PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2024:新年の表明

新年には修行方針を宣言する皆さんが多いのですが、私の旅は修行などと到底言えないユルユル。こうした記事を書く資格はありません。代わりに 搭乗や FFP 利用について今年の方針 をテーマにします。本来 年頭に書くべきですが、1月も終わりになってしまいま…

FFP:脱アライアンスと自社会員優遇の傾向(その3)

Air France-KLM は? Lufthansa グループ、BA-IB と共に欧州三極をなす AF-KLM。スターアライアンス、ワンワールドでは創始者たちが方向転換を行い、自社(や自社に近い会社)と会員の結合を強め、脱アライアンスを進めています。一方スカイチームの AF と K…

FFP:脱アライアンスと自社会員優遇の傾向(その2)

UA は Lufthansa と共にスターアライアンス創始者です。UA はその FFP、MileagePlus に金額制を導入、結果的にスターアライアンス提携各社との間に壁を作り、自社利用優遇、アライアンス排除に傾きました。同じ頃 Lufthansa は Miles & More 拡大と新加盟会…

FFP:脱アライアンスと自社会員優遇の傾向(その1)

ある者は露骨に、ある者は巧妙にです。 航空連合は、加盟会社の FFP の大きな部分(特典マイル獲得、特典航空券の提供、搭乗実績の記録、会員の優待)を共通化しました。多くの二社間提携を締結せずに、多社間で共通プラットフォームを構築すると経営効率は…

新生 Miles & More 最終バージョン

プログラム新制度が発表から実施まで 4年以上もあると、こういうことも起きるという教訓。実施される前から大きな変更が次々入った例として記憶に残りました。 Lufthansa, Swiss, Austrian, Brussels Airlines, Eurowings, Discover Airlines, Air Dolomiti,…

外航プログラムの魅力は独自の路線網

日本在住でマイルを貯め、利用することが日常になっている人は、普通 JAL か ANA のプログラム会員でしょう。規制が強い世界で顧客維持を図るため、航空会社は自国の会員に魅力的なプログラムを作ります。したがって日本人が JAL や ANA ばかり使うのは不思…

IHG のシルバー会員

メールボックスを開けたら、2022年 5月に宿泊したきりで放置している IHG One Rewards から会員ステイタスの連絡。当然これまで平会員でしたが、2024年はシルバーエリートだそうです。ステイタスは上がったとも下がったとも、記述がありません。 20カ月もの…

新ステイタスプログラム:移行期のあれこれ

JAL カードのプログラム、JAL ライフステイタスプログラムがいよいよ始まりました。JAL グローバルクラブ JGC 獲得はハードルが高くなったとか、旧来の JGC 会員へのLife Status ポイント LSP 補填が不公平だとか騒がれますが、視点を変えると不思議な事実が…

BA エグゼクティブクラブ遠隔利用 tips (5)

エグゼクティブクラブでは会員年度中に、適格フライト (Eligible flights) 2搭乗または 4搭乗が必要とされます。これが成されない場合は、次年度の会員資格が下がります。シルバー会員、ゴールド会員は 4搭乗必要です。 適格フライト Eligible flight とは …

BA エグゼクティブクラブ遠隔利用 tips (4)

価値の摩滅とスイートスポットの消滅 ステイタスやエリートなどと呼ばれる顧客プログラムの会員レベル。米国大手航空会社では、 ・利用実績が金額で量られるようになり、過去数年間で必要費用が高騰した ・多くの特典が都度払いオプションとして一般客でも購…

BA988:LHR-BER クラブヨーロッパ

ロンドンヒースロー・ターミナル 5 内での乗継は保安検査が必要。B、C のサテライトに到着すると母屋 A までの移動しなくてはなりません。特に混んでいなければ停滞なく進みますが、かなりの移動距離があります。実際 2024年 1月 1日から、長距離便(おそら…

BA8:HND-LHR クラブワールド

そうクラブワールドです。私は2004年に初めて経験しましたが、シートは更新されています。ただこの独特なキャビン、さすがに基本設計が古くなりました。座り心地と包まれるような感覚は非常に良いものの、空間の物理的な狭さはどうしようもありません。シー…

エーゲ航空 LCA ビジネスラウンジ

さてエーゲ航空の neo era で刷新されたラウンジのうち、最後に訪れたのが LCA のラウンジ。ギリシャには国家戦略的に重要な空港なので、エーゲ航空の存在感もひときわ大きいものがあります。 ただしこのラウンジは、以前からあったラウンジを改装しただけで…

エーゲ航空 ATH extra-Schengen ビジネスラウンジ

エーゲ航空は neo era と称して、主力機材の A320 を A320 neo に更新し、合わせてロゴ、機体外装、機内デザインの一新を進めています。2018 年にこの改革はスタートしました。その一環で全ラウンジの刷新がパンデミックの間に次々行われました。最近の話題…

BER のルフトハンザラウンジ

Lufthansa が Senator Lounge をベルリンブランデンブルグ空港ターミナル 1 にオープンしたというニュースが少し前にありました。 ベルリンブランデンブルグ空港でルフトハンザラウンジが新開店 - PECHEDENFERのブログ 是非これは訪問しなければと思いたって…

アライアンスの客としてラウンジ利用する時

先の記事でアライアンスが設置するラウンジをまとめましたが、今日は同一アライアンスの加盟会社ラウンジを利用する場合の諸相です。内容は初歩的。中~上位の会員資格を複数持ち、年間12回以上国際線出発がある方にはおなじみのことばかりだと思います。 ラ…

アライアンスが設置する空港ラウンジ

空港ラウンジは搭乗を待つための施設ですが、一般に上級キャビン利用者と上顧客が利用できます。最近はそれ以外の客も現地で利用料金を支払って利用できるラウンジが増えてきました。全就航地に自社のラウンジを整備しなくても、会社間提携によって他社のラ…

あの会社はどうなっている

Lufthansa が購入中の ITA 2023年5月にイタリア当局と Lufthansa 側の間ではほぼ合意ができたスキームに欧州当局がなかなか許可を出しません。市場独占に対する懸念からですが、多くの組合もさっさと認可するようつつく状況になっています。 ITA: l'UE doit …

2024年始動

あけましておめでとうございます