成田に来ているA330は、前方コンパートメントがビジネスクラスだけではなく、エコノミークラスが2列あります。その後ろがギャレーとトイレになっています。エコノミークラスから隔離できるビジネスクラスのトイレは、前方ギャレーに一箇所あるだけ。ここはパイロットと共用のトイレ。これはサービスが悪いので、前方コンパートメントの後ろ、「エコノミークラスの真っ只中」にあるトイレも一箇所、ビジネスクラス専用としています。
普通は鍵をかけていて、ビジネスの客が来ると乗務員が開けるという面倒なオペレーション。前方のトイレはテーブルもなく狭いので、エコノミークラスを通過してこちらのトイレを使う方が楽なのです。
その日はエコノミーの客を排除するため、そのトイレの扉には注意書きが貼ってありました。
注目すべきはその紙。これはエコノミークラス機内食トレイの中敷です。載せているものが滑らないように加工して紙です。簡単に貼り付き、はがすのも簡単。こういう転用が得意なのが、客室乗務員です。
機内は限られたものしか積んでいません。事が起きたら解決のために、道具や消耗品の転用が不可欠となります。知恵を絞ることになりますが、この種のアイディアが出ない人間は、乗務員は不適格。そういうことを感じさせました。
数多く機材を有するB737-800。先頭席。
注意書きがマレー語と英語の二言語表示。これは良いのですが、べたべたと4枚も貼ってあります。離着陸時の注意が3枚あります。当然全てに"During Taxi, Takeoff and Landing"があり、重複しています。何でこんなことになったのでしょうか。
普通はまとめて書いてありますね。A330はこんな感じです。
これも考えてみれば不思議。
KLIAのサテライトターミナルと母屋との間には、シャトル列車があります。普通の客はそれを使っていると思いますが、何故かバスのシャトルもあるようです。
雰囲気からすると、今だに使っているようです。謎でした。次回KLIAに行く時には、探検してみます。