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ワンワールドのマイレージプログラムは何を選ぶ?:セルフチェック

前の記事では、マイレージプログラム(FFP)を選ぶ場合、非論理的な理由が支配する場合が多いことを書きました。そうだとすると数字を並べて「こっちの場合がお得」という情報と情緒的な因子は同程度に大切ということになります。しかし、非論理的なレベルで自分向けのFFPを探すのもおかしな話です。

 

そこでセルフチェックを試作してみました。

 

国際線といえば英語が憑き物ですが、英語が根付いている会社が多いのはonewrorld。イギリスの旧植民地の航空会社が集まっていることが原因です。英語は活躍の場を広げ過ぎてしまったため、地域によって意味が大きく違います。そこで英語や英語文化圏をどう理解しているかで、自分向けのFFPを占ってみます。日本に就航するoneworld加盟会社JL, BA, AA, QF, CX, MH, S7, UL, AY, QRが対象です。

 

以下の問1から問10で、(a)から(c)のうち、一番しっくりくる選択肢を選びます。

 

最初に種明かししてしまうと、英米語と英米文化で分けました。他国でも要素要素を見ると、そのどちらかであることが多いので、全体の場合分けにも使えるのではないかと。もちろん冗談ですので、真面目に取ってはなりません。

 

問1 チップスと言えば、

(a) 「よく食べるけれどね。スタジアムや映画館ではポップコーンだな。」

(b) 「あまり冷めていない方が良いけれど、それよりモルトヴィネガーは。」

(c) 「悪い。エレクトロニクスのことはよくわからないんだ。」

 

問2 ホテルの部屋に着いたばかりの友達から、電話がかかってきて「何だかあついんだよね。」と言います。この時の返事は、

(a) 「エアコンの効きが悪いの?気の毒に。」

(b) 「窓ははめ殺しなの?気の毒に。」

(c) 「え、何々。何がキタの?」

 

問3 アイスクリーム専門店に入ると、アイスの種類が30、トッピングの種類が20、コーンの種類が10もあります。サイズも5種類から選べます。「どうなさいますか」と訊かれて、

(a) 「xxxアイスはXL、じゃなくてLにして、(10語省略)をお願い。それとyyyアイスをMサイズで(10語省略)にして。それから30分後、テイクアウト用に(15語省略)しておいて。」

(b) 「う~んよくわからないや。代わりに決めてくれる。」

(c) 「お勧めは何?」

 

問4 夏の訪れとは

(a) エアコンをつける時

(b) 雨がだんだん温かくなる時

(c) 日陰を歩くようになる時

 

問5 エグゼクティブは

(a) 机の大きさとその人に会うために待つ時間で地位が理解できる

(b) その人の醸す雰囲気で格が理解できる

(c) 名刺にある肩書きを解読して影響力が理解できる

 

問6 パンに何もないとさびしいけれど、

(a) マヨネーズたっぷりの七面鳥サンドイッチなら何とか我慢できる

(b) スパゲッティ・サンドウィッチなら何とか我慢できる

(c) 青海苔と紅生姜の載った焼きそばロールなら何とか我慢できる

 

問7 トマトジュースと言えば

(a) ice cubes, lemon, celery, pepper, tabasco, .... what else?

(b) Lea and Perrins

(c) カゴメとあと何だっけ

 

問8 フランスって

(a) 「気取った旅行先としては鉄板だけど、ぱっとしないわね。何、連れて行ってくれるの?」

(b) 「たまねぎ、にんにく、自転車、ベレー帽、縞々シャツ、カエル....まあいいわ。」

(c) 「三ッ星レストラン、芸術、ファッション、恋愛、Louis Vuitton。何、買ってくれるの?」

 

問9 スポーツは、

(a) ショービジネスとしてはデカイ

(b) フェアプレイを学ぶ唯一無二の場

(c) 生涯をかけて究める道

 

問10 リスクをとり、難しいビジネスで成功した後、

(a)「自分の生い立ちも含めた、成功のノウハウ本はどこの出版社から出そうか?」

(b)「私のせいではないことをわかってもらえるための言い訳を考えないと。」

(c)「チームワークだし、持続性は無いし、社内パーティー用に15秒のコメントを用意しておこう。」

 

判定

(a)が7つ以上 

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American Airlilnes、AAdvantage。アメリカのサービスをおいて他に安息の場所は無いように思われます。「ラウンジには、いつもシカゴ風ピザを置けば良いのに」などと独自の要望も持っていることと拝察します。

 

(b)が7つ以上 

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British Airways、Executive Club。(b)が9つ以上だったら、イギリス人と対等にやり合えるでしょう。何をやり合うかよくわかりませんが、何でも大丈夫。覇気を伴わないことが大切ですから。

 

(c)が7つ以上

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JAL Mileage Bank。和製英語も、立派に英語という言語の一部です。これに異を唱える人は教条的だと思います。もっとも日本語が通じるなら、日本語の方が精密で良い(英語のようにバリエーションが無いため、誤解しにくい)のではないでしょうか。全部(c)になるぐらいだと、外国人からモテます。

 

(a)と(b)が共に4以上6以下、(c)は2つ以下 

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Qantas、Frequent Flyer。精神的には英語圏ですよね。由緒正しくイギリスの出自のはずなのに、最近の太平洋はアメリカ文化が覆っているので仕方ないと言えば、仕方ありません。

 

(b)と(c)が共に4以上6以下、(a)は2つ以下      

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Cathay Pacific、The Marco Polo Club。食にはこだわり。アジアの精神文化と英語の合理性の融合。他に何が必要だと言うのでしょう。

 

(c)と(a)が共に4以上6以下、(b)は2つ以下 

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Malaysia Airlines、Enrich。またはQatar Airways、Privilege Club。人知れずセンスが良く、意外とビジネス向けのプログラム。外国人は(どうせ形の上だけでしょうが)格上に扱ってくれる土地柄。たぶん色々やりやすいと思います。

 

(a), (b), (c)全てが3つまたは4つ 

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Sri Lankan、Flysmiles。見事に拮抗しました。他人には理解しがたいほどマルチ文化な方なのではないでしょうか。南アジアの異常に長い伝統に仏教が渾然一体になったスリランカは、あらゆる文化を包含できる懐の深さがあります。

 

それ以外

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S7 Airlines、S7 Priority。またはFinnair、Finnair Plus。ここにたどり着いた方は、個性が突出して周囲から厄介者扱いされることを恐れているようにも思えます。そんな方には(ウォッカが入らなければ)寡黙なロシア人と偉大なロシア文化。シベリアを串刺しにするS7 Airlinesが良いと思いますが、野性を残したまま、ほんわかと文明化したフィン人の世界も捨てがたいですね。どのみち、この2国は隣国どおし。意外と似ている点もあります。