違いは、レガシーキャリアの多くが成田着発から羽田着発にシフトしていること。便利です。

 

久しぶりのターミナル3。チェックイン・カウンターは手続き開始予定時間前にもかかわらず、ビジネスクラスとエコノミークラスで3つずつ開いています。どちらも待ち時間はほとんどゼロ。TK のオペレーションは JAL です。以前より気が付いていましたが、JAL 地上係員の愛想は明らかに、

自社運航 >BA、AA、AY など JV の運航 > ワンワールド提携各社運航 > その他

です。本日は世界標準の対応。JAL の訓練の徹底ぶりを伺わせる対応でした。こういうどうでもよいところは、妙に細かい日系。

 

せっかくだから久しぶりにANA ラウンジも訪問します。

 JAL のチェックイン係員より ANA ラウンジの受付の方がずっとフレンドリーでした。会社の印象に差が付きます。JAL のやり方は、日本の空港を利用する多くの旅客に有効なのでしょうか?彼らの発想が理解できないのは、外航の会員だからだと思います。身も心も JAL な方、どなたか解説してください。

 

時々激混みが非難される ANA ラウンジですが、今日はガラガラでした。

アメリカンアクセントのグループが2つ、3つ。ドイツ語のグループが 1つ。そして日本人と思しき客が数人。しかし時刻が遅くなってくる日本語で賑やかになりました。隣のテーブルでも、麺をすする盛大な騒音を立てていました。

 本日の夕方~深夜の ANA 運航便は、北米が2つ、ホノルル、シドニー、ウィーンが1つずつだったはず。ハワイ行が多いのでしょうか。

 

海外旅行の儀式となっているラウンジカレー。海外へ行く気分を取り戻します。リハビリにもってこい。

ANA カレーは 5年ぶりぐらいですが、味は記憶にある通りでした。野菜の青臭さが微かに残る不思議なお味。料理の味の記憶では、長所とも欠点ともつかない特徴が残りやすい気がします。

 

久しぶりなので、搭乗開始時間の20分前にラウンジを出ます。列の形成の様子など、混雑する前の搭乗ゲートの雰囲気も見てみたかったためです。

中途半端な場所に集まり、立ったまま思い思いのこと(ゲーム, マンガ, ライン, etc. )でスマホに没頭中の男性グループ。スーツ姿。実に日本の空港らしい光景に出会えました。25か月ぶりの海外は、幸先の良いスタート。2020年の GW(ただし国内線)のように、深刻な顔つきで無言の個人旅行客がごくわずかという状況より良いと思います。

 

列づくりや搭乗の誘導は再び JALJALとは思えないほど淡泊でした。喧しくなくて結構なこと。国内線でも実施して欲しいものです。

 

機材は B777-300。そろそろ古さが出てきています。

3-3-3のコンフィグレーション。バルクヘッド席は人気があるのか、いっぱいでした。その他は窓側の島が大体3人着席、中央の島が大体2人着席という具合だったので、まずまず搭乗しています。

 

Pechedenfer の隣は空席。これだけで移動はかなり楽ちんになります。バルクヘッドはグループで占拠するには良いのですが、一人だと隣が来る可能性が高く、良い選択とならないと思っています。

もっとも全く別の条件が決定的に重要という人もいるはずです。この考え方を普遍的な真理のように主張する気はありません。

 

搭乗開始は出発定刻時刻の40分前。そして予定より20分ほど早くゲートを離れました。空席もあるとはいえ、B777。驚くほど搭乗時間が短いという日本の空港の特徴は変わりません。