PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

歩いて国境越え:フランクフルト(その1, 書庫からのコピー)

以下は、2014年7月13日に公開した記事の再掲です。現在は書庫に納められている状態です。

 

今月は放浪する予定だったのが、台風が原因でできなくなってしまいました。やはり自然は人類の敵でした。半年前、日本人には贅沢な旅をしたのでアップします。

 

徒歩の国境越えという贅沢。日本から徒歩で国境を越えるのはまず不可能ですから、興奮します。歩いて国境を越えたことのある日本人はどのぐらいいるのでしょうか。3%ぐらいでしょうか。

 

国境近くに町があり、その影響で国境の反対側にも集落があるというような場所を探します。例えばここ。

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ドイツはフランクフルトです。この町で「空港に行きたいのですが...」などと冗談をかましてはいけません。マジメに心配してくれます。

 

可愛らしい駅舎でした。DBは、鉄道としては日本やフランスに劣る(遅延や運転変更の多さは統計でも見たことがあるし、あちこち故障も多いし...)けれど、駅舎や機関車のデザインはすばらしいと思います。

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駅は正しく町の中心からやや離れています。小さな町ですから徒歩でも町中を回れます。

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 見慣れない言葉の表示があることから、国境が近いことがわかります。ちなみに駅へは、ここから坂を下るわけではありません。標識が壊れかけているだけです。

 

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いかめしい建物は郵便局です。この辺の地方(Brandenburg州)は山塊が遠いためか、レンガの建物をよく見かけます。色が重厚感を与えます。一方で、

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こういう色彩感も共存します。

激動のドイツ統合を生き延びた東ドイツのヒーロー、Ampelmannがいたので、敬礼。「止まれ」型もあるのですが、この町では赤信号も「歩け」型です。

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資本主義の象徴たるマクドナルドもすっかり定着しています。ここまで、このマクドナルドへ向かって歩いてきたのですが、この交差点で右折して、写真では右方向へ行きます。

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少し行くといよいよ町外れです。隣町の街並みが見えてきます。

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標識は単に町外れを示すだけで、国境をはっきり示すものはありません。

Oder川を渡る橋です。この川はしょっちゅう氾濫していますが、川幅は大したことありません。この橋の下で210 m程度です。

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橋の向こうはポーランドです。