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成田空港のオアシス(?):カンタス航空のラウンジ

成田空港ターミナル2は、娑婆に出られる本館と暫くは外に出られないサテライトからなり、その間の移動は徒歩です。10分は最低歩くことになります。向こう行ってから、こっちに戻ってくることのないよう、設備が整備されています。

 本館の方が駐機料が高いのか、それなりの航空会社とそれなりの便が本館側のゲートを使うようです。空港側は、セキュリティ後の混雑を積極的に調整する気が無いようで、本館が混みすぎていて、サテライトはガラガラということも起きます。しかし「向こう行ってから、こっちに戻ってくる」旅客も少ないようで、あまり文句を耳にしません。

 本館の中央付近になる両替所はこんな感じ。こんな長い列をなしているのを初めてみました。たまに使っている人を見かける程度だったので、驚きです。一応、仕事しているのでした。

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本日の出発は、本館から。指示されたラウンジは、JALファーストクラスラウンジでした。行ってみると、入口で地上係員がメッセージを書いた紙を持って4階に誘導しています。そこで言われるまま4階に入りますが、そこも激混み。どちらを向いても人、人、人で、問題なく写真がとれたのはこれだけ。

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外の人口密度の3倍という感じだったので、すぐに逆戻り。時間も少しあるので、先日忘れていて行きそこねたQantasラウンジに行くことにしました。

 

ご存知の通り本館の航空会社ラウンジは、

JALラウンジ3階(サクララウンジとファーストクラスラウンジ)

JALラウンジ4階(サクララウンジとファーストクラスラウンジ)

・Cathay Pacificラウンジ

・Emiratesラウンジ

・American Airlinesラウンジ(アドミラルズクラブ)

中華航空ラウンジ

があります。サテライトには

JALラウンジ(サクララウンジとファーストクラスラウンジ)

・Qantasラウンジ

しかありません。ブログでワインを取り上げたこともあり、調査を兼ねてQantasの御世話になることにしました。oneworldのサファイア、エメラルド会員なら利用できます。

 ここはワインが充実しています。実際のところ、泡1、赤3、白3で、全てがオーストラリアワインという点も高得点。

 

泡は東京のスーパーでよく見かけるJacob's Creek。

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これは無視。他はClare Valleyのriesling。

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グラスの中では、明るい黄色に緑が混ざっています。典型的な暖かい土地のrieslingの香りで、良い酸を持ち、余韻は長いのですが、少し強いワインで私は1杯で十分。

 

さらにMcLaren ValeのChardonnay。

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これは明るい黄金色。この品種で好かれるトースト、イースト系の香りが目立ちます。樽か木片を使っており、焦げた香りが出しゃばらないものの、明瞭に認められます。少しスタイルが古いオーストラリアのchardonnayですが、繊細な酸を持ち、レモン、青草、柑橘類の皮の香りはきれいです。余韻は中庸。

 

最後に少し珍しいMarsanneがあります。

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産地はCentral Victoriaとなります。ボトルの裏にone of the oldest of the worldのようなことが書いてありました。1927年以来、栽培を続けているということです。もちろん12世紀には記載が残っているフランスと比べると話になりません。もともと苗を持ってきた旧大陸のことはすっかり忘れているようです。それはともかく新大陸では珍しいのは事実。これが結構よいワインでした。

 

明るい黄色で、le nezは控えめ、むしろ内気な感じ。レモン、桃など温帯の果実の香りに軽くスパイスの香りが混ざります。口の中ではまろやかで、しっかりした酸の背骨を持ちます。しかしボリューム感と果実の力で迫ってくるタイプではありません。余韻は短め。すっかり気に入りました。

 

赤ワインは試飲する気がなかったので、適当に写真だけ。

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Cabernet-Merlot、Cabernet-Shiraz、Pinot Noirの品種別3本でした。

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Shirazだけからなるワインはありません。オーストラリアの赤では、圧倒的にShirazが好評。手頃な価格で良い品が星の数ほどありますが、オーストラリアワインに親しみがある連中だけに、逆に慎重になっているのかもしれません。

 

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10時から12時の間滞在していたのですが、ほとんど人が来ません。入場した時はオーストラリア人と思しき中年女性1名がそろそろ去るところで、他に日本人の男女が2組。これもすぐ出て行きました。途中で日本人男性2名のグループと、他に4名ぐらいのグループが入ってきて、やはり滞在時間15分ぐらいですぐ出て行きます。

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原因は私ではなく、食べ物が少ないことでしょう。

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果実、パン、スープ、野菜、ポテト、ハム、ケーキなど「食品の」種類は結構あります。しかし、「何か食べる」という気になると、自分でサンドイッチをつくるか、スープ以外はほとんど何もない感じです。写真も撮っていません。

 

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ビール一杯で外に出るような客が多かったようです。

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このラウンジは、本館-サテライト間通路の付け目に位置し、不整形な空間を利用しています。うまいこといろいろな表情が現れるように工夫されている一方、全てのセクションに光が差し込み、眺望も良く、とても居心地が良い場所です。シャワーもコピーも完備。しかしこの不人気。食い物がないとダメなのでしょうか。

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どうせ機内食が出るので、こんなもので十分とは思うのですね。時間帯によってはもう少し人がいると思いますが、何だかもったいない話です。

 

JGCの会員もJALラウンジがあんなに混んでいるなら、こっちに来れば良いと思うのですが、動くのが億劫なのでしょうか。