バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

近況

なかなか更新できませんが、その間にも世の中ではいろいろなことが起きています。読者諸氏も関連ニュースは耳にしていると思いますので、ここでは個人の身に起きたことを中心に紹介します。

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1 Quality Observer の実施依頼

いつもの通りエールフランスへの搭乗が対象。前回のミッション遂行より1年も経っていません。

クオリティ・オブザーバー2回目のミッション - バス代わりの飛行機

それでいて新たなミッションが届きました。かなり頻繁に頼まれます。依頼はアルゴリズムに従って自動で行われているはずですが、それがいかなるものか、皆目見当がつきません。

 

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このミッション、地上サービスを含め、搭乗フライトを現場点検します。型にはまった調査であり、ある種の routine work です。協力してくれる顧客が少なくなったのかもしれません。好奇心から任務を引き受け、実施すると相当忙しいことがわかり、「次はもう結構」となる客が続出しているのでしょう。そして人件費削減のため、日常点検を顧客にやらしていることがバレたのでしょうね。KLMはオランダですから、お付き合いにはそういうケチな話がつきもの。

 

メッセージは英語主、仏語副になっていますが、Pechedenferは引き受けます。Avec plaisirです。

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今回も CDG からの出発便だから心に余裕がありますが、 不慣れな巨大空港だと、実施はかなり鬱陶しくなるだろうと思います。一生懸命点検していたら乗り遅れたりして...。

 

2 エーゲ航空 Miles+Bonus の更新

会員資格の最終日(11月23日)に、突然更新される Miles+Bonus。その後メールで一応挨拶が送られてきます。

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またiPhoneのWallet内の電子カードも自動更新。そしてアカウントにログインすると、カウンターはリセットされています。

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さて来年の勤労感謝の日までに 12,000 マイル+エーゲ航空4搭乗か、24,000 マイルの搭乗。A3*Gは単独で考えると楽勝で更新できるはずですが、他の会社にもフライトを割り振らないといけないので、毎年余裕がありません。

 

3 Miles+Bonus の改悪

さりげなく改悪。事前告知なし、事後連絡なしと油断なりません。無料航空券に必要なマイルが大幅に増えました。一覧表を張り付けておきます。スマホでは文字が小さすぎになりますが、PCなら画像をクリックすると拡大されます。

 

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極東・東南アジアからのビジネスクラスクラス利用で、

 

極東・東南アジア往復 42,000 → 65,000  (55%増)

欧州往復        110,000 → 130,000  (18%増)

 

という具合。これまで日本—東南アジア間のフライトでは、まずまずのお得感があったのですが、大幅値上げで標準的になりました。

 

良心的だと思えることもありました。Miles+Bonusは、ブラックフライデー期間(28-30 Novembre)のマイル購入に100%ボーナスを付けました。悪どい会社だと、マイル販売セールの後、12月ひと月を挟んで、予告なしに1月1日から必要マイルの大幅増加などとやりますが、Miles+Bonusは順番が逆。値上げしてから、販売マイルのセール。ちゃんと値上げを見つけてから買えば、納得のお買い物です。

 

とは言っても、マイルは購入かポイント変換なんていう陸マイラーとは対極にいる純粋フライヤーにとっては慰めにもなりません。一気に債権が36%も目減りするなんて、もしこれが保有株式や社債だったら深刻な状況。やっぱりひどい Miles+Bonus。

 

4 Cathay が気にする7会社

何となく招待に応じてしまった Cathay Lab ですが、アンケートを時々送ってきます。最後に行ったアンケートが注目すべきものだったので紹介します。表題は、

 

Share your impression of different airlines

 

でした。そこでは特定の航空会社7社の最近の利用状況、サービスの印象、一般的なイメージなどを訊かれました。つまりキャセイはその7社をライバルと考えているとか、勢いがあるので参考にしたいとかいう背景があって、顧客の意識を探ったのでしょう。で、その7社とは、

 

全日空, シンガポール航空, エミレーツ, エバー航空, カタール航空, カンタス航空, BA

 

でした。BAだけちょっと?ですが、その他の会社は世界的に評判が高いサービスを行っており、納得のリストです。過去1年間の利用クラスも訊かれました。回答を整理して、今後のアンケートや広告をパーソナル化することも可能ですが、現在のキャセイにそこまでやる余裕はなさそうです。リストラやっているところに香港の混乱が起き、しかもそれは長引いています。弱り目に祟り目というより、de Charybde en Scylla的な展開。来年は、

 

乗って残そうキャセイパシフィック

 

が合言葉になりそうな勢いです。

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Cathay Lab。キャセイは新しいプラットフォームと言っていますが、Insightの後釜に見えます。しかし回答しても、アジアマイルはもらえなかったように記憶しています。

世界中をイージージェットで

使った人も多いのでは...

EasyJetは、ロンドンに本部を置く欧州2位のLCCです。ハブ空港は、

 

ベルリン (TXL, SXF)、バルセロナパルマ・デ・マヨルカボルドー、リヨン、ニース、パリ (CDG, ORY)、トゥールーズ、ナント、ミラノ (MXP)、ナポリヴェニスアムステルダムリスボンポルトバーゼルジュネーブ

 

と西欧、南欧を中心に数多くあります。この他、UK にも10 のハブ空港を有します。

 就航都市は 136。フルガダ (エジプト) とアカバ (ヨルダン) を除き、欧州、UK、アイスランドの都市と周辺の島です。機材は A320 シリーズ(A319, A320, A321)のみの333機で、域内に路線網を張り巡らせ、直行便による高頻度運航を行うという典型的な LCC です。

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LCCの乗継

その easyJet は、2017年に長距離国際線の顧客を取り込む事業を立ち上げました。長距離便の運航会社と提携、乗継客を自社便に誘導するビジネスです。欧州に就航していて、easyJet 並みの大きな地域路線網を使える航空会社は多くありません。ニッチを狙ったビジネスにも見えます。

 

搭乗客向けには Worldwide by easyJet と名付けられた旅行商品?ですが、多くのパートナー会社

 

Air Transit, Norwegian, Virgin Atlantic, WestJet, La Compagnie, Loganair, Corsair, neos, Cathay Pacific, Emirates, Scoot, Singapore Airlines

 

の中長距離路線と easyJet の短距離路線とを接続します。そして次の2社は近距離路線の補完を行うようです。

 

Aurigny, Blue Air

 

つまり近距離路線—近距離路線の接続。さらに空港の地上サービスのパートナーが3社あります。

 

Venice Connects, Gatwick Connects, G3S-Alysia

 

地上サービス会社は、LCCを空港で乗継ぐ時のアレンジを行います。フルサービスキャリア FSC の乗り継ぎと異なり、LCCでは一フライト毎に手荷物を回収、チェックインを行う必要があるので、そんなサービスも成立するわけです。

 

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パリでも乗継

ロンドン (LGW)、ミラノ (MXP)、ベルリン (TXL) に続き、easyJet が Paris (ORY) で乗継ビジネスを開始します。30日前、複数のメディアに取り上げられたニュースです。

Menace pour Air France : Easyjet déploie son système de correspondances à Orly

Corsair (カリブ海、インド洋、北米便)、La Compagnie (ニューヨーク便)、G3S-Alysia (地上サービス) が パリの事業で提携します。

 

かつて LCC の乗継客は ORY に到着したら、

・ORY が最終目的地である客と同様に預入手荷物を回収、

・ORY から旅行を開始する客と同様に次のフライトのチェックインを行う

ことを強いられました。このプロセスを楽にするのが、G3S-Alysia のサービスです。20ユーロ台の料金が必要です。

 G3S-Alysia自身の説明は、「旅客は預入手荷物を回収した後、そのホール内に設置される Self Connect カウンターへ移動します。そこで手荷物の預入れ処理と税関書類へのサインを行います。次のフライトへ預入手荷物を運ぶ時には優先レーンが利用できます。」列に並ぶ時間は、だいぶ低減できそうです。

 

Worldwide by easyJet による乗継を行う場合、ORYでの最低乗継時間は2時間30分に設定されます。

 

乗継のための地上サービスが有料オプションで提供される点は、LCCの面目躍如。しかしそれを利用しても、フライト毎の手荷物受取、チェックインと手荷物預入は結局自分で行わなくてはなりません。出発空港のチェックイン時に、片道分を通しで行える FSC はやはり楽ちんです。

 とはいうものの、トータルで料金が安く上がれば需要はあります。どのぐらいの客を FSC から奪い、どのぐらいの客を新開拓するか見ものです。

 

長距離移動の旅客へも着実にビジネスを広げる LCC。21世紀の欧州空の旅は、

LCC

FSCエコノミ―クラス

FSCビジネスクラス

の3クラス制だと考えると、すっきり整理できそうです。

上級会員への道程を変えるMiles & More

Miles & More は Lufthansa ドイツ航空のマイレージプログラムとして1993年に誕生しました。その後四半世紀。欧州の空も様変わりしています。Lufthansa ドイツ航空経営統合の結果、いつの間にか Lufthansa - Austrian - Swiss 大ドイツ航空になりました。もっとも、本人たちがそう自称することはありません。

 Miles & More がこれら3つの高級エアラインの共通プログラムになったことは自然ですが、他に Brussels Airlines、Eurowings、Air Dolomiti、Adria Airways、Croitia Airlines、LOT、Luxair も参加することに。いつの間にかドイツ人たちの Lebensraum は拡大しているのでした。めでたし、めでたし。

 

さて Miles & More の26年も改悪の歴史ですが、上級会員基準は積算搭乗マイルで量る方法を修正しつつ継承してきました。しかし 2021年 1月1日、ついにポイント制に変わります。正式な告知は Lufthansa のサイトで読むことができます。

Update Vielflieger | Miles & More (ドイツ語版)

Update Frequent Flyer | Miles & More (英語版)

特典は支払い金額ベース、上級会員の基準はポイントベース。Miles & More は、もはやマイレージプログラムとは呼べません。

 

新制度の概略

・ポイント獲得は Miles & More の参加会社、スターアライアンス加盟会社の便が対象。

・基準は2つ。キャビンクラスとフライト種別(大陸内か大陸間か)。

・得られるポイントは以下の通り。

            

エコノミークラス   大陸内   5 大陸間 15

プレミアムエコノミー 大陸内   5 大陸間 20

ビジネスクラス    大陸内 10 大陸間 50

ファーストクラス   大陸内 10 大陸間 70

 

・会員資格に要求される暦年積算ポイントは以下の通り。

 

Frequent Traveller 160 pts +   80 qualifying pts

Senator       480 pts + 240 qualifying pts

HON Circle                       1,500 qualifying pts

 

・Qualifying Pointsは、Miles & More の参加会社のフライトでのみ得られる。

 

会員資格は、翌々年の2月までのようです。

 

改革の特徴

Miles & More の参加会社と、その他のスターアライアンス加盟会社のフライトは区別されます。素直に読むとポイントが別建てで積算され、前者は points と qualifying pointsの両方に、後者は points だけに算入されます。Frequent Traveller 会員、Senator 会員になるためには、獲得 points のうち半分は Miles & More 会社への搭乗で得る必要があります。HON Circle 会員になる場合、Miles & More 会社の搭乗以外は算入されません。

 会員の搭乗実績において「自社」優遇は普通に見られます。例えば Aegean Airlines では、年間4搭乗すると必要マイルは半分になります。従来の Miles & More では、Frequent Traveller 会員と Senator 会員はスターアライアンス便の搭乗だけでなれたのですが、これが JALANA 並みに「半分は自社で」となりました。

 Lufthansa と言えば、スターアライアンスの盟主。それが連合軽視—自社重視の方向へ制度を改革します。象徴的な出来事です。

 

欧州の潮流?

地勢的、歴史的、政治的に LufthansaAir France、British Airways と競争する運命なのですが、今回の改革で3社並びます。つまり3社とも、キャビンクラスと飛行距離の2変数で計算されるポイントを元に上級会員基準が定められます。上級会員制度は、特典マイルとは完全に独立した概念になります。顧客プログラム進化の潮目ですね。

 

Miles & More の特徴は、飛行距離を2段階にしか区別しない点にあります。これにより上級会員制度は単純になりました。Executive Club (British Airways) と Flying Blue (Air France) は、(ほぼ)距離に応じた5段階になっています。Executive Club と Flying Blue ではキャビンクラス間の獲得ポイント比が一定という単純化が図られているものの、新生 Miles & More を前にすると無駄な工夫にも見えます。

 考えてみれば、フルサービスキャリアではサービスの基準は、短距離便と長距離便で大きく異なり、それ以上の差はごくわずか。コストや運賃の考え方も2種類で十分なのでしょう。収益に効くのは、距離ではなく利用回数とキャビンの種類。これを元に大胆に単純化したという背景がありそうです。

 

軽くなる一方だったエコノミークラスの搭乗がやや重みを増します。近距離エコノミークラスでも収益に寄与できるように体質改善したのでしょうか。欧州内の(公共交通機関による)空の移動は、LCCFSCのエコノミー、FSCのビジネスの3階級に変わっていますが、マイレージプログラムもその環境変化の下、進化したように見えます。

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改善?

改悪ではないようです。Senator = 10万マイル/年というイメージは非常に強いのですが、これは相当なフライトを意味します。エコノミークラスでマイル加算率 50%だったとしても、東京—FRA/MUC-ロンドンを16往復必要です。25%積算だとその倍。新制度だと積算率や航空券価格に関係なく12往復で済みます。また欧州内の移動は飛距離がないため、マイル加算ではなかなか上級会員に到達できませんでした。それがビジネスクラスなら48フライト(乗継往復なら12旅行)で Senator。だいぶ楽になります。

 極めつけは HON Circle 会員です。上級キャビン客しか相手にしなくなって久しいのですが、2021年 1月からはエコノミー客も歓迎するようです。欧州便 300フライトでOK。NUE-MUCをひたすら往復するなら、実飛行距離は 25,800 miles。数字の上では、従来の 600,000 milesから96%引きです。欧州と北米をビジネスクラス乗継往復なら、13往復。毎月往復+αで達成。上級会員が増えそうな気配ですね。

 

有利なプログラムに?

Miles & More の現在と比べると、未来は確かに楽になるので歓迎できますが、Flying Blueと比べてしまうとまだまだ渋ちんです。Flying Blueでは、欧州便ビジネスクラス乗継往復3回で Gold 会員、5回で Platinum 会員。Senator が Platinum と等しいレベルと仮定しても、2倍以上の搭乗が必要。Platinum Ultimate は Platinum の3倍の水準で、これは HON Circle と Senator の関係にほぼ同じ。結局このレベルでも倍以上大変。

 

大きな差があるのは事実ですが、どちらのプログラムを選ぶかと迷う人は多くないと思います。欧州ではドイツ語圏に縁を持つ住民、フランス語圏に縁を持つ住民は、割合しっかり分かれており、他方のことはほとんど見えません。朝食のパンからして、食べ方が全然違います。よく飛行機で移動する人間も、上級会員のなりやすさで利用航空会社を変えることはないものと思われます。

 やはり Miles & More は、ドイツ文明やドイツ語文化になじんだ人向け。これは欧州の住民以外でも同じです。ドイツ圏にちょくちょく出かける人なら、今回の改革を注視しているのではないかと思います。

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BAが配信した会員アンケート

実空間で忙殺されており、記事が全然書けません。いろいろな人がいろいろなことを起こすのが人の社会だということを散々思い知らされています。振り回される役回りは、どうも性に合いません。

 このブログは余暇に書き、何も利益を得ず、人的交流も考えていないので仕方がありませんが、購読してくれる方には申し訳なく思います。

 

さてマイレージ会員の動向や満足度の調査が流行っているのかどうか、British Airways の Executive Club もアンケートを送ってきました。2013 年末から会員をやっていますが、この種のアンケートは初めてのような気がします。

 今回は GGL 会員へのサービスに関する調査です。

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このメール単独では、他の会員レベルの方へ同種のメールが送られたのかどうかはわかりません。

 もしGGL会員だけなら、その会員に対するサービスを特に強化する方針で Executive Club が動き出していることを示唆します。全会員に送ったなら、Executive Club が抜本的な改革を見据えている可能性があります。前者の仮説なら嬉しい変化が起きそうで、後者の仮説なら改悪がちらつきます。かなり重要な差ですが、このメールではうかがい知ることはできません。

 

アンケートの内容は、オーソドックスでした。総括した評価が最初に来ます。

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8つあるGGL会員の特典をどのぐらい気に入っているか一つ一つ聞いてきます。全て知っていますが、8つもあったとは改めて驚きます。

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最初はコンコルドルームを除くラウンジについてです。やや雑然としていると言えなくもない BA ラウンジ。係員はフレンドリーですが、基本的に客は放置されるラウンジ。

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凄いレベルでの特典についても、価値を感じるかどうか一応聞かれます。7,000 tp/年は 一般の GGL 会員 (更新 3,000 tp/年) には、想像することさえ難しい基準。

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終身会員についても質問が並びます。これもなかなか凄いレベルのお話です。まずは「生涯会員制がその閾値に到達する動機になるか?」という表現に少し無理がある質問。さらに言うと、これは GGL会員に固有の特典ではなく、全会員が対象になりえます。

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今回のアンケートで重要な情報が得られたとしたら、これでしょう。「最近 Terminal 5 で受けたかもしれない、あるいは将来提供されうる以下のサービスのうち、どれに最も価値を感じるか?」と言う質問。順位をつけなさいという指示です。

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・次の旅行に必要な用意を助ける24時間前のメールまたは電話

・機体からターミナルビルまでの自動車での移動。

・通路でのお迎え、挨拶サービス

・フライトの乱れや時間に余裕のない接続に際してのサポート

の4つです。LHRのターミナル5での実施のみを問題にします。これらのサービスは目下のところ一般的ではありません。実施の拡充を考えているのでしょうか。ターミナル5では地上係員が余り気味、あるいは配置人数の時間変動が激しいなどの背景がありそうです。

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一般的質問もあります。機内誌3種とメール配信ニュースレターを読んだり目にしたことがあるかという質問。BAを利用すれば少し位読むだろうという気がします。集計結果はどう使うのでしょうか。

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なお Patek Philippe の広告が、ここぞとばかりに大きな顔をしているファーストクラス用の機内誌は、キャビン外では The Concorde Room で読むことができます。

 

いわば、特定の会員層を対象としたアンケートだからこそ有効な一般的質問。「どのくらいの確からしさで British Airways を親戚、友人、同僚に積極的に薦めるか?」です。

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British Airways をブログでずいぶん取り上げている身としては、ここで高い点を付けないと嘘をつくことになります。

 

IAGグループは拡大する一方ですが、Executive Clubはそうではありません。この点の改善を将来望むサービスに指摘すべきでした。

ANA 対 JAL:ANAの良いところ

最近ベルリンから届いたメールは、Komische Oper の衣装部門がストックを売り払うというお知らせ。

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2000以上の衣装アイテムが1 ~ 800 EURで販売されます。オペラファンでなくても、パーティ用にと考えるところ。

 仮装と言うと、日本だとコスプレイベントやハロウィンになりますが、西欧では内輪のパーティが主な舞台。街の貸衣装屋もあり、最近ではアマゾンで様々な衣装(のセット)が手頃な価格で購入できます。

 オペラで利用された衣装なら、仮装用としては一級品。衣桁にかかる打掛のごとく居間に飾り、興が高じたら客人の前で身にまとうとか、客人に着せて記念撮影するとか、いろいろ楽しめそうです。(今回販売されるかどうか知りませんが、例えば Der Rosenkavalier の)一作品の衣装を全て購入すれば、美術館のように陳列することも可能です。自宅や自分自身の箔付けには、抜群の費用対効果になりそうです。11月16日(土)に Berlin に行けるなら、購入に挑戦してはどうでしょう。

 

普段と異なるシュールな外観に扮するお遊びは、古今東西を問わず根強い人気があります。「変わった姿になりたい」という希求は人によっていろいろですが、強い人向けにお手軽な存在が、日本の空港でよく見かけるアレ。

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写真は伊丹空港の南ターミナル、チェックインホール。ANA の機長か搭乗客に扮することができます。機材は B787?明らかに ANA が主役で、日本を感じさせる背景は完全にオマケ。表現されるのは ANA だけ。

 

一方で JAL も保安検査後のホールに同様の板を置いてあります。JALの機長と客室乗務員に扮することができ、地上係員や整備士にはなれません。ANAと大きな違いは、これらのキャラクターが大阪のベタな表現*に溶け込んでいる点です。

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観光地のハメ撮り板のような、前時代のアトラクション(?)も ANAJAL で大きく違います。ANA の板は左足の ITM を IAD に変えれば、ワシントンでも使えます。結局 ANA を強調する機能しかありません。ここまで有名な会社をこういう形で印象付ける意味はなく、どこでも同じ絵になるデメリットの方が大きいでしょう。一方で JAL は土地の特性を強調、地域に寄り添う姿勢を表現します。旅客には土地固有の体験を提供し、地域住民には地元に溶け込む企業を印象付けます。

 細かい点はおざなりな ANA と細かい点は優等生の JAL という特徴は、こんなところにも現れます。

 

*:「ベタな」という見方には自信が持てません。事実を述べると、板に描かれる太陽の塔大阪城天守閣通天閣阪神タイガース甲子園球場、たこ焼き(発明の地)は全て旧摂津国の主要部分に存在します。ついでに「まいどおおきに食堂」のフジオフードも同じ。つまり今日の「大阪」のうち、一国の諸物のみが描かれます。大阪の名を冠する空港という立場はどこに行ったのでしょうか。根が深いのは、関係者がこの偏向ぶりを気にしないどころか、気付きもしないと予想される点にあります。豊中や伊丹、池田はもとより、その周辺の地域で生まれ育つと、「大阪」はこんな姿になります。百舌鳥古墳群岸和田だんじりなど、「そんなんもあったな」みたいな風物も描かれるべきですが、イメージを重ねることができません。畿内によくある文化的近眼の結果なのか、普遍性を持つ価値は摂津でしか生まれないのか、和泉に関空、河内に八尾空港があるからなのか判断がつきかねます。

 

前置きが長くなりましたが、様々な点に違いが認められる ANAJAL。海外の会社も比較に持ち出すと、大同小異の2社であることはすぐにわかりますが、同類二者の比較で大きな違いを見つけることは、いろいろな観点から重要。今日は普段から ANA の方が優れていると思っていることを並べます。

 

① チャレンジングなこと

失敗を恐れず、新しいことはとにかく挑戦!という姿勢は ANA の方が顕著だと感じています。諸般の事情から買う羽目になった A380の件では、ハワイ路線導入までは想像通り。しかしこれを挑戦の機会とし、新機軸をいろいろと打ち出した点には好感が持てました。

 やや猪突猛進型のANAに対して、JAL は優等生的。新しいことには慎重に準備します。この差は最近、ウラジオストク就航にも現れました。当初は夏スケジュールから1日1便で始めるつもりだった JAL。いつものように病的に張り合う ANA日本の航空会社初にこだわりを見せ、貧相な運航で JAL より早い路線開設を画策。これは JAL想定の範囲内。それではと、バタバタしている ANA を横目に、密かに就航前倒しの可能性を検討、水面下で計画を進めたようです。ANA の就航日発表を待ち、JALはそれを上回る就航前倒しを発表、ANAに大恥をかかせます。ANAが独り相撲を始めて、無様に転ぶように見せた JAL の一本でした。

 ANA はこんな程度の低い失敗もしますが、大部分は独自に頑張った結果に伴う仔細な事です。新しいことを始めた場合、頭から尻尾まで完璧に成功する必要はありません。小さい失敗を許容する精神は、健全な社会の必要条件。ANAに特徴的だと言えるのはスラップスティック的な失敗が多いこと。A380 のお披露目でドヤ顔の社長が Fly NG と発表したのもそう。「プレミアムパス300」でトンでもない客層を開拓したこともそう。詰めが甘いから、こういう結果を招くのでしょう。しかしこういう失敗は深刻な事態とはなりえず、笑えます。つまりネタ的には秀逸で、ソーシャルメディアに歓迎されます。これもある意味で JAL より優れた点。

 最近 JAL が国際線で始めた「搭乗順番グループ」。ANAでは国内線ですら行っており、かなり先行しています。しかし、米国各社では何年も前から当然の搭乗方法です。これはチャレンジングでも、先進的でもありません。ただJALは周回遅れなので、ANAはドヤ顔で日本初をする余地がありました。チャンスを逃しましたね。

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②社員が生き生きと働いているように見えること

客として接した限りの印象ですし、個人による差の方が大きいことを予め述べておきます。その上でANAの社員は、JALの社員より全般的に生き生きしているようです。マニュアルと訓練が行き届いており、上部だけで客をあしらう点は二社で共通しますが、それを越えたところに溌溂さを感じられるANA

 会社案内やプレスリリースなどで、本来外向きに語るべき内容がなぜか内向きになっていることなど、ANAに見られる奇妙な事象はこのことに符合するかもしれません。社員を大切にする姿勢を徹頭徹尾、立場を顧みず表現するのが社是で、それが功を奏しているのではないかと思われます。

 

③ワインに関する理解と層の厚さ

集団としてのワインの理解に相当なものが感じられます。ソムリエ資格を持つ社員が何人などという表面的な事柄ではなく、サービスとワインの関係とか、顧客の属性とワインの相関を理解する層が厚いように思われます。

 とある夕刻の ANA スイートラウンジ。ワインを知って10年も経たないような社員がワインリストから、Abruzzo のシャルドネを勧めてきます。何の脈絡もありません。客は勧めてくる社員に「このワインを飲んだことがあるのか?」と「なぜこのワインを勧めるのか?」を質問するところ。第一の質問への回答がYesで、第二の質問へ筋が通った説明ができないようでは、給仕としては失格です。

 その入社5年目ぐらいの若者の答えは、Yesで「僕、シャルドネが好きなんです」でした。全く馬鹿げた返答ですが、ストレート過ぎて客に共感を呼び起こします。この若者、ある経験によりシャルドネの魅力に囚われたように感じられます。長らくワイン好きをやっている客だと同様の経験を数多く持つため、この若者に興味が湧きます。会話が続く可能性が高いのです。給仕としては落第、社のサービスとしては傑出しています。

 ワインは、シャルドネ云々より Abruzzo そのものでした。ワインの理解が偏っていると言われても仕方ありません。しかしここはグランドメゾンではなく、眼前の男は初心者。正鵠を射る表現よりも、素直に述べられた表現の方が印象に残ります。

 感心したのは、ANAがこういう人間を配置できることです。客がワイン好きの会社経営者だったら、名刺を渡して私的なワイン会にこの社員を招待するという展開も考えられます。それはこの社員にとっても、ANAにとっても良い結果になります。

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しかし大胆です。サービスの現場で、こういうフォーメーションが組める上司がいることに驚きました。ワインに関心が高い者の層が厚いことが窺われます。

陸上部と大会サポート、イメージ形成

走るという行為は、なぜかマイレージプログラムと相性が良いようです。普段は燃料を焚いて宙を移動している会員たち。地につけた足で自ら前進することで心の均衡を保つかのようです。

 

エールフランス Flying Blue の「陸上部」

エールフランス Flying Blueにはゴルフ部と陸上部がありますが、後者の人気は不思議と高いようです。

Air France Running

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陸上部と言っても朝練があるわけではなく、エールフランスが無料で提供する情報プラットフォームと、その中のコミュニティが機能するという仕組みです。いわばオンライン陸上部。このプラットフォームを利用しての自主トレーニングと、大会への自主参加が部活動の中身となります。

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Flying Blue の会員総数は北欧3国の人口ほどもあるので、陸上部だけで 43,449も部員がいます。エールフランスの就航地だけだとは思いますが、魅力的なコースの紹介、マラソン大会の案内があり、GPSと連動させた走破記録を保存できる記録帖が提供されます。

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関連スポーツ用品を Flying Blue Store で売っていて、そこへ誘導するあたりは、ちゃっかりしています。これはゴルフ部も同じ。

 

こういうところで部活を始めると、なかなか抜けられないでしょう。走っていれば、来期の会員資格の維持などバカバカしくなること間違いなし。しかしマイレージプログラム改悪を穏便に済ませる効果を狙った目眩ましだとの勘繰りは、いくらなんでも想像が過ぎます。

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マイレージプログラム内オンライン運動部は面白いプラットフォームですが、「旅先では違った気分で楽しむスポーツ」にしか設部されないでしょう。次に出来るとしたら、Air France Équitation (乗馬部) とか Air France Cyclisme/Cycling (自転車部) ではなく、Air France Triathlon (トライアスロン部) に違いありません。

 

ギリシャ観光の切込み隊長エーゲ航空

エーゲ航空の Miles+Bonus は小さなプログラムで、陸上部はありません。それで自社会員を地元のマラソン大会に誘導、国家の主要産業である観光を応援します。

 搭乗すればわかりますが、この会社のギリシャ売り込みは尋常ではありません。大きなイベントには、外国から人を送り込むキャンペーンを行うのは当たり前。もちろん旅客が増えれば儲かるのは事実でしょうが、それを感じさせないところが良いところ。

 ちなみにアテネラソンに参加すると、マイルがもらえます。この大会は毎年11月の第2日曜日に行われるようですが、2019年大会では最大 4,200 miles が参加するだけでもらえます。なぜ4,200 milesかというと、マラソンが約 42 kmだから。

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この大会にはフルマラソンだけではなく、10 km、5 kmのコースもあります。地上でも距離に比例して獲得マイルを変えます。1 km あたり 100 milesです。フライトの160倍と搭乗するよりはるかに高効率。

 遊び心が伴っています。マイレージプログラムらしい取り組みです。

 

皆さんよくご存じの日系2社

ラソン大会の後援になったり、大会開催に便乗してパックツアーを販売したりという取り組みは、日系2社も盛んに行います。ANAトラベラーズが NAHA マラソンのオフィシャルツアーを販売するのは良い例。マラソン大会は参加者が多いので、独自の旅行商品もビジネスになります。

 2016年の東京マラソンでは、参加者に SKY コインをプレゼントしたようです。ご親切に利用法までご教授下さりました。しかしマラソン大会に対する ANA の姿勢はぼやけています。「ANAマイレージクラブの参加サポート」とでも大書すれば、大会運営サポートと会員サポートを印象づけ、社会的に存在感を示すことが出来たのに、せっかくのチャンスに何をやっていたのでしょう。値引きを複雑にするだけと感じる会員がいたかもしれません。

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東京マラソンでは、オフィシャルパートナーになったり、客室乗務員を参加させたり、年によって取り組みが異なるようです。ANA が大会を利用して注目を集めようと努力しているのは明らか。マラソンANA のイメージが重なるように持って行きたいわけです。しかし会員を中心にする ANA 顧客の関心はどうなのでしょうか。

 ANAの乗客・会員というとある種の固定観念が付きまといますが、ロードワークで汗をかいて、シャワー後はスッキリとした出で立ちで仕事(朝型)やディナー(夕型)に向かうなどという「生活感」*は、ピンと来ません。現実は多様なはずですが、ANA から連想されるのはゴルフの打ち放し、バッティングセンター、あるいは運動量はだいぶ落ちますが、カラオケだとなお「それらしく」**見えます。

 もちろんこんなのはステレオタイプですが、ANAのイメージ形成に向けた取り組みは空回りしている気がします。たぶん顧客層に実直にアピールする数多くの広告やキャンペーンが乗客・会員のイメージを形成しており、それが上記ステレオタイプの原因になっています。結局いつもそうですが、原因は会員の真実にはなく、ANAのブランド形成能力の欠如にあります。

*アメリカの都市郊外の住宅地に居住、健康に関心が高く、何事にも前向きに取り組むホワイトカラーの日常。これもある種のステレオタイプで、こざっぱりした良いイメージが何となくできてしまっています。

**:言っちゃなんですが、アメリカ都市郊外型の無色無臭な生活より、こういう日本で日常に見られる生活の方がはるかに文化を感じます。

 

対する JALホノルルマラソンで見られるように、上手にイメージ形成しました。近年ではトライアスロンでも、競技団体をサポートするためにマイル寄附のシステムを作り、 ブランド価値の向上に努めています。JAL の場合、諸相が分断され、相互に干渉しないところに秘密がありそうです。イメージ形成については、ANAより何段か上手です。

 

しかしこんなレベルで ANAJAL の優劣を議論しても仕方がありません。共に便乗商法か、せいぜいスポーツを利用した自社イメージ形成***への利用。もう一捻りして、ありきたりを超えて欲しいところです。

 

***ANAマイレージクラブに外国人会員を多数抱え、東京マラソンへの参加者を SKY コインでサポートする旨、立派な英語で大々的にアピールできていれば、エーゲ航空並みの取り組みになっていました

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アコーホテルの新しい提携会社

台風19号がひたひたと近づいてきています。今日、東京の鉄道は13:00頃に運転打ち切りになりそうです。東京周辺に住んでいる方は、出かけると夕方帰って来られなくなります (注1)。大人しく自宅謹慎するしかありませんね。しかも連休初日。C'est bien ma veine...

(注1)自分の車で行けばよいととっさに思った人、行ってみれば何が起きるかわかるでしょう。

 

旅行ブログを読む方は、活動的、活発なはずです。場所を移す性向は、持って生まれた自然。高校時代の愛読書は東海道中膝栗毛?無事に SYD 経由 DOHタッチへ飛び立てた方はともかく、三角飛び x 3 なんて予約を持っていた方には、悲劇としか言いようがありません。台風のため自宅に籠るなんて、自宅が浸水するより大きな災難でしょう。心中お察しいたします。こういう時こそ記事をアップロードして、慰み物を増やすのがブロガーの社会貢献。大したネタではありませんが、急遽書きました。

 

中東から、中国から

Accor の Le Club に新しい提携会社。それは皆さん大好きなオマーン航空。日本に就航していないのに、日本人の間ではよく話題に上ります。ここのマイレージプログラム、Sindbad と提携しました。

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提携内容は、ポイントとマイルの相互変換。Le Club の 4,000 pts が Sindbad の 1,500 miles に変換できます。逆変換では、Sindbad の 1,500 miles が Le Club の 500 pts です。

 

実は他にも新参者がいます。海南航空の Fortune Wings Club も提携を始めています。

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Le Fortune Wings Club なんて、フランス語の癖が出ているのはご愛嬌。それはともかく、Le Club の 2,000 pts は Fortune Wings Club の 1,000 miles に変換されます。

 

Le Club のポイントをマイレージプログラムのマイルなどに変換する場合、多くは 4,000 pts = 2,000 miles なので、これら2社は少数派。

 

改めて振り返ると、Accor もずいぶん提携航空会社が増えました。

Aeroflot Bonus (Aeroflot), Aeroplan (Air Canada), Asia Miles (Cathay Pacific), Club Premier (Aeromexico), Etihad Guest (Etihad), Executive Club (British Airways), Flying Blue (Air France KLM), Finnair Plus (Finnair), Fortune Wings Club (Hainan Airlines), Iberia Plus (Iberia), JAL MILEAGE BANK (Japan Airlines), JetPrivilege (Jet Airways), KrisFlyer (Singapore Airlines), LATAM Pass (Latam), LifeMiles (Avianca Taca), Lotusmiles (Vietnam Airlines), Mileage Plus (United Airlines), Miles & Go (TAP Portugal) Miles & More (Lufthansa), Miles&Smiles (Turkish Airlines), MilleMiglia (Alitalia), PhoenixMiles (Air China), Privilege Club (Qatar Airways), Qantas Frequent Flyer (Qantas Airways), Royal Orchid Plus (THAI Airways), Safar Flyer (Royal Air Maroc), Sindbad (Oman Air), SkyMiles (Delta Air Lines), SKYPASS (Korean Air), Skywards (Emirates Airlines), Tudo Azul (Azul) et Velocity Frequent Flyer (Virgin Australia).

 

Iberia Plus や Qantas Frequent Flyer、Virgin Australia Velocity Frequent Flyer などを除いて、変換レートはあまりよくありませんが、提携会社の顔触れは十分です。

Le Club AccorHotels提携パートナー

 

親密な Flying Blue

このプログラムだけ特別。一つの利用が、Accor ポイントとFlying Blue マイルになります。二重積算。「Air France-KLM をご利用の際には、宿泊は Accor で」という型を標準化したいようです。

アコーと AF-KLM の相互プログラム Miles+Points (1) - バス代わりの飛行機

 そういえばこの2つの programmes de fidélité、会員レベルが共に

平 < シルバー < ゴールドー < プラチナ

で一致しています。ちなみに会員数は Le Club が 57,000,000、Flying Blue が 16,000,000とのことです。

Programmes de fidélité: nouvelle convergence entre Air France et les hôtels du groupe Accor

 Flying Blueの会員数はかなり減りましたね。見かけ上 Accor の会員数は AF-KLM の 3.5 倍もあるので、親密な関係は Accor が AF-KLM に会員を紹介することを意味します。

 

さて世界を見渡せば、航空会社とホテルチェーンの提携はもっと進化しています。典型的な取組みは、そっちのエリート会員をこっちのエリート会員へ招待。

 ユナイテッドの Mileage Plus では、Gold、Platinum、1K 会員になると、マリオット Bonvoy の Gold Elite 会員になれます。逆方向はマリオット Gold Elite 以上が Mileage Plus Silver。

https://www.united.com/ual/ja/jp/fly/mileageplus/premier.html

ブリティッシュエアウェイズ Executive Club では、Gold Guest List 会員は、ヒルトン Honors の Diamond 会員になれます。シンガポール航空 Krisflyerの Gold 会員は、シャングリラ系のホテルに(Kerry hotel、Traders hotelHotel Jenでも)1泊するだけで Golden Circle の Jade 会員になれます。

https://www.singaporeair.com/en_UK/es/ppsclub-krisflyer/ppsclub/the-ppsclub/privileges/

 

これは人によってはうれしい特典に違いありません。ユナイテッドに良く乗る人は、SPG アメックスを作る必要ありません。シンガポール航空のゴールド会員も、ビジネスユーザーなら敷居が低く、それで Shangri-La の Jade がほとんど自動付帯するなら言うことありません。問題を抱えるのは、航空会社と相性が良いけれど、その提携ホテルチェーンは最悪という人たち。良くあります。事実、Pechedenfer は Hilton は遠慮しておきたいので、Gold Guest List 会員のこの特典は無価値です。

 

Flying Blue はお得ではないけれど、特典の幅が広いプログラムです。2005年以来、その性格は変わりません。それだけにホテル上級会員への招待がないのは、少し寂しいところ。会員サービスの未来を占うのもどうかと思いますが、上級会員の相互乗り入れがあるとしたら、Le Clubしかありません。Flying Blue プラチナが Le Club シルバーに招待 et vice versa でも、滞在の度にビール一杯をバーで飲めます。搭乗時に預入手荷物一つ追加できます。悪くありません。一方のゴールド、プラチナが他方のゴールドへ招待されるともっと魅力的です。早期実現、何とかならないでしょうか。