PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

そげんこつなかろうもん

マレーシア航空MHupgrade

3月はマレーシア航空の予約を持っていました。しかし目的地やマレーシアの状況を考えると、予約したフライトだけでなく、路線自体がしばらく運航中止になりそうでした。そのため、変更手続きをしました。航空券はオープンの状態に変更され、今年中に旅行を完了すればよいことになりました。めでたしめでたしとなるかどうかは、今後の展開にかかっています。

 

エピソードとなったのは、アップグレードのオファー。予約された搭乗日が近くなったので、いつものとおり MHupgrade のオファーが届きます。一番上の「アップグレードのチャンスです」というメールです。

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しかし予約はすでに変更されています。マレーシア航空側でも、その便の運航が取りやめになっています。しかもそれ以前のメールで運航中止が連絡されています

 さらに言うと、振替便も運航中止、また振替、それも運航中止が繰り返され、自動振替えが途中から追いつかなくなりました。そういう状況の下、飛ばなくなった最初の予約便に関するアップグレードのオファー。なんとも間の悪い提案。

 

それまで英語で全てコミュニケーションをとっていたところに、日本語のメールが届く理由もわかりません。

 

このシステムの不出来は、とりあえず新型肺炎の蔓延とは関係ないところがミソ。マレーシアらしい出来事でした。

 

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アコーALLの会員資格ポイントも小出し?

今年は、資格更新に必要なポイント(や宿泊数)を50%オフで対応するアコー。ただし直接の表現は、

 

現在の会員資格を更新するのに必要なポイントの半分及び宿泊数の半分を無条件で付与

 

です。この内容は以前記事にしたのですが、この措置は基準を50%下げることと変わらないと勘違いしていました。実は2つ大きな違いがあります。

 

一つ目はアコーの場合、年間総ポイント、年間総宿泊数で次年の会員レベルが決まるので、ゴールド会員が 3500 pts, 15 nights の実績を得ると、プラチナ会員へも近づきます。逆にシルバーに下がる方は、宿泊数ゼロでもおそらく一段階ずつだから、得することはありません。

 二つ目はアコー側の都合で、措置を追加できる可能性が出てきます。上級会員の更新基準について、担当者の頭を悩ませる第一のポイントは、疫病禍がいつまで続くかわからないことでしょう。ある程度方針を出さないと、顧客が逃げ出すし、かといって寛大過ぎても一度出した基準は変えられません。その結果、来年に混乱が生じる可能性もあります。

 「基準を50%下げる」と「50%分のポイントと宿泊数を与える」では、この点で違います。後者ではいくらでも追加措置が取れます。秋にさらに25%分を追加しても、全く問題ありません。一方前者では、後日75%オフにすることは条件の変更になります。計画的に宿泊を行っていた会員はひょっとしたら、文句を言うかもしれません。

 この差はサービス提供側には大きいと思います。

 

さてアコーから追加でメールが届きました。

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重要なメッセージは下の方にあり、三週間以内に50%分のポイントと50%分の宿泊数がアカウントに入るとのこと。

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アカウントではまだ今年の利用実績(資格ポイントと宿泊数)の合計は、表示されなかったのですが、示されるようになるのでしょうか。

 

追加で基準の緩和があるといいな、どうせだったら100%のポイントを追加して、と誰しも期待するアコーからのメールでした。

 

BAのアップグレードバウチャーの有効期限延長

あまり利用する機会がない(というか、数が多すぎる)アップグレードクーポンですが、知らぬ間に有効期限が延長されていました。会員資格更新に関する処置のメールを受け取った会員は、そのメール内に記載があったようですが、他の会員には送られることがなかったようです。

 エグゼクティブクラブも少し混乱しています。普段はしっかりしているのですが、この事態には完璧を期するのは難しいようです。

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18カ月の有効期限を持ったバウチャーは珍しいので記念にスクショ。

疫病は西ヨーロッパで感染拡大の速度がピークに達したところ。トップランナーのイタリアが減速を始めた一方、北欧はまだ速度のピークに達していそうにありません。外出禁止措置等の行動制限は最低 2~3 週間は続くと思われます。アメリカは現在、感染数増大が加速している段階。一月以上は移動制限がかかるでしょう。その後はブラジルを含む南米が控えています。

 行動制限の出口戦略が見えないとはよく言われますが、ある国で新規感染が極端に減っても、しばらくは国境越えは難しいでしょうし、観光も下火のままでしょう。早く元通りになるか否かは、世界が多少の死者の追加より自分たちの生活が心配になるかどうかにかかっています。

 BAはいつ元通りの運航ができるようになるでしょうか。バウチャーはさらに半年有効期限を延ばすことになるような気配もしますが、会社がつぶれては元も子もありません。疫病禍はさっさと終息してくれるに越したことはありません。