PECHEDENFERのブログ

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マレーシア航空のアップグレード MHUpgrade サービス開始

Malaysia航空の新しいサービス、MHUpgradeの詳細がわかりました。

 

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先週の謎めいたメールは、「限られたお客様への特別なご案内」などではなく、新しいサービスの先兵だったようです。基準に従いアップグレードを行うサービスです。Terms & conditionsが公表され、ようやく概要がつかめました。サービスを利用する上で重要なことが記載されています。

 

・コードがMHのMalaysia航空運航便であり、航空券番号の最初の3ケタが232である予約が対象。

・居住地において成年に達している者がこのサービスを利用可能。(未成年者は支払等不可)

・対象者には電子メールの通知があるが、Web siteでもチェック可能。

・エコノミーからビジネス、ビジネスからファーストへのアップグレードが対象。(Y→Fは無し)

・アップグレードの申込みはフライトの72時間前まで受付。

・アップグレードの可否はフライトの48時間前までに通知。

・アップグレードの申込み、実施はセグメントごと。

・アップグレード申込み時の座席指定不可。

・アップグレード後に座席指定は可能。

複数人の予約の場合、全員に対する申込と実施。

・アップグレード後、フライトキャンセルによるアップグレード取消、原予約のキャビンに搭乗した場合、費用は返金。この場合でも税金は返金対象外。

・アップグレード後、フライトキャンセルにより他のMH便に変更される時、アップグレード後のキャビンクラスが尊重。

・返金には、搭乗券、アップグレードの通知メール他の関係する書類をスキャンした電子ファイルが必要。

・返金請求の受付は、mhupgrade.enquiry@malaysiaairlines.com。

・原予約のシートセレクションで支払があった場合、その費用は返金不可。(余計に払った分、優先してアップグレードされるはずですが...。)

・MHgourmetの申込みで支払があった場合、その費用は返金不可。(これも余計に払った分、優先してアップグレードされるはずですが...。)

・予約の取消、変更、荷物の許容量、マイレージ加算などは原予約に基づく。(Terms & Conditions)預入手荷物の許容量はアップグレード後の基準が適応される。(FAQ)

 

ラウンジサービスはアップグレードに含まれる。

 

荷物の許容量では、Terms & ConditionsとFAQが矛盾しているようでした。当然Terms & Conditionsの方が客に不利、会社に有利です。後日、また確認してみます。他にも、ご自慢のシェフ・オン・コールの利用はできるのかどうか、とても関心があります。残念ながら記載がありません。(通常のビジネス、ファーストの予約では、24時間前までのリクエストが有効。アップグレードの通知後でも予約時間が残っています。)

 

Terms & ConditionsにもFAQにもありませんが、

 

・予約便における上級キャビンの存在が前提。

 

を加えておきます。私は2つ予約を持っていて、ひとつはメールでオファーが来たのにもう一つには来ないので、どうしてかなと思って調べたら、その便には上のキャビンクラスがありませんでした。

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すでに書きましたが、アップグレードのページでは、ビットしたい金額を指定します。ただし、便ごとに最低額と最高額が決まっていて、ビットの強さがメーターに表示されます。最低額でもそんなに低額ではありません。景気よく金額を入力すると、もともとビジネスクラスを予約した方が安かったということにもなりかねません。この点には注意が必要です。

 

Malaysia航空は、アップグレードを決定する方法やその数について、何も述べていません。皆さん楽しみに待ちましょうという立場のようです。

 

オプションタウンに頼らず、自社でシステムを作りあげたようです。まだまだ力がありますね。Malaysia航空は。往きだけ、帰りだけビジネスなどという希望は、多いのではないかと思います。上のキャビンクラスをちょっと体験してみたいという人も結構いるはずです。このMHUpgrade、私も積極的に利用すると思います。