バス代わりの飛行機

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カタール航空セールの三経験則

ちょっと前、新規就航するチェコPrague往復のカタール航空ビジネスクラス(東京発)が安い!と記事にしました。

カタール航空 ビジネスクラスセール (プラハが格安) - バス代わりの飛行機

欧州の他都市行きも少し安くなっていたようですが、衝撃を受けるほどではありませんでした。

 

このセールが終わって、一週間程度しか経過していませんが、再びセールのお知らせが届きました。

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サマーセール人気のヨーロッパ55,000円~

予約期間は8月16日から8月23日まで、旅行期間は8月16日から2018年3月31日までです。 

 

第一法則

実はこの売り方、パターンになっています。つまり、

 

カタール航空セールの第一法則:

カタール航空はセールを一つ終えた後、内容を少し変えたセールを追加することが多い

 

どうもセールを終えて、売上の傾向を分析し、補完的な販売を追加している様子です。

 

最初のセールと追加のセールでは内容が違うので、人によってどちらが有利なのかは異なります。見たところ、最初のセールの方が魅力的なことが多いようです。席は限られるので、カタール航空からプロモーションのメールは届くように登録しておいた方が良いようです。

 

第二法則

もっと重要なことに気が付いていたのですが、前回の記事では書き忘れていました。それを残念に思っていたのですが、思いがけず今日チャンスが巡ってきました。それは、

 

カタール航空セールの第二法則:

カタール航空は日本でセールを行う時、同時に世界各地で大きなセールを行っていることが多い

 

前回のセールでは、世界各地でビジネスクラス最大-50%のセールを行っていました。日本発より広範かつ有利な価格になっていることも多かったのでした。

 

もちろんこの場合は、いわゆる海外発券となります。

 

今回も少し調べてみました。まずインドは最大-50%。

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あらゆる搭乗クラスがこの割引率かどうかは、わかりません。11月の適当な日付でビジネスクラスを調べてみると、大体普段の半額程度のようです。

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Mubai-Londonビジネスクラス往復で218,000 JPYぐらいの必殺インド発券。他の都市は調べていませんが、インドのポータルサイトで最大-50%なので、Mubaiだけ特別ということはないでしょう。

 

次に香港発。

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ここも最大-50%でやっています。が、11月の同じような日程では、ビジネスクラスは大して安くありませんでした。

 

最近CMB発券の神通力がすっかり衰えたスリランカも調べてみます。

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このサイトは動画で、異彩を放っています。それはともかくビジネスで最大-50%と、明記されています。期待して調べると、かなりの日程で安くなっていました。

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CMB-LHR往復ビジネスクラスが194,000 JPY。実はこの日程の周辺全てで同価格。ダイナミックな値引きでした。

 

ベトナム発も調べてみました。割引率が最大-35%と少しケチになっています。中東を経由して到達する路線では、競争があまりないのかもしれません。

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ここはHanoi発で調べるしかないでしょう。同じように11月の何とも知れぬ日程で検索してみます。

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表示は米ドル表示で見やすくなっています。VND表示だと桁を間違えますから、これは親切。しかし価格はHAN-LHRビジネスクラス往復283,000 JPYと、あまり親切ではありません。行きも帰りも一週間の最安値を選んでいます。-35%というやや渋めの割引のとおりでした。

 

第三法則

長年、「そうじゃないかな」と薄々気づいていたことです。この頭の良い航空会社としては当然ですが、

 

カタール航空セールの第三法則:

カタール航空は、新規就航地で将来売りたいキャビンクラスを安く売る傾向にあり、それはセール時に顕著である

 

現在Qatar Airwaysは、世界中でビジネスクラスを売って収益を上げようと懸命なので、このクラスが戦略的に販売されるはず。そして新規就航地と言えば、チェコのPrague。(就航地の経済レベルによって、ビジネスクラスではないこともあります。)

 と推理して、チェコポータルサイトへ。

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同じイラストを使ってセールを行っていますが、最大-55%と値引幅が大きくなっています。まずは経験則のとおり。実際のところどうかと、やはり11月の適当な日程で調べてみました。

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PRG-BKKビジネスクラス往復が173,000 JPYです。欧州―バンコクは割と競争がある路線が多いのですが、これは安いでしょう。

 

同時期、日本便も安い価格で見つかります。

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PRG-NRTビジネスクラス往復が206,000 JPYです。これもなかなか魅力的。

 

Prague発券始めてみますか?

 

補法則

最後に三経験則の補足ですが、

 

カタール航空セールの補法則:善は急げ

フライングブルーのマイルプロモーション

また妙なことをやっていますね。Flying Blueのプロモーション。

Promotions billets Miles Flying Blue

 

Flying Blueは、特典航空券のプロモーションを月替わりに行います。これは

 

(1) 多くはParisまたはAmsterdam着発の一区間搭乗(片道または往復)

(2) 都市、空港、航空会社(AF, KLM)が指定

(3) 世界を6地区に分類、方面別に整理

(4) 必要なマイルを最大50%割引

 

という特徴があります。アジア地区に関しては、今月のプロモーションではあまり面白いものは見つからなかったのですが、カリブ海では以下の割引がありました。

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AF利用、Paris(Orly)-Cayenneの片道(または往復)で必要なマイルが、

 

Economy       15,000(30,000)

Premium Economy  45,000(90,000)

Business        37,500(75,000)

 

となっています。ビジネスクラスの方が、プレミアムエコノミーより少ないマイルで済むのでした。何とも面妖な話です。

 

実際にどうなのか調べてみました。まずビジネスクラス

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10月 1日から29日の間では、29日中16日で最低値です。なかなか気前が良いのはいつもの通り。

 

それではプレミアムエコノミーではどうかというと、

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最低値はビジネスと同じ37,500 milesでした。今月のプロモーションは、扉の情報が間違っていたのでした。最低値で予約が取れる日付はビジネスクラスと全く同じ。合計16日。該当日にプレミアムエコノミーをわざわざ予約する人はいるのでしょうか。やはり妙なプロモーションの設定。

 

ついでにエコノミー。

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少しカレンダーが異なります。ビジネスクラス、プレミアムエコノミーが混雑する日と、エコノミークラスが混雑する日は異なるようです。

 

よく見てみると、10月20日は全キャビン共通で最低値37,500 miles、21日は90,000 milesです。Flying Blueで無料航空券を予約する時、日程が動かせない場合、上の搭乗クラスも調べてみることが肝要です。そのよい例ですね。

 

なおこのプロモーション航空券の予約は 8月 1日から 8月31日までに行う必要があり、搭乗は10月 1日から11月30日までとなっています。

 

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「世界の果てのフランス」とは、日本の領土だったら紹介方法としてありえない表現です。「世界の果てとは、失礼な!」って、首長やら地方議員やらが怒り出しそうですから。

タイ航空がひそかに優秀

出そろった評価

夏も後半に入っていますが、日本の美しい伝統の継承者たる皆さまは、正しく夏バテ召されていらっしゃいますか。世界の空ではSkytrax各賞が発表され、各社が機内誌で受賞を自慢する季節でもあります。8月号の編集にしか間に合いませんから。

 

ご存知の通り、Skytraxは素人による人気投票を集計したものですが、宣伝効果は抜群。今年ひっそりと重要な評価を獲得していたのが、タイ航空(TG)でした。

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タイ航空によると2017年のSkytrax各賞では、1,987万人以上の旅行者によって2016年8月から2017年5月にかけて調査が行われ、対象となった航空会社は320社です。タイ航空が世界一に輝いたのは、以下の部門。

 

・ベストエコノミークラス

・ベストラウンジスパ

・ベストエコノミークラス機内食

 

エコノミークラスのサービス全般と機内食で世界の頂点と目されているのでした。これは大金星です。

 

メディアやブログ等では、ファーストクラスやビジネスクラスばかりもてはやされますが、これはエコノミークラスに比較して敷居が高いからに他なりません。最初から最後まで平凡な話には、誰も関心を示しません。ファーストだと何も無くても記事になりますが、エコノミーでは何かないと記事にならないのです。

 

メディア受けはその程度ですが、会社や株主にとっては、エコノミークラスの評価は直接収益と関連づけやすいのではないかと思います。

 例えば、B787-8(TGの場合、エコノミークラス240席、ビジネスクラス24席)で維持する路線で販売される航空券の平均価格が、エコノミークラス5.5万円、ビジネスクラス18万円だったとします。今エコノミークラスが人気となり、1席1万円高く売ることができたとします。同額の利益をビジネスクラスの値上げで得るなら、1席10万円高く売らなくてはいけません。

 

エコノミークラス5.5万円、ビジネスクラス18万円は、東京-バンコクの往復運賃として標準的です。エコノミークラスが良いと評価が定着すれば、平均価格が5.5万円から6.5万円になっても競争力は保てます。しかしビジネスクラスを18万円から28万円にするのはだいぶ困難で、こんな値上げはSkytraxで世界一になったとしても無理です。つまりエコノミークラスが評判になると、収益に貢献する可能性が高いのでした。

 逆に考えると、エコノミークラスがあれだけ高く売れるSingapore Airlinesの収益はかなり高いはずです。もっともSQは最近Skytraxでは元気がなく、ベストエコノミークラス5位、ベストエコノミークラス機内食6位、ベストエコノミークラスシート5位などという調子です。タイ航空に水を開けられている状態です。

 

機材や路線によって事情は少し異なりますが、エコノミークラスが人気になるとはこういうことを意味します。

 

スタアラゴールドが気になる方へ

3大航空連合に加盟している航空会社の上級会員資格を維持することは、世界を安く動き回る人にとって今だに重要。オーセンティックなパターン(エコノミークラス搭乗によりビジネスクラスのサービスの一部を享受)にこだわるなら、タイ航空のエコノミークラスは重要となります。100%マイル加算率の格安エコノミーの航空券を大規模に販売している会社だからです。

 

2017年、タイ航空は他にも

 

・ベスト空港サービス 世界3位(世界一はANA

・ベストエコノミークラスシート 世界3位(世界一はJAL

 

と、エコノミークラス利用客に関心の高いサービスについて高評価を得ています。これは、スターアライアンスマイラーにとっても重要。航空券価格も現在のところ上昇していないので、狙い目の会社です。(予約クラスの確認が重要。よく最安値になるV, Wは、大抵のFFPでマイルが加算されません。)

 

結論

スタアラゴールド会員には、タイ航空の長距離エコノミークラスの利用が旬。そうでない人も世界一のサービスは体験の価値あり。

 

CX505: NRT-HKG ビジネス

成田空港ターミナル2のサテライトには、吉野家があります。

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しかしここは牛丼屋ではありません。がっつり食べる人のための食堂。カツやラーメンが主体。現場では牛丼が見つからなかったのですが、改めて写真を見ると左上にちゃんとあります。

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機会があったら入ってみたいものです。

 

85番ゲートに行くと、こんな機材が駐機中。

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ファーストクラスが設定されない便で、搭乗はMarco Polo Club Diamond会員、oneworld Emerald会員から開始。ここで5人ぐらいが搭乗。1人を除いてビジネスクラスのキャビンへ。その次はビジネスクラス客、Marco Polo Club Gold会員、oneworld Sapphire会員と呼ばれていました。その後どうなったかは、わかりません。キャビンに入ってしまったので。

 

乗り込むと例のシート。東京にはこればかり来ていますが、十分です。

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後からビジネスクラスの客が続々と搭乗、満席でした。インボラ客も多かったのでしょう。

 

最前列はモニターが高めに位置し、遠め。携帯スマホ置きには手が届きません。ただでさえ、利用している客が多いとはいえない「携帯型電子機器収納」が全く利用できません。

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もちろんこれはバシネット設置のためですが、日系以外ではあまり細かいことは気にせず、旅行するのが肝要。しかし一番前の席より中間席の方が、使い勝手が良いことは間違いなく、あまり良いシートではないと言えそうです。

 

 ウェルカムドリンクは、本日4種類目のChampagne。たぶんBillecart-Salmon。

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ビジネスクラスでも、ファーストクラスでも供出されるChampagneは大手メゾンの大量生産品。出会う機会も多く、味を覚えます。価格はともかく、ありふれているワインなのです。少し注意深く味わう人なら、3回も同じワインに出会ったら普通味を覚えます。ブラインドで出されても、安定供給可能なChampagneで値段帯が分かっているので中身がわかります。ブラインドには違いないのですが、ビジネスクラス用という情報から候補が絞られ、それらの多くは味を知っているのですから、だいたい当たるわけです。また大手メゾンの定番Champagneはブレンドを尽くし、原価の大部分が宣伝費というワイン。好き嫌いというものさし以外では評価できないように思えます。ファーストクラスも同じ。航空会社がChampagneのサービスに手を入れる日も近いのではないかと思います。

 

飛び立つ前にISMも挨拶に来て、まずまずの滑り出し。このISMは現場サービスにも積極的に出ていました。

 

安全のビデオは昨年から変わっていません。キャセイ従業員が実写、客がアニメーション。

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メニューも出発前に配られます。食事、ワインを含む飲み物が一冊になっています。

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この形になってから、ワインリストは文字だけです。すっきりしましたが、クルーはラベルの判別が大変になったのではないかと思います。ワインのサービスに随分手間取っていました。

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ここはアジア。ワインに関しては、少し勉強したぐらいで客の言葉についていくのは無理なのは理解できます。でも客の方で意図を伝えるのに努力が必要だなんて、どう考えても滑稽です。ANAは例外で、質量ともに従業員のレベルが高すぎます。(一方ワインコンサルタントは凡傭なのが、ANAの面白い点。)

 

成田出発が少し混んでいます。トルコ航空、Jetstar、ANAの後に続いて滑走路へ。

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ゲートが遠いこともあり、プッシュバックから25分後に離陸。

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離陸するとすぐに給食サービスが始まりました。ナッツとドリンクは写真を取り忘れました。ペリエにしたはず。

 

機内食の第一ステージでは、変わらない生野菜サラダと蕎麦。海老は蕎麦に入っていました。するとオードブルはどうなったんだと観察すると、刻んだサーモンが卵の破片のようなものの上に載っており、全体をcercleで整えたものになっていました。香味野菜やハーブが散らしてあります。ソースは広東風の甘いもの。合うとも合わないとも言えませんが、面白いので歓迎。

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ドレッシングが2つついていますが、これはEmerald会員限定のサービスではなく、おそらく間違い。別の席ではドレッシングが載っていなかったことでしょう。ワインはRibonwood Sauvignon Blanc Marlborough 2016を合わせましたが、大柄でエグく感じました。今日は、今風のひ弱なChampagneばかり飲んでいたため、なおさらそう感じたのかもしれません。

 

第二ステージ。海老とホタテ、中華野菜、XO醤という広東風の組合せ。外れが少ないCathayの中華。

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ここはBourgogneのChardonnay。樽がうるさいスタイルでしたが、この料理にはそのぐらいの方が良いと思いました。

 

チーズ三種は昨年から変わらず。熟成状態は十分管理されています。

Skytraxのビジネスクラス機内食2位の某会社も見習って欲しいものです。Skytraxではチーズは評価対象外なのでしょうか。あのランキングは、数多くの味音痴によって作られている気がして仕方ありません。

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ワインはSauternes。大変優れており、このフライト全体の目玉でした。D.V. by Doisy-Védrines 2013。正確にはBarsacのワイン。多分収穫年のせいだと思いますが、貴腐香、酸がしっかりしており、ラベルから想像できるレベルではありません。良い買い付けをしたようです。"Doisy-Védrines"が通じないことや、グラスがポートと同じことは、ご愛嬌。

 

2つばかり、気がついたことを。

・皿は全て鳴海製のようでした。Qatar AirwaysもCathay PacificもNarumi。頑張っています。

・今日は、白ワインの冷えすぎはありません。マークされているのか、サービスの質が向上したのかはわかりません。

 

最後は5分から10分待って食べるHäagen-Dazs。日清カップヌードルより長い待ち時間。

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 ちなみに北フランスのこんな場所で製造しています。

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全て終了して片づけが済んだ頃、機体は沖縄本島上空付近を飛行中。ドアクローズから2時間30分と、かなりゆっくりした食事を楽しめました。

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時間帯が夕方の出発ですから、このぐらいのテンポは大歓迎。満足度が高いフライトになりました。

 

この後50分ほどの暗い時間。乗継情報も出現します。

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ほとんどが欧州、他には近東や北米。CX566に乗継いでKIXへ向う客はいません。

 

空港混雑のため、旋回して時間つぶしをしましたが、無事に到着。雨上がりの香港。

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香港までのフライトは4時間ぐらい。その気になれば、ちょっと遊びに行く感覚。成田空港が遠いことは逆に利用して、中途で買い物をするとか、食事をするとか挿入すれば、それはそれで結構楽しめます。

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日本の連休

連休なので出かけます。

 旅行、観光を生業としている人たちは、どんどん一般人をそそのかして欲しいものです。就業者数は増えており、これを消費拡大につなげるのが政権の「喫緊の課題」。日本経済のためにも農民的人生観から離れ、アメリカのライフスタイルへシフトしましょうと言うと反感を買うでしょうが、太平洋の向こうでは一人当たりのGDPはほぼ毎年増加。こちらは大きく上下するのみ。2015年は1995年のレベルから24%も落ちているのが我が国の現実。経済だけ見ると、他所からろくでもない国と言われても仕方ありません。

 

ということで、Pechedenferもブログ更新のため出かけます。成田空港へ。

 

今日は夕方のフライトと余裕の出発。香港からちゃんと機材が来ているかどうかをチェック。

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問題なさそうです。到着ゲートがどこか示されていませんが、折り返して出発する便(搭乗する便)を検索すると、ゲートが出てくるのが不思議。

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時間に余裕があることは、良いのか悪いのか微妙。空港へ向う途中、靴が相当イカれていることが気になり、新たに購入してしまいました。「みずぼらしい靴なんて、国際線の搭乗客にそぐわない」という古臭いセンスが首をもたげます。日本経済のために消費して、小さな報国。

 展示品である上、製造上の欠陥を指摘して15%OFFにしてもらいました。いつ底が外れるかも分からず、キャビン内でボロ靴を履いていては格好が悪いので、散財も良しとします。客室乗務員は職業柄、卓越した観察力を持っているので、100%気づかれます。

 

久しぶりの成田キャセイカウンター。客が多いのは、2便の出発が重なっているため。

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空港自体は混んでいない時間帯なので、FAST LANEも利用せず、セキュリティ、出国。指定ラウンジは出国審査を終えて、目の前にあるこちら。

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しかし85番ゲートはサテライトなので、JALのサテライトラウンジが便利。まだ陽が高いので、眺めも良いはず。

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何とChampagneが3種類もあります。バケツA

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とバケツB。

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ワイン好きにはたまらない状況。同じワインでも比較ができる状況は、貴重。早速、試飲を。まずは期間限定品から。

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Laurent Perrier LA CUVÉE BRUT。口に含んだ時すぐに感じることは、リンゴ酸がはっきりしていること。メリハリが利いています。その割にはとてもエレガント。重さや停滞を感じることはなく、むしろ軽い感じのChampange.。ビスケットの香りなどという典型的な要素も感じられますが、副次的なレベルに止め、新鮮さを強調した「ブレンド」。一方で丸みを感じさせる要素は十分で、Crémantにはない高級感が演出されます。太陽の下で味わうChampagneとして理想的。このセレクトには感心しました。包括的な提携先であるゆえ、可能になったのかとも思いました。全くすばらしい限り。

 

 次はLaurent Perrier標準普及品。

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先のCuvéeと比べると、曖昧で愚鈍に感じてしまいます。昔はそうではなかったという感慨は、ノスタルジーではないと思います。新鮮さを感じる要素がいつの間にか消えています。これらは第一のLA CUVÉE BRUTの方に受け継がれています。良くも悪くもこれが現在のLaurent Perrierの現状。Grand Siècleもこの路線で、残念に感じます。

 

そしてNicolas Feuillottte 2008 Brut Blanc de Blancs。

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これは古くて酸化されたワインをうまく「ブレンド」しています。少し収斂性がありますが、樽由来の成分によるものでしょうか。一般の人が、年号入りのChampagneに期待する要素を過不足なく表現したという感じの商品。「ブレンド」が要となっている昨今のChampagneですが、もう少し尖がった所が欲しい気がします。

 

三種のChampagneを置いた時、それらの性格がごく自然に三様になっています。国際線サービスの年季を感じます。JALの実力を垣間見ました。

 

このラウンジは、見渡す限りJALということもしばしば。

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赤組の方々には、このラウンジは総本山寺務所?

 

食事のコーナーも覗いてみました。地方の特産品を使った料理とか、地方料理が出ています。鹿児島からは芋。

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山形からも芋。

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芋が重なっていますが、偶然でしょう。新鮮さがあるので、ダイヤモンド会員のように頻繁にラウンジを利用する客には、楽しみになりそうです。ただANAのSUITEラウンジにある創作料理食堂の方が企画としては本格的で、比べると迫力不足は否めません。

 

せっかくだから、トリ丼に初挑戦。ついでに安納芋のスープも。

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久しぶりの旅行なので、つい興奮してしまいましたが、搭乗開始時刻にラウンジを出ます。

カタール航空 ビジネスクラスセール (プラハが格安)

最近、どこの空港発で見てもそれほど安い運賃が無かったQatar Airwaysの欧州往復ビジネスクラス。ついに来ましたね。メールでお知らせが届きました。

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日本発のフライトのセールだから、海外発券に伴う煩わしさはなし。内容は、次のように伝えられてきています。

発売期間:2017年7月31日(月)から2017年8月9日(水)まで

旅行期間:2017年7月31日(月)から2017年12月31日(日)、または2018年3月31日(日)まで。(但し、2018年3月31日までに旅行完了)

旅行除外日:2017年12月15日~2018年1月10日

予約クラス:R

 

旅行期間は目的地によって異なります。最低価格は以下の通り。

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いつもは供給過剰気味のCDG, BCNなどで割と最低価格が出やすかったのですが、今回はPRGだけ特別で227,200 JPY~。他の目的地では最低価格が約30万円からです。PRGは8月21日からの新就航地です。お披露目ということでしょう。

 

平常比で安くなっているのですが、なかなか最低料金は出てこないようです。セオリー通りに11月のどうでも良いような日で見つかりました。

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秋の人があまり旅行しないような時期にヨーロッパに行く予定のある人は、PRGを目的地にQRの価格を調べることを試してみると、とんだ拾い物ができるかもしれません。

 

なお3月でも(ほぼ)最低価格が出るようですから、ピンポイントで設定するほどQatar Airwaysはケチではありません。

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なお購入はQatar Airwaysのサイトから普通に行えます。

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SQ636:SIN-HND ファースト(その3)

前にも書いたように、やたらよく寝られるシートでした。

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ベッドの質をあまり気にする方ではないのですが、素晴らしい体験でした。

 

機内放送"Good Morning"で起こされたら、到着までわずか。着陸40分前ということでした。朝の準備は窓から。乗務員が全ての窓を4cmほど開けます。

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少し化粧室も観察。形が美しいかどうかは別として、大きめの花が挿してあります。

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広さは、問題なく着替えることが可能という程度。特に広いわけではありません。A380ではありませんから。

 使い捨てアメニティが入った引き出しがあります。大抵の身づくろいに対応。

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少し勇気が必要ですが、ひげも剃れます。

 

SQのfleetを確認。一番上がA350-900に変わってしまいました。世界の空の花形は完全に交代しました。追求する価値観が変わっています。

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A350-900   15 (52 on order)

A380-800   19 (5 on order)

A330-300   22

B777-300   32

B777-200   21

B777-9            (26 on order)

B787-10          (55 on order)

という状況でした。シンガポール航空が新機材への投資に積極的であることは、一目でわかります。数年の内には、A330B777-300、B777-200は見られなくなるのでしょうか。A380はオーダーをまだ抱えていることになっています。まだまだ運用を続ける気なのでしょう。

 

ご自慢のBlue Mountainをもらいます。器はWedgewood。

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Champagneと言い、coffeeと言い、オーソドックスなセレクションで高級品というのがSQファーストクラスの特徴。Blue Mountainは機内だったせいか、私の良く知る味とは異なり、力強く感じました。

 

機内販売でお買い物をしてしまいました。搭乗記念のようなものです。

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そのうち房総半島先端部。

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内房はかなり外れの方でも埋立地ががあります。館山周辺は保養地のイメージしかありませんが、いろいろな生活があるようです。

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人がかなり住んでいます。

 

この島に住んでいる人はいないでしょう。

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羽田は間近。

 

友軍ANAがD滑走路から飛び立とうとポジションに就くのを眺めながら、ぐいぐい高度を下げます。

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無事に着陸。このキャビンは工夫がしてあるのか、ノイズが低めでした。そういう点はとても重要だと思います。

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ANAの帝国のようです。

 

ターミナルに近づきますが、これは105番ゲートで決まりのようです。出口まで遠いのですが、国際線ターミナル2期部分ではないので、まだまし。

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降機した後に、乗ってきた機材の写真を撮りました。

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時間を測ってみたら、着陸の7分後には到着。18分後には空港から出られました。写真撮影をしてもこんな程度。羽田はやはり便利です。

 

今日は7時間の夜のフライトでしたが、お土産は多量。

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アメニティーポーチは、Ferragamoが曲がっています。つくりは適当なところに出しているようです。材質も安物。

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中はオードトワレ1瓶とクリームが2チューブ。それからお手拭き。あっさりしているというより、ポーチの大きさにマッチしていません。トイレ備え付けの使い捨てアメニティが補完して、まとまったサービスになるよう考えられています。

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ただ本当に機内で使う分しかない小さなチューブがいろいろ入っているよりは、旅行中使える量で品を厳選してある方が、格は感じられます。 これは一つのあり方と納得しました。

 

今回残念だったのは、機内映画を試せなかったこと。スクリーンの大きさと位置が適切に感じられました。さらに画面全体の質感も良く、使いたくなるシステムだったのです。キャビンの他の客は没頭していたようでした。このフライトでは、夕食なんか食べず、映画1本見て就寝というパターンが多いのではないかと思います。

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SQの機内エンターテイメント(IFE)の充実ぶりは、相変わらずです。このシートではハードに力が入っていそうだったので、分解能や使ってみた時の印象を調べておくべきでした。