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エーゲ航空もスターアライアンス特典航空券がオンラインで交換可能に

ギリシャ語のメールが増えたAegean

Aegean Airlinesのマイレージプログラム、Miles+Bonusには言語の壁があります。分からないくせにギリシャ語で表示させていれば当然ですが、そうではありません。

 

会員には、時々ギリシャ語のメールが送られてきます。国籍に無関係に全会員に送っているようです。ミスだったり、どうでも良い話を送っているのなら別に問題になりません。しかし情報操作に使っているらしいのでした。つまりギリシャ語話者に限定して情報を流す目的で、ギリシャ語メールを全会員に送っている様なのです。

 全会員に等しく情報を送っているというアリバイが欲しい一方で、情報を共有する会員数を限定したい時に使う方法となっています。

 

12月になってから6通中4通がギリシャ語メールと、とても不審なAegean。ふと内容をチェックしてみようと思い立ったのが、気がついたきっかけでした。

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このメールは、キプロスで発行されるクレジットカードの利用の宣伝。ギリシャ語で書くことに合理性があります。ずるくありません。

 

情弱者はそれなりに、という扱い

しかしこの12月6日付けのメールはどうでしょう。

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少しずるいのではないでしょうか。って、このブログとギリシャ語メールの両方が読める人は貴重な存在。なかなか見つからないでしょう。Pechedenferも、頼るは機械翻訳。例によってGoogleを信頼するしかありません。

 

びっくりするほど正しい仏語が出てきて驚きました。文法的に正しいという意味で。訳が正しいかどうかは全く分かりませんが、少し感動したのでここにも掲載します。

”Vous pouvez désormais échanger vos miles en ligne sur les vols Star Alliance!

Échangez vos miles en ligne contre des billets avec toutes les sociétés membres de Star Alliance via votre compte Miles + Bonus.

Connectez-vous à votre compte, rendez-vous dans la section «Remboursement de miles», via aegeanair.com ou via l'application Aegean, et découvrez des centaines de destinations dans le monde grâce au réseau Star Alliance.

Le kilométrage est maintenant encore plus facile et plus rapide!”

中途半端に抽象化され、語法が不自然になっていたり、同じ語の反復が多くて文章として?ですが、これは仏語として見た場合。多分ギリシャ語では変ではないのでしょう。とにかく目立った誤りがありません。ここまで機械翻訳できるなんて、技術も進んだものです。

 

日本語訳は以下の通りになりました。かなりまとも。しかし助詞や語順がおかしいところがあり、フランス語より誤りが多いのは明らか。重大なところで意味が変わっています。(2番目の文。これはありえません。)

スターアライアンスのフライトであなたのマイルをオンラインで交換することができます!

スターアライアンスのすべての加盟航空会社のマイルをMiles + Bonus口座からオンラインでご利用いただけます。

アカウントにログインし、「マイレージの引き換え」セクションにアクセスしてください.eegeanair.comまたはAegeanアプリケーションを使用して、スターアライアンスネットワークを通じて世界中の何百もの目的地を検索してください。」

何故か " aegeanair.com "が変わってしまっています。
 

これはなかなか大きなニュースのはずですが、ギリシャ語が分からない情報弱者には壁となっており、とりあえず損するようです。

 

万民への良いニュースも

英語は全会員向けの情報という位置づけで間違いないでしょう。最近の「良い」ニュースはこれ。

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Athensのラウンジが12月12日に新装開店するから使ってくれというアナウンス。間違いなく良い知らせ。

日本語のエラー

(1) アリタリアの機内サービス

アリタリアの日本語サイト。これを見て違和感を感じる人が多いと思います。

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違和感の原因は、たぶん次の通り。

 

「機内通訳が乗務している。」と宣伝していますが、機内で通訳が必要になりますか?つまり客が言うことを別の言語に翻訳して、客の対話相手に伝える任務の人間が必要ですか。 

 乗務員が自身で日本語を理解、他の客と同レベルのサービスを行うのでは通訳ではありません。機内日本語環境に関して、他社は「日本語を話す客室乗務員が...」と書いているはずです。アリタリアの書いたことは機内シェフみたいなもので、サービスで必要なプロセスの一部(日本語をクルーが理解する)を独立させ、それを担う人員を配置したということです。

 

不適当な宣伝と騒ぎ立てられることはないでしょうが、たぶん看板に偽りありです。「映画を同時通訳してくれ」と勘違いする客が出ないことを祈ります。

 

(2) コピペでしくじるJAL

JAL国内線ファーストクラスは10日に一度メニューを変えるという、なかなか贅沢なサービスです。内容もプレゼンテーションも国際線エコノミークラスよりはるかにレベルが高く、感心しています。こだわりの日本酒も魅力。

 それはそれ、これはこれで、今日は暴くのが目的で登場願いましょう。ファーストクラスのメニュー。

 

12月上旬のメニュー日本語版。

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こんなスナップショットを紹介しても、誰も読まないでしょうから、手っ取り早く指摘します。問題の部分を再掲すると、

 

[日本酒]※3銘柄のうち1銘柄をご用意しております。詳しくは乗務員にお尋ねください。

◇澤屋まつもとShuhari ID<京都府

..........。

冩樂 純米大吟醸 赤磐雄町<福島県

..........。

※銘柄が変更になる場合もございますので、ご了承ください。

 

シャンパン]

エドシック・.....

 

と、日本酒は2銘柄しか無いのに、3銘柄から選べることになっています。コピペに由来する典型的なミスですね。ちなみにメニュー英語版でも全く同じミスをしています。

 

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ここまで見事なコピペなら、あっぱれ。UUU-JJI-JGCが騒ぎ出さないかと、心配です。

 ほら、新入社員に説教垂れるみたいに始めますよ。きっと。

 

Pechedenferは「10日毎に作るのですものね。面倒くさいものね。仕方ないよね。」という顔をして、面白がるだけ。文句を言う気はさらさらありません。内容には満足。和食は和食と認識できる膳で、なかなかまともです。朝昼晩で出す物が異なり、羽田着便と発便で異なり、10日に一度品書きが変わるので、ドメ専ダイヤ諸氏も飽きにくいと来ています。

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とにかく奇妙な日本語は、ANAの専売ではないことは確かです。安心しました。

フライングブルーのゴールド会員がフライングブルーのクレジットカード入会キャンペーンを利用してみたら...

フライングブルーのゴールド会員資格(2019年3月まで)の付与で話題になった三井住友クレジットカードの入会キャンペーン。

フライングブルー:三井住友クレジットカードの入会キャンペーンによせて - バス代わりの飛行機

対象となる入会期間はもう過ぎてしまいましたが、その後も話題提供してくれます。

  

キャンペーン自体はすでに別の方が綺麗にまとめているので、こんなのをやっているよ!という記事は書けませんでした。さりとてブロガーなら、関心があることは書かずにはいられません。そこでPechedenfer流の解決法。体験調査をしたのでした。

 何をしたかと言うと、以下の調査。

「フライングブルーの現ゴールド会員であり、2019年3月まで資格延長が確定している会員が、このクレジットカードの新規申込みをした場合、何が起こるか?」

 

本音を言うと、純粋な探求心ではありません。1年強のゴールド会員資格付与という特典の前には霞んで見えますが、10,000円の年会費で

・もれなく商品券2,000円

・12月までに8万円利用したら、商品券6,000円

・フライングブルー特典マイル10,000 miles

がもらえる点も悪くありません。実質(確か年会費は税別表示だから)2,800円で、10,000 milesもらえるのですから。

 またゴールド会員に対してゴールド会員資格付与の特典は無意味である一方、そこで何が起こるか?は重要です。記事が一つ書けますから。

 

それで、入会したらどうなったと思いますか?

 

しばらくして封筒がオランダから送られてきました。2005年からFBの会員をやっている者には、見慣れた封筒です。

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中に入っていたのは、ゴールド会員カード。

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つまり疑問に対する調査結果は、

「ゴールド会員カードの複製(duplicata)がもらえる。」

でした。

 

ただし期限は1年延びています。来年2月末に送られる予定のカードが、早めに届いたということになります。

 送り状は、(紛失、破損により)新たに会員カードを請求した会員に対するテンプレート。全く場違いの文面です。この共同事業では、

(1) 三井住友カードは、キャンペーンに該当するFB会員番号をFB会員課に送る

(2) FB会員課は、その会員データをゴールド会員へアップグレード

(3) 同時にFB会員課は、キット(会員カードと荷札2枚)を会員に送付する

という手順で処理をしていたはずです。Pechedenferの場合、(2) の時点でFBの担当者は、

何だこいつ、そもそもゴールド会員じゃないか。

と思ったものの、処理スキームに準拠して仕事をしたのでしょう。何もしないと怠業に問われるかもしれないし...。しかしこんな特殊ケースに、テンプレートなんてありえません。どうせ意味不明な奴だからと、担当者は一番近い状況のテンプレートを使ったのでしょう。想像すると笑えます。

 

ビジネス文書や行政文書は見事に形式主義に陥っており、そういうフランス語を書くのは非常に難しいのです。そこでテンプレートが横行、内容がズレた手紙もよく送付されるのがフランス社会。ガチで書かせると、その人の教養や教育のレベルからは考えられないほどのひどい手紙ができあがります。つまり公用語教育が社会で要求される水準に達していません。この点では、日本の教育、日本人の方がしっかりしています。

 

普通のキャンペーンの利用者がもらった荷札2枚は、同封されていません。これは今年2月に送付したものと同じデザインなので、省略したのでしょう。やっていることが中途半端です。あるいは使えそうなテンプレートが見つからなかったからでしょうか。

 

もしフライングブルーが顧客志向の強いプログラムだったら、現在のゴールド会員、プラチナ会員にもクレジットカード入会キャンペーンを利用してもらいたいはずです。こういう「お得意様」の事を真剣に考えるなら、アイボリーからゴールドへの会員アップグレードと同程度の特典を付与するでしょう。すると今年稼いだ資格マイルの内、40,000 milesを年が変わっても温存するか、2018年4月に匹敵するXPをプレゼントするという処理が公平でしょうか。しかし、そこまで上級会員に配慮するほど立派なプログラムではありません。その辺はFBプロパーのクレジットカード(フランスやオランダで発行されるアメックスなど)ほどには考えられていません。

 

2月になったら、新しいデザインの荷札2枚と一緒に会員カードをまた送ってくることでしょう。FBゴールドカード2枚持ち。確かにバカバカしい気がします。

 

現在プラチナで来期もプラチナ確定している会員がこの三井住友の入会キャンペーンを利用した場合、何が起こったでしょう。体験した!という場合、ご一報を。

Aer Lingusはoneworldに加盟するか

2015年、アイルランドのAer Lingus は IAG(British AirwaysとIberiaの親会社)に買収されました。この会社、もともとoneworldの構成メンバーでした。oneworld結成は1999年なのに対し、Aer Lingusは2000に加盟し、2007に自発的に脱退しました。そんな会社が、oneworldの創設者/盟主と同じ経営になったのです。社会の関心は、いつoneworldに再加盟するか?に向かうわけです。IAGのChief Executiveも、2016年に「来年はAer Lingus再加入の可能性が高い年」と言っていました。

 

そんな中、IAGのCEOである Stephen Kavanaghは、「再加盟の計画は持っていない。」と明言しました。

Aer Lingus has 'no plans' to rejoin airline alliance - Independent.ie

今年11月14日のことです。一方で、Aer LingusはBA、AA間にすでに存在する連合と一緒になるため、作業を続けると微妙な説明もなされています。結局、コストや経営効率の問題のようです。

 

IAG経営下になり、Aer Lingusでは大西洋横断路線網を格段に充実させ、機材の数も増やし、何百人という雇用も創出しました。oneworldには加盟しなくても特に問題はないのでしょうが、これはローカルな話。遠く離れた場所の住民にはやはり選択肢が増えた方が良いに決まっています。時期尚早という話なら、待ちましょう。

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言語と速報性と書く現場

Pechedenferは他のブログで、記事が成立した背景が書いてあったり、そうでなくてもその人しか書けない理由が見えてくると面白く感じます。他の方はどうでしょうか。

 

なぜ仏語の元ネタが多いのか

このブログでもマスメディア発表にネタを探すことがあります。ブログは日本語で書かれているので、元ネタが日本語や英語なら、ブログ記事にする価値は小さいと言えます。元ネタを直接読める人が多いからです。日本語によるブログは異常に多いので、英語が苦手な人(TOEICがどうこうと言うより、英語で情報を得る習慣がない人)にも、誰かが日本語で書いてくれます。日本はmonolingue(単言語話者)には、良い国です。

 ブログでは独自性が大切。日英以外の言語が使えるなら、その言語での元ネタが多くなるのは当然の成り行き。そして元ネタは既に発信されているのですから、せめて日本語で書かれた記事として速報性を意識するのも当然の成り行きでした。

 

どうやら一番乗りだと納得すると、何となく良かったと感じます。完全に自己満足です。

 

ブロガーの中には記事が本当に早い方もいて、しかも毎日更新していたりします。並大抵のエネルギーではありません。情報を収集することと文章を書くことがそもそも得意で、活動に都合が良い環境にあるのだろうと想像します。そんな個人との競争を意識するのは、益より害の方が多い気がします。それでは記事の早さの基準は無いのかというと、そんなことはありません。

 事業として情報提供しているサイトを目安にすると、素人としてはやる気が出ます。航空関係のブログを読まれる方には、よく知られる「トラベルメディアTraicy」というサイトがそれです。航空業界の宣伝記事も多いのですが、ニュースも取り上げられます。本ブログも各社から届く宣伝メールを記事に作り変えており、活動内容がかぶります。もちろん向こうはプロ集団で、質も量も個人ブログより上。一般的に言うと、情報はそのサイトだけで十分です。

 しかしどんな個人ブログでもその個人にしか書けないことを提示する限り、情報空間では存在価値があります。このブログでは日本語以外、英語以外の言語の利用が、一つの武器となっているようです。

 

実際に意識された速報性

仏語に頼ると、当然ながら Air France や Flying Blue の記事、欧州での業界の動きなどが得意な分野と言うか、頻出する分野となります。例えば早く記事にできた例では、

迷走するアリタリアの処理 - バス代わりの飛行機

この話はイタリアの出来事ですが、Traicyより早かったようです。

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Alitaliaの広報写真より。どんどん拡散して欲しいようなので、勝手に拝借。

 

仏語でしかマスメディア報道がない場合、日本語では唯一の紹介記事となる可能性が高いので、これまた張り切って書くことができます。Air France関係のブログ記事が多いのは、こうした事情があります。たいていどうでも良い話ですが、AFに関心のある方には良いはずと、これまた自己満足の世界です。

 

記事にできたはずだし、知っていたら記事にしたはずだというニュースをTraicyで見つけた時は少し驚きました。それはAlitaliaのマイレージプログラム、MilleMigliaのマイル無効化の予告。イタリアの税制上、マイルには期限があり、こういうことが可能になる背景があることは知っていました。どうしてノーチェックだったか調べてみました。すると伊語によるメディア発表は数多くあったのですが、仏語、英語は出て来ないことがわかりました。情報空間の広さを感じました。

 表題はともかく、伊語の記事本体を実用レベルで読むことは残念ながらできないので、Google翻訳で仏語に変換*しました。Traicyのニュースどおりでした。

 *伊語と仏語は近いので、翻訳精度が高いだろうと考えたため。表現による細かいニュアンスは伝わりませんが、情報を得るには十分でした。

 ただ現時点では、機械翻訳は基本的に信用なりません。英独間の翻訳ですらひどいものです。以下は、ドイツ人を相手にしたジョークに使えそうです。

 どんな文句でも英語→独語、それを独語→英語と翻訳すると元の文句に戻るはずですが、Google翻訳で、

flighter F14 tomcat

(戦闘機F14 トムキャット)と入れて、この操作をやってみてください。

flighter F14 hangover

(戦闘機F14 二日酔い)に変わり果てるはずですから...。そうなるだろうと、狙ってやったのですがね。

 

Traicyにも伊語を使うスタッフがいるのでしょうか。アリタリア日本支社(本社との連絡は伊語で行っていると思います。)からの提供でしょうか。詳しいことは分かりません。今の世の中、誰が何語をしゃべりだしても驚きはありません。

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これもAlitaliaの広報写真より。

 

結論

こんな話に結論なんてあるのか?と言うべきところですが、傲慢な人間が居丈高な態度で大ナタを大上段に振りかざすと、それらしいものが何となく出て来ます。

 

現代を一世代前(30年前)と比較すると、

・あらゆる分野で情報アクセスが桁違いに容易になったこと

・multilingue, polyglotte(多言語話者)の数が桁違いに増えたこと

・個人からマスへの情報伝達が桁違いに容易になったこと

から、誰しもそこそこの情報発信者になれます。Pechedenferもその「そこそこ」を指向していますが、ブログの情報発信は気晴らし。こんな人間は恐ろしい数になるはずです。こういう分野でもプロの物書きは存続するでしょうが、読者にとって日本語のデキの優先度は下がる一方、日本語で書かれるブログの数は特異的に多いという世情。独自取材をしないライターにはつらい時代です。

マレーシア航空のA350

Malaysia AirlinesのフリートにA350-900が加わりました。11月30日の朝、Kuala Lumpurに到着した模様です。

Airbus : premier A330-800 en FAL, trois A350 livrés | Air Journal

少し前の報道では、12月9日からPenang線とBangkok線で運用される予定となっていました。

Premier vol pour l’Airbus A350 de Malaysia Airlines | Air Journal

 

もちろんMalaysia Airlinesのホームページでも、誇らしげに紹介されています。

A350

この特設サイトでは、無声のビデオが見られます。今の時代に無声と言うのは、なんと言うか...とにかく早く紹介したかったのでしょう。

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(12月3日追記:ビデオはあっという間に消えました。今は公開されていません。)

 

ビジネスクラスのシートは、東京便でもお馴染みのA330とほとんど変わらないように見えます。注目すべきはファーストクラスがあること。Malaysia Airlinesは、ファーストクラスの運用を諦めません。頼もしい限りです。

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上級キャビンは、とても不思議なシート配置をしています。左右非対称ぶりが特徴的。

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キャビンの構成は、

ファースト:4

ビジネス:35

プレミアムエコノミー:27

エコノミー:たくさん

で、合計286席。プレミアムエコノミーが、エコノミークラスと同じ3-3-3の配置になっているのは残念ですが、実際の快適さはどうなのでしょう。エコノミーの幅が広いと理解すべきなのかもしれません。XWBが売りの機材ですから。

 

これも特筆すべきことかもしれません。ビジネスクラスとエコノミークラスのキャビンに、それぞれの礼拝スペースが確保されています。上のプランの凡例です。

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あまり利用する機会は無いかもしれませんが、ファーストクラスのシートはA380とは大きく変えてきています。JALANAなどと同じ、箱型になりました。

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シート配置図で見る限り、中央2席は窓側2席よりも幅が広そうです。中仕切りが外せ、2人で広々と使えそうな気配ですか、よくわかりません。

 

このA350-900は 2018年の第1四半期から、London Heathrow線に導入される模様です。そこが本格運用の場であるはずで、KUL-BKKやKUL-PENは「慣らし運転」以外の何者でもありません。2017年の12月、この2つの短距離路線のビジネスクラスの客は、もしかすると新しいファーストクラスのシートを体験できるかもしれません。

 

Malaysia Airlinesは、今現在日本でセールを行っています。KUL経由のビジネスクラスNRT-BKK往復は105,000円であります。ただし対象となる搭乗期間は、2018年のGW明けから6月なので、A350-900にはかすりもしません。

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そうそう都合よく物事は運びません。残念。

東京-クアラルンプール便の使い方

JAL/ANAの東京からKuala Lumpurへの便は、混んでいないようです。その空いている感じが、他路線と違います。何というのか、質の違いを感じます。例えば、ANAが東京-KUL便を補強、1日2往復にしてまだ1年。その時はそんなに潜在的な航空需要があるのかと、不思議に思っていたのですが、客が増える見込みは無かったようです。需要-供給の法則でしょうが、相変わらず消費者に有利な状況が続いています。

f:id:PECHEDENFER:20171127115803j:plainPechedenferなぞは、何で増やしたの?と思う訳です。大して利用しない客には、はかり知ることのできない深慮遠謀があるのでしょう。

 

(1) ANAの格安ビジネスクラスの販売

表向けは「長期滞在者向け」と称して、ばかに安いビジネスクラスを販売しています。

・往復90,000円に燃油サーチャージ、航空保険特別料金、諸税

・滞在期間9日以上6カ月以内

・乗継は日本国内で往復各1回可

・予約変更払い戻しは手数料10,000円

・予約は出発28日前まで

・販売期間2017年12月31日まで

・搭乗期間2018年1月10日から9月30日

という条件です。

 

実際調べるとわかりますが、この価格は気前よく出てきます。

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欧州内のビジネスクラスではよくやられているようですが、面白い販売方法です。滞在9日以上という条件では、出張客には使いにくいはず。払える人には高く売ることができても、席は余るので何とか売ろうという努力でしょうが、長期滞在のフィルターは何故?

 

昨年までとは事情が異なり、KUL発券の航空券が必ずしも安くありません。このANAの航空券で「長期間のKUL滞在」に行き、そこからのビジネスクラスでお得に旅行というプランは無条件ではうまくいかないようです。

 

予約クラスはPですから、ANAマイレージクラブには70%の加算率。往復4,700 milesにしかなりません。(国内区間を付ければもう少し増えます。)しかしこれをAegean AirlinesのMiles+Bonusに加算すると、加算率200%。一往復で13,400 milesにもなります。2往復したら、それだけでGold会員継続。日本発なので、かなりお手軽です。

 

単純に、ANAビジネスクラスを体験したいという人にも向いています。

9日もあれば、KULからDOH行って、JNB行って、SYD行って、SCL行って...」なんていう人にも、ぴったりの航空券です。

 

このANAビジネスクラスのプロモーション、使える方には有利な展開が待っています。

 

(2) ゴールデンウィークでの利用

最近、まとまった休暇の消化が国策で進められているため、海外旅行業者にはかき入れ時のGW。もちろん航空券は非常に高価になります。JALのHawaiiなんてとんでもない価格ですが、それでも売れるところが凄いと思います。

 そんなGWでも例外があります。それがKuala Lumpur。GWをフルに使える日程でも、普段とそれほど変わない価格で航空券が見つかります。しかも売り切れている料金カテゴリーが見つけにくいというガラ空きぶり。

 

例えば本日11月27日に調べたJALのエコノミークラス。来年のGWです。行きが32,000円から。4月28日(土)の出発ですよ。

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直行便では40,000円。日本発のGWの国際便全体で見ても断然安い渡航先のようです。

 

帰りも状況は変わりません。32,000円から。直行便も40,000円。これは前日5月5日発でも同じでした。

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Honolulu (3,800 miles) とはそれほど距離が変わらないKuala Lumpur (3,350 miles)。それなのに、何たる違いでしょうか。

 

Kuala Lumpurが魅力的かどうかは、人によって異なるでしょう。しかし魅力は今一つと思う人でも、KULから先に飛ぶことが可能です。KUL発の航空券は、さすがに日本のGWには連動しません。もちろん観光に問題ありという場所ではなく、ずっと滞在するのもよし。航空券の価格が抑えられ、入手しやすい状況はいろいろ利用できると思います。