PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

歩いて国境越え:フランクフルト(その2, 書庫からのコピー)

以下は、2014年7月14日に公開した記事の再掲です。現在は書庫に納められている状態です。

 

die Oderです。中欧らしい風景が広がっています。こういう何でも無い風景が好きです。手前のクレーンはドイツ、中州はポーランドです。

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橋を渡り終えると、ロータリーがあります。PLがポーランドを主張しています。ここより交通法規が変わるという注意喚起でしょう。

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ドイツに比べて広告や屋号が少ないためか、質素な感じです。

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読めません。

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スーパーがあったので、記念に何か買っていこうかと思ったのですが、ポーランドの通貨がユーロでないことに気がつきます。高いのか安いのか見当が付きません。

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町の図書館でしょうか。

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この辺が町の中心のようです。とても田舎、とても平凡な感じがして、新鮮でした。ゴミも落ちていません。

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文字通り一文無し、もとい一グロシュ無しなので、散歩して、橋のたもとへ戻ってきます。対岸は麗しのドイツ。どこからか歌が聞こえてきます。

Daß die Sonne schön wie nie

Über Deutschland scheint.

Über Deutschland scheint.

全くの空耳でした。

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そしてこっちがポーランド。建物の色彩や飾りなどは、似ているようで違います。

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die Oderにマーカーが点々と設置されていますが、国境の位置のようです。

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Frankfurtに戻ってきました。この町は、正式にはFrankfurt an der Oderといい、Frankfurt (Oder)とか、この標識のようにFrankfurt (O)などと書かれます。(O)は絵文字ではありません。わざわざ川の名前を付記するのは、空港がある大都市Frankfurt am Mainと区別するため。日本のソーセージの名前はどちらに由来するのか知りません。

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来た道を逆に辿ります。この町はやたらと床屋があるのですが、身だしなみにうるさいのでしょうか。町行く人たちは、そうには見えませんでしたが。

 

さっきの郵便局です。意外とかっこいい建物です。うちの近所にも、ひとつ欲しくなります。

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最後にDBの駅前から撮った町の写真を。駅の方が高台にあります。ここからの風景は、失礼ながら、ただの田舎です。

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大都市Frankfurt (Main)と同じ名前だから有名なのであって、世界中から人を集めるような何かがあるわけではありません。が、日本人には徒歩の国境越えが楽な場所として貴重です。ベルリン中央駅から70~110分なので、ベルリンからなら半日旅行です。

 

南ドイツの田舎町と違って、よそ者だからと言って、じろじろ見られたり、からかわれることはありません。

ポーランドとドイツの間では、人の移動は自由です。パスポートのチェックはありません。税関は自動車で待機するタイプです。怪しげな通行者(自動車がほとんど)のみ止められ、調べられます。